新幹線には形状記憶合金を使用した自動油量調整装置が採用されている
東洋電機製造(株)は、新幹線に形状記憶合金を使用した自動油量調整装置を提供している。
潤滑油の温度によって弁が作動し撹拌する油量を最適に調整するもので、潤滑油温度低減や軸受部への潤滑性能の向上に大きく役立っている。
新幹線の高速化実現に向けてのもう一つの重要課題が、歯車装置の温度上昇を抑えることであった。
新幹線のような高速車両では大歯車の回転速度が大きく、潤滑油がかくはんされて歯車箱内の温度が上昇しやすい。
歯車装置の温度が上昇すると潤滑油粘度が低下し、潤滑油の寿命