『ウルトラギャラクシーファイト 大いなる陰謀』のベリアルとトレギアの去った並行世界の考察
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注意
これらの物語の重要な展開を、特に結末まで明かします。ご注意ください。
特撮テレビドラマ
『ウルトラマンティガ』
『ウルトラマンダイナ』
『ウルトラマンコスモス』
『ウルトラマンメビウス』
『大怪獣バトル』
『大怪獣バトルNEO』
『ウルトラゼロファイト』
『ウルトラゼロファイト 第2部』
『ウルトラマンギンガ』
『ウルトラマンギンガS』
『ウルトラマンX』
『ウルトラマンオーブ』
『ウルトラファイトオーブ』
『ウルトラマンジード』
『ウルトラマンR/B』
『ウルトラマンタイガ』
『ウルトラマンZ』
『ウルトラマントリガー』
『ウルトラマンデッカー』
特撮映画
『ウルトラ銀河伝説』
『ベリアル銀河帝国』
『ウルトラマンサーガ』
『ウルトラマンギンガ 劇場スペシャル』
『ウルトラマンギンガ 劇場スペシャル2』
『ウルトラマンギンガS ウルトラ10勇士』
『ウルトラマンX きたぞ、われらのウルトラマン』
『ウルトラマンオーブ 絆の力、お借りします』
『ウルトラマンジード 繋ぐぜ!願い‼︎』
『ウルトラマンR/B セレクト!絆のクリスタル』
『ウルトラマンタイガ ニュージェネクライマックス』
『ウルトラマントリガー エピソードZ』
特撮オリジナルビデオ
『ウルトラマンゼロVSダークロプスゼロ』
『ウルトラマンゼロ キラー・ザ・ビートスター』
ネットオリジナル特撮
『ウルトラマンメビウス 外伝 ヒカリサーガ』
『ウルトラマンオーブ THE ORIGIN SAGA』
『ウルトラギャラクシーファイト ニュージェネレーションヒーローズ』
『ウルトラギャラクシーファイト 大いなる陰謀』
『ウルトラギャラクシーファイト 運命の衝突』
はじめに
2023年9月24日閲覧
以前『ウルトラマンギンガ』のウルトラマンギンガとダークルギエルがいた本来の未来、つまりギンガとルギエルが来なかった未来がどうなっていたか考察しました。
様々な意味で「塞翁が馬」となり、災いと福が重なりますが、『ウルトラマンR/B』の世界以外は連鎖反応で主人公のウルトラマンが敗北する確率が高くなります。
そのような歴史の変化が、新世代ヒーローズでは何度か起きているので、今回は、『ウルトラギャラクシーファイト 大いなる陰謀』のアブソリューティアンが変えた歴史、特にウルトラマンベリアルとウルトラマントレギアを連れて去った並行世界がそののちにどうなるかを予測してみます。
説明が少なめになるかもしれませんが、ご了承ください。
『ウルトラマンゼロ』シリーズの歴史
まず、ウルトラマンベリアルがプラズマスパークに手を出して、そのあと未来から来たアブソリュートタルタロスに連れられていなくなったことで、おそらく昭和ウルトラシリーズから『ウルトラマンメビウス』にかけて大きく変化はしないでしょう。
トレギアがアーブでウルトラマンヒカリに接触したのは『メビウス』にかかわる現象で、おそらくベリアル消失の影響がトレギアにも及んだのでしょう。今後、ベリアル消失とトレギア消失は同じ時間軸で起きたとします。
しかし、ヒカリがアーブでトレギアを攻撃しても、大差はなさそうです。
問題は、ウルトラマンゼロの初登場する『ウルトラ銀河伝説』からです。
ベリアルが脱獄しない以上、それとは別に修行していたゼロが許されてプラズマスパークに認められることは、少なくとも遅れます。
ベリアルとゼロの不在が、新世代ヒーローズの展開を揺るがすはずです。
『ウルトラマンゼロVSダークロプスゼロ』のダークロプスゼロはベリアル不在とゼロの変化で生まれず、サロメ星人は滅ばずに済むかもしれません。それをゼロ以外のウルトラマンが止められる可能性は、この時点でウルティメイトゼロになれないゼロが来ていたことを考えればあります。
『ベリアル銀河帝国』の宇宙はベリアルの影響を受けず、ある程度平和でしょうが、ゼロも来なくなり、ウルティメイトフォースゼロは結成されないでしょう。ウルティメイトゼロという、世界観を渡る重要なキャラクターも生まれなくなるでしょう。
