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イコール編集日記231105


イコール創刊0号のゲラが、続々とあがってくる。原稿を書いたのは塾生と友人たち。友人たちは大体物書きなので、ほとんど修正もなくデザイナーに回せる。塾生は、経験がないので、編集をかける。
何度も繰り返し書き直しをさせたのもある。自分で書いた方が早いのも、あえて本人に書き直しさせる。

文章のアマとプロの違いは、自分で書いた文章を読まれる状況を意識しているのか、いないのかの差だ。書きたいことを書くのが文章ではない。読まれて、初めて文章になる。

インターネットは書く場所である。書きたいことを素直に書けばよい。私は、書きたい事を素直に書くことのラジカルさを信じるものである。ただし、そこは、まだ入口にすぎない。

紙のメディアは、読まれるためのメディアである。インターネットに書くように書いても、読者に伝わらない。読み手を意識して書くことを指摘することが、編集という行為である。誤字脱字はAIが指摘してくれるが、書き手と読み手の関係性は人間が判断するしかない。

イコール創刊0号では、私が企画し、原稿依頼し、編集した。大変である^_^。でも、まずはプロトタイプ作りだから、やるしかない。

雑誌が出れば、これからのイコールの編集や取材や原稿書きに参加してくれる人が増えるだろう。ロッキングオンがそうだった。創刊4人組が中心になって初めて、少しずつ、読者が仲間になって原稿を書き始めた。あの流れを追求したい。

あれから半世紀、私も経験が溜まった。
最初は、いろいろ指示したり、指導したりする。それを理解した上で、乗り越えていく後輩たちとの出会いを期待する。
イコール編集部に合流してくれ。

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