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エゴの死

エゴ(自我)は虚構であり
ただの想念に過ぎない

多くの人は、私(自我=エゴ)を
肉体、感情、思考と同一視するが

真の自分とは
これらを超えたところにある
気づき

エゴ(自我)に気づいている私は
その想念ではなく
ただ見ている存在そのもの
この疑う余地のない存在
それである

うつ状態
自殺寸前

偽りの自己と
そこから派生する不幸な私のストーリー
機能不全に陥ったあと
究極的な結末を迎えるのが
世界中であとを絶たない自殺

ほとんどの人は
偽りの自己から抜け出すことができず
不幸な私のストーリーを絶対的なものとし
盲目的な極限状態から
自己を自殺にまで追い込んでしまう

こんな自分とは、もうやってられない

こんな自分とはもう、一緒に生きていけない

このような声が
頭の中に響き渡る

こんな私とはもう、一緒に生きていけない
そう思っている私とは、誰なのか
こんな私とは、誰なのか
私は一人なのか、それとも二人いるのか

一緒に生きていけない
私とは誰なのか
私の感情や思考、想念、マインドは
不幸せな私という存在を作り上げ
それらにエサを与え続ける

これらのエゴ(自我)が
すべての苦悩を生み出している

こんな私
偽りの自己、私が私だと思っている私
その背後にいる私(意識)との混同に気づき
そこからようやく目が覚める

突如として私の中で何かが起こる
その思考を観ている私
それが目覚めである

多くの人は
私はこういう人だというイメージを持ち
それを私と混同し
頭の中で、絶えず分離が起こっている
それこそエゴの特質である

同一化している
不幸なストーリーと不幸な私
その背後にいる私が突然目覚める

一緒に生きていけない私とは
一体誰なんだ?

その存在は直視されると分解してしまう
その存在は意識の光を向けられると
生き続けることができない
エゴが分解し
エゴが死んだのである

自分自身を追い込む
不幸なストーリーにはまり込む人に
私自身の肉体的な死ではなく

偽りの自己の死
つまりエゴの死の道しるべとなる気づきを
提案してあげることはできるのか

当人を、自らの極限状態に追い込むことなく
自ら気づきを得る道はないのか
それは知る由もない

ただ人は時として
目覚めるために
極限状態にならなければならないことがある
限界まで追いやられることで
その殻は破られる

世界中が極限状態に達している今
人類全体も極限状態に達している
私たちにできることはただひとつ

自分自身の偽りの自己に対して
意識の光を当て続けることである

Byエックハルト・トール「ニューアース」ウェブクラス

世界規模のパンデミックという
プロバガンダ以降

人々の心は
内向きになったと思われる

これは目覚めという
意識の変化には
避けられないプロセス

このような人類の意識の変化は
目覚めという観点からは
ポジティブな事と捉えることも出来る

これらは悟りには不可欠な要因であり
自分は自分として
あるがままを受け入れたのが悟り

パンデミック以降
社会的規範ではなく
自分自身を大切にする傾向は
より強まったように感じる

自分に納得する生き方ができているか
そこだけの問題
そこをちゃんと生きないといけない

現在の地球は
悟りに近いところにいる人たちが
たくさんいる


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