仮に『キラー・ザ・ビートスター』でジャンボットとエメラナをビートスターが連れ去ったとしても、ゼロ達やレイと足並みがそろわず、レイなどの『大怪獣バトル』の主要人物はここで命を落とすかもしれません。ジャンキラーからジャンナインは、そもそも生まれないかもしれません。
『ウルトラマンサーガ』で、ゼロの強さが足りない、あるいは来られなければ、ウルトラマンダイナとウルトラマンコスモスはここでバット星人に負けて、封印されたり命を落としたりするかもしれません。
『ウルトラゼロファイト』では、『サーガ』のバット星人と知り合いらしく、ベリアルの影響を受けたグラシエが現れず、ピグモンは死んだままになるかもしれません。ベリアルによるダークネスファイブは結成されないでしょう。
こうして、敵と味方が減ります。
『ウルトラマンギンガ』
大雑把に考えて、『ギンガ』のジャンナインが『ビートスター』のジャンナインとどこまで関係があるか分かりませんが、おそらくベリアルの消失した未来ではいないか弱くなり、結果的にギンガも弱くなってしまうでしょう。友也が味方にならないかもしれません。
『ウルトラマンギンガS』
ギンガが弱体化し、友也が味方にならない時間軸では、UPGもチブル星人に負けていたかもしれませんし、ウルトラマンビクトリーとの足並みもそろわないでしょう。
また、劇場版でゼロ、ダイナ、コスモス、偽のベリアルがいなければ、ウルトラマンギンガビクトリーの弱体化も避けられません。エタルガーにも負けるかもしれません。
『ウルトラマンX』
『X』ではベリアルの影響はあまりないものの、ゼロからウルティメイトゼロの能力を受け取れないとすれば、ナックル星人に敗北する確率も上がります。また、ベリアルとゼロに関係なく来るであろうギンガとビクトリーを送り返せないかもしれません。
ここまでなら、『ギンガS』で世界観を超えて助けに来られたウルトラマンタロウなどがゼロの代わりになるかもしれませんが。
いずれにせよ、ビクトリーと足並みがそろわなければ、またゼロも来なければ、エクスラッガーも使いこなせず、グリーザやザイゴーグにも苦戦するかもしれません。
『タイガ 超全集』によると、トレギアはグリーザを放置したようなので、これは影響なさそうです。
『ウルトラマンオーブ』
ここから、さらにベリアルとゼロの影響が出ます。
ダイナとコスモスが『サーガ』で負けていれば、『THE ORIGIN SAGA』でオーブとジャグラーがどうなったか分かりません。
ゼロがマガパンドンを封印し、ベリアルの能力でマガオロチが解放されたので、両者の不在は魔王獣をどうするか未知数です。そして、ハリケーンスラッシュ、サンダーブレスター、エメリウムスラッガーがなくなるかもしれません。魔王獣やレイバトスに不利でしょう。
また、実はトレギアが劇場版のムルナウに影響していたそうですが、それがトレギアのいない歴史でどうなるか分かりません。
『ウルトラマンジード』
ベリアルがいないことで、根本的に『ジード』の歴史が成り立たず、案外ギンガのいない歴史の『R/B』の地球のように、『ジード』の世界だけは一時的に平和になるかもしれません。ゼロがいなくてもです。
しかし、『オーブ』でサンダーブレスターがいないとはいえ、ギャラクトロンのもとであるギルバリスに、戦力不足で突然滅ぶかもしれません。
『ウルトラマンR/B』
『ギンガ』以降の歴史がどこまで変化するか分からないのですが、トレギアが現れないので、それ以前のルーゴサイトは来なくなり、『R/B』の世界に来なくなると言えます。トレギアなどの被害を乗り越えるためのウルトラウーマングリージョもウルトラマングルーブもいなくなるでしょう。
ウルトラマンロッソとウルトラマンブルに、そもそもカツミとイサミが変身しないと言えます。ギンガの影響で、水のクリスタルは使えるかもしれませんが。
『ウルトラギャラクシーファイト ニュージェネレーションヒーローズ』
『UGFNGH』では、ゼロがいないこと、ベリアルがいないことでゼロダークネスの再誕生もしにくくなること、ギンガビクトリー、エックス、オーブの弱体化、ジードとグリージョの不在、ロッソとブルにカツミとイサミが変身出来ないことなど、味方が不利であるものの、敵も弱体化するかもしれません。その辺りの歴史から、トレギアが言うように「光も闇も同じ価値しかない」、敵と味方が共に増えたり減ったりしていることになるかもしれません。
