木村牡丹

野良フェミニスト| 優しい世界でありますように | 10代前半の数年間、実兄からの性的…

木村牡丹

野良フェミニスト| 優しい世界でありますように | 10代前半の数年間、実兄からの性的虐待被害 | 非婚・非出産主義だけど、自分の主義は人には押しつけません

最近の記事

極夜に生きる

南極や北極の冬季に起こる一日を通して太陽が昇らない現象のことを極夜という。 真昼間であっても、まるで夜のように暗い状態、もしくは薄明が続くのだ。 私の人生は、11歳頃を境に極夜が続いている。 きっかけについては別の記事をご参照いただきたい。 ※性虐待に関する具体的な描写がある為ご注意を。 兄から受けた性虐待の影響は約30年経った今もなお、私の思考回路を歪ませ、人生をも歪ませている。 2022年6月10日。 この日は今後の人生において間違いなく転機になる日だろう。 ずっと

    • 灰の街

      この短編は札幌で活動しているアーティスト、岡まことさんの同名の曲「灰の街」に触発されて書いたものですが、曲の内容と短編の内容は関係ありません。 岡まことさんの楽曲は「悲しみによる浄化」をテーマにした、胸に刺さるような悲しみと痛みと不思議な癒しを与えてくれます。 是非岡まことさんの世界に触れてみてください。 以下の短編には自傷行為についての描写があります。ご注意ください。 ***************************************************

      • 性的虐待被害からの回復

        ※この文章は私自身が体験した性的虐待被害についての描写があります。  フラッシュバック等の恐れがある方はご注意ください。  「性的虐待」というと、加害者像は一般的に父親を想起される場合が多いだろうと思う。それは間違いではない。しかし、加害者が兄弟というケースも存在する。しかも残念ながらけして特殊なケースではない。私自身も実兄からの性的虐待の被害者である。  今回、このnoteでは私が経験した被害によって自身に起きたことから、回復への道筋を見つけるまでを記したいと思う。  こ

        • 「うつ」と診断されたらこの制度を使おう

          おそらく「うつ」と診断されてしまった方は長い文章を読むことにさく余力がないと思うので端的に。 === 自立支援医療 === 「自立支援医療」をご存知でしょうか。 病院側から積極的に教えてもらうことはなかなかないけれど、この制度はうつと付き合っていかなければならなくなった人には大変重要な制度です。 通常であれば医療費の負担は3割、しかしこの制度を使うと原則1割の負担で済みます。 原則、というのは所得により月の負担額に上限が設定されるため、その上限を超えるとそれ以上の負担が発生

        極夜に生きる

          自他境界の大事さ

          ※今回の記事はTwitter上で最近起きた出来事についての内容です。 そのため、記事内で出てくる人物は皆、私がTwitter上で知り合った方たちのことを指します。 ※あくまでも私の目線からの内容となりますのでご承知おきください。 本記事では自他境界の曖昧な人が起こしてしまいがちな暴走がポイントです。 1月23日、私の友人で児童性加害の問題やフェミニズムについて熱心に勉強し、少しでも児童の被害を減らしたいと願い活動してきた「ふんどし勘吉」さんが突如Twitterアカウントを

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