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メガネのフレームが超弾性・形状記憶合金

超弾性・形状記憶合金の代表例はチタン・ニッケル系の合金です。

このチタン・ニッケル系の超弾性・形状記憶合金を最初に発見したのはアメリカの海軍の研究所だと言われています。

チタン・ニッケル系の合金は、チタン、ニッケルなどの成分量を調整することで、室温では超弾性という性質を持ちますが、低温では形状記憶という性質を持ちます。

このため、このチタン・ニッケル系合金は超弾性形状記憶合金とも言われています。

超弾性というのは、ゴムで見られるように小さな力を加えると大きな変形を生じて形状が変わりますが、力を緩めるとその変形が消えて形状が元に戻る性質です。

室温では超弾性を示しますが、この合金をドライアイスで冷やして、マイナス50℃のような低温に冷やすと、超弾性の性質が消えて、小さな力で変形して形状が変わります。例えば、まっすぐな線材が簡単に曲がるようになります。

この曲がった線材を室温の大気中にしばらく置いておくと、徐々に線材の温度が室温に近づいていくので、線材の形状が変化して最初のまっすぐな形状に戻っていきます。これが形状記憶と呼ばれる性質です。

チタン・ニッケル系合金の超弾性は、釣り糸、医療用カテーテルのガイドワイヤ、パイプの接手などに利用されていますが、メガネのフレームにも利用されています。

私もこのチタン・ニッケル系の超弾性・形状記憶合金のメガネ・フレームを使用しています。

チタン・ニッケル系の超弾性・形状記憶合金は水や汗が付着しても錆びたりしない耐食性に優れた合金です。

「超弾性・形状記憶合金」について詳しく知りたいかたは、「メルカリ」および「ヤフオク」に出品されている「形状記憶・地超弾性合金とその利用」という冊子を購入してお読み願います。

形状記憶・超弾性合金とその利用-メルカリ
https://www.mercari.com/jp/mypage/items/m71104569042/

https://www.mercari.com/jp/mypage/items/m78043586453/





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