『ウルトラマンタイガ』
ゼロや新世代ヒーローズの弱体化や不在により、そこから能力を受け取るウルトラマンタイガ達の影響へも激しいでしょう。トレギアやにせベリアルがいないとはいえ、ヴィラン・ギルドなどの敵もおり、さらにトレギアの介入によるウーラーは来なくなり、どこかの宇宙で暴れ続けます。ゼロの能力とトレギアの攻撃によりウーラーが救われることもなくなります。
また、劇場版では味方が減り、トレギアがいないことになります。それがどう影響するか分かりません。
『ウルトラギャラクシーファイト 大いなる陰謀』
ここからは、根本的な話として、アブソリューティアンが変えた歴史のアブソリューティアンが何をするか、また同じことを繰り返すのか、という問題になります。並行世界のアブソリューティアンが、その根源のアブソリューティアンの世界に来て介入出来る場合、きりがなくなります。
『ウルトラマンZ』
ゼロの弟子を名乗るウルトラマンゼット、ベリアルの細胞によるデビルスプリンター、ベリアルの息子のジード、オーブの世界のジャグラーなど、過去作の要素や、『UGFTAC』の影響で来るセレブロが何をするかも分からず、やはり混迷とします。
セレブロやジャグラーやゼットが来なければ、戦いは減るかもしれませんが、地球怪獣に人類が滅ぼされるかもしれません。劇場版がないので、他のシリーズとは少々異なります。
『ウルトラギャラクシーファイト 運命の衝突』
『UGFTDC』は新世代ヒーローズの味方、それ以前の敵が多かったので、ギンガのいない未来では圧倒的に不利だと書きましたが、この記事の考察ではベリアルとトレギアがいないので、多少はましかもしれません。やはりアブソリューティアンの変えた歴史のアブソリューティアンが何をするか分かりませんが。
『ウルトラマントリガー』
ここで、『トリガー』は『Z』と『UGFTDC』の影響がなければ、ベリアルとゼロの影響なしにある程度維持されるかもしれませんが、やはりディアボロのエネルギーによってナースデッセイを強化出来ず、エタニティコアが暴走するかもしれません。
『ウルトラマンデッカー』
『デッカー』は、ベリアルとゼロの影響がなくてもミツクニがウルトラマンティガを呼び出せる可能性のある『トリガー』と異なり、1人しかいないダイナが『サーガ』で行き詰まっていれば、そもそもウルトラマンデッカーが未来で誕生しない可能性があります。
『ジード』、『R/B』に並ぶ、根本的に、間接的にベリアルとゼロとトレギアに依存した歴史になりそうです。
まとめ
かなり雑な推測でしたが、ベリアルとトレギア、そしてゼロの不在が、かなりの影響を及ぼします。『ジード』、『R/B』、『デッカー』の根本、そして『UGFTAC』で変えられた歴史がその同じ時系列でどうなるか、アブソリューティアンが同じことをしてきりがなくなるのかなど、謎が深まります。
参考にした物語
特撮テレビドラマ
村石宏實ほか(監督),長谷川圭一(脚本),1996 -1997,『ウルトラマンティガ』,TBS系列(放映局)
村石宏實ほか(監督),川上英幸ほか(脚本),1997 -1998(放映期間),『ウルトラマンダイナ』,TBS系列(放映局)
大西信介ほか(監督),根元実樹ほか(脚本) ,2001 -2002(放映期間),『ウルトラマンコスモス』,TBS系列(放映局)
村石宏實ほか(監督),小林雄次ほか(脚本) ,2006 -2007 (放映期間),『ウルトラマンメビウス』,TBS系列(放映局)
菊池雄一ほか(監督),荒木憲一ほか(脚本),2007 -2008(放映期間),『大怪獣バトル』,BS11系列(放映局)
菊池雄一ほか(監督),長谷川圭一ほか(脚本),2008 -2009(放映期間),『大怪獣バトル Never Ending Odyssey』,BS11系列(放映局)
おかひでき(監督),小林雄次(脚本),『ウルトラゼロファイト 第1部 新たなる力』,テレビ東京系列(放映局)
アベユーイチ(監督),足木淳一郎(脚本),『ウルトラゼロファイト 第2部 輝きのゼロ』,テレビ東京系列(放映局)
アベユーイチほか(監督),長谷川圭一ほか(脚本),2013 (放映期間),『ウルトラマンギンガ』,テレビ東京系列(放映局)
