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「地方という無限のキャンパス」

「Metal Butterfly」という金属製の蝶ネクタイをプロデュースしているアオキシゲユキです。
2018年8月から10月末まで、クラウドファンディングサイト「Makuake」で資金調達に挑戦し、目標金額を越えてゴールすることができました。ご支援頂いた皆様には心から感謝しております。プロジェクトの詳細やブランドとしての想いは、Makuakeのファンディングページをご覧頂けたら幸いです。
https://www.makuake.com/project/metalbutterfly/

今日は「Metal Butterfly」の製作メンバーでデザイナーの墳崎嵩史君が、依頼していたネックバンドの納品に来てくれました。

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Design lab "Lights" 代表 墳崎嵩史 http://designlablights.com/

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高校時代からファッションが大好きだったという墳崎君は、法政大学の建築学科を卒業した後にバンタンでファッションデザインを学び、そのバンタン時代のインターンでは、世界的ファションデザイナーである森永邦彦氏のブランド「ANREALAGE」で働いたこともあり、そこでの経験が彼の将来を決めるきっかけになったそうです。
またその頃にグラフィックデザインの仕事や「STUDIOUS」のカタログモデルなども経験したのち、2014年に地元・茨城を拠点にオリジナルブランドとデザインの仕事をスタートさせました。

僕が彼と出会ったのは3年程前。お互いに地元の商工会青年部に所属しており、町が隣り同士ということもあって、その後も頻繁に顔を合わせるようになりました。
初めて会った時の彼の印象は「茨城にいないタイプ」。まずファッションセンスが良かったし、いい意味で茨城に染まってないところが貴重だな、と思いました。

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今日は二人で「Metal Butterfly」のブランディングやそれぞれの仕事の展開、そして彼のブランドのビジョンなどを話し合いました。
彼が掲げる「ローカルから前衛を」というテーマから「地方」という話題になったんですが、僕が常々感じているのは、「地域づくり」とか「地方の活性化」というワードが出てきた時、いまだに多くの人が「みんなでこの町を盛り上げましょう!」みたいなぼんやりとしたことしか言わない、ということです。
「目標は具体的で明確にする」のが僕の持論で、町の「何」を盛り上げるのか?「人の心」なのか、それとも「お金が落ちる仕組み」なのか、あるいは「子どもの教育」なのかで変わってくるし、「なぜそれが必要なのか」、もっと言えば「そもそもこの町はどこに向かおうとしてるのか?」がはっきりしなかったら、どこから手を打てばいいかもわからないし、無駄撃ちばかりで収拾がつかなくなる。つまり、まず多くの自治体(あるいは自治体と地域団体の連携)には、本来共有されるべき「理念」がない、ということです。

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だから、ファッションブランドをやるにしたってブランドの理念やビジョンが明確なほうがいいよね、という話になりました。「ローカルは何もない無限のキャンパス」だという彼が、その無限のキャンパスに一体どんな絵を描くのか。そこに描いたものこそが彼の理想であり、彼が叶えたい未来であり、そして彼のブランドから世界に発信されるメッセージなんだと思います。

そんなことを思い返しながら、「Metal Butterfly」のブランド理念を言葉にするならどんな言葉がふさわしいだろうと考えました。蝶ネクタイをつける場面とは、きっとそこにいる誰かの人生における最高に幸せなシーンであると思います。祝福と歓喜、そして新たな出会いが生まれる瞬間こそ人生の醍醐味。おこがましい話ですが「モエ・エ・シャンドン」みたいな存在でありたいと願ってます。
これからじっくり考えて、皆様にご報告できる日を楽しみにしています。

私たちがプロデュースする金属製蝶ネクタイ「Metal Butterfly」は以下のサイトで詳細をご覧頂けますので、お気軽にお立ち寄り頂けたら嬉しいです。

Metal Butterfly official site

Nissei(日青工業)official site

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