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メタバースで学会!?需要あるの?

対面式学会の復活

2023年3月13日、マスク着用が個人の判断となりコロナ禍は終わりを告げようとしています。医療系の学会も徐々に対面式での学会が復活しつつあります。
私も3月10日から12日に福岡で開催されました第87回日本循環器学会総会に出席してきました。
ひさびさの現地開催で、しかも場所は福岡!ということでかなりの人数が集まっておりました。普段お会いできない先生に久々にお会いでき、やっぱり対面式の学会はすばらしいなと思いました。

すばらしいな!と思う反面、盛り上がっている会場では満員で入れなかったり、会場間の移動が遠くて、、大変でした。福岡国際会議場とマリンメッセ福岡の間を行き来したのですが、6-7分かかります。途中で知り合いの先生とすれ違うとそこで立ち話も始まったりしてぜんぜん進みません。(まあそれはそれでいいのですが)

会場の見取り図 福岡国際会議場とマリンメッセを行き来する必要あり

対面式学会は、学会だけじゃなくその後の飲み会もあったりして、楽しみも多いのですが、ZOOMやTeamsでのweb学会はそれはそれで簡便で移動の手間もなく、満員で入れないということもないので、いい面もあるなと思いました。

リモート学会のいい点悪い点

コロナ禍でかなり広まったZOOMやTeamsを用いたリモート学会や研究会ですが移動の時間もなく手軽に参加できる便利さがありました。この便利さに気づいてしまって、いままで何の疑問もなかった対面式学会の不便さに疑問が出てしまったのかもしれません。
ただ、対面式学会ではリモート学会にはない、直接人と会って話しコミュニケーションをとれるという大きな利点があります。

リモート学会はまだまだ需要あり

徐々に対面式学会が復活してきていますが、web形式の研究会は、手軽に遠隔地から参加できる、移動の時間が節約できるなどの利点から、なくなることはないと思われます。ただ、web形式のzoomやteams方式では発表者と聴講者、聴講者と聴講者のコミュニケーションが取りづらく、どうしても一方通行となってしまうのはあると思います。

メタバース形式での学会

昨今のメタバースブーム?に乗り医療系学会や研究会もメタバースで行おうという動きが出ています。メタバース開催の学会の良い点は、アバターを用いて誰が参加しているか一目瞭然で、しかもアバターの設定で遊び心がありそれだけで盛り上がります。

第32回日本超音波医学会九州地方会(福岡和白病院 循環器内科 有田武史先生が会長)ガイアタウン社のGAIA TOWNにて開催


また参加者同士が個人的な会話ができる休憩スペースを設けてコミュニケーションをとれるなど今までにない体験ができます。近くにいる人は声が大きく聞こえますし、遠くにいる人の声はあまり聞こえないといった工夫もされております。
メタバース学会を筆者も経験しましたが、ZOOMやTeamsに物足りなさを感じてしまう今日この頃であります。
まだまだ始まったばかりのメタバース学会ですが、これからどんどん広がっていくかもしれません。


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