坂本浩一ほか(監督),小林雄次ほか(脚本) ,2014 (放映期間),『ウルトラマンギンガS』,テレビ東京系列(放映局)
坂本浩一(監督),足木淳一郎(脚本),2015,『ウルトラファイトビクトリー』,テレビ東京系列(放映局)
田口清隆ほか(監督),小林雄次ほか(脚本) ,2015 (放映期間),『ウルトラマンエックス』,テレビ東京系列(放映局)
田口清隆ほか(監督),中野貴雄ほか(脚本) ,2016 (放映期間),『ウルトラマンオーブ』,テレビ東京系列(放映局)
坂本浩一(監督),足木淳一郎(脚本),2017,『ウルトラファイトオーブ』,テレビ東京系列(放映局)
坂本浩一ほか(監督),安達寛高ほか(脚本) ,2017,『ウルトラマンジード』,テレビ東京系列(放映局)
武居正能ほか(監督),中野貴雄ほか(脚本),2018,『ウルトラマンR/B』,テレビ東京系列(放映局)
市野龍一ほか(監督),林壮太郎ほか(脚本),2019,『ウルトラマンタイガ』,テレビ東京系列(放映局)
田口清隆ほか(監督),吹原幸太ほか(脚本),2020,『ウルトラマンZ』,テレビ東京系列(放映局)
坂本浩一ほか(監督),ハヤシナオキほか(脚本),2021-2022,『ウルトラマントリガー』,テレビ東京系列(放映局)
辻本貴則(監督),中野貴雄(脚本),2022-2023,『ウルトラマンデッカー』,テレビ東京系列(放映局)
特撮オリジナルビデオ
おかひでき(監督),荒木憲一(脚本),2010(発売期間),『ウルトラマンゼロ外伝 ウルトラマンゼロvsダークロプスゼロ』,バンダイナムコアーツ(発売元)
アベユーイチ(監督),荒木憲一(脚本),2011(発売期間),『ウルトラマンゼロ外伝 キラー ザ ビートスター』,バンダイナムコアーツ(発売元)
特撮映画
坂本浩一(監督),小林雄次ほか(脚本),2009(公開),『大怪獣バトル THE MOVIE ウルトラ銀河伝説』,ワーナー・ブラザース(配給)
アベユーイチ(監督・脚本),2010,『ウルトラマンゼロ THE MOVIE 超決戦! ベリアル銀河帝国』,松竹(配給)
おかひでき(監督),長谷川圭一(脚本),2012(公開),『ウルトラマンサーガ』,松竹(配給)
アベユーイチ(監督),谷崎あきら(脚本),2013(公開日),『ウルトラマンギンガ 劇場スペシャル』,松竹(配給)
坂本浩一(監督),小林雄次ほか(脚本), 2015(公開),『劇場版 ウルトラマンギンガS 決戦!ウルトラ10勇士!!』,松竹メディア事業部(配給)
田口清隆(監督),中野貴雄ほか(脚本),2016(公開),『劇場版 ウルトラマンエックス きたぞ!われらのウルトラマン』,松竹メディア編集部(配給)
田口清隆(監督),中野貴雄(脚本),2017,『劇場版 ウルトラマンオーブ 絆の力、お借りします!』,松竹メディア事業部(配給)
坂本浩一(監督),根元歳三(脚本),2018,『劇場版 ウルトラマンジード つなぐぜ!願い‼︎』,松竹メディア事業部(配給)
武居正能(監督),中野貴雄(脚本),2019,『劇場版 ウルトラマンR/B セレクト!絆のクリスタル』,松竹(配給)
市野龍一(監督),林壮太郎(脚本),2020,『劇場版 ウルトラマンタイガ ニュージェネクライマックス』,松竹
武居正能(監督),根元歳三(脚本),2022,『ウルトラマントリガー エピソードZ』,バンダイナムコアーツ
ネットオリジナル特撮
小中和哉ほか(監督),小林弘利ほか(脚本) ,2016 -2017 (配信期間),『ウルトラマンオーブ THE ORIGIN SAGA』,アマゾンプライムオリジナル(配信元)
『ウルトラギャラクシーファイト ニュージェネレーションヒーローズ』
2023年9月24日閲覧
ネットオリジナル特撮
https://www.youtube.com/watch?v=GeDbbd_aaxc
『ウルトラギャラクシーファイト 大いなる陰謀』
2023年9月24日閲覧
坂本浩一(監督),足木淳一郎(脚本),2022,『ウルトラギャラクシーファイト 運命の衝突』,円谷イマジネーション
菊池雄一(監督),小林雄次(脚本),2006-2007,『ウルトラマンメビウス外伝 ヒカリサーガ』,フレッツ及びGoo(配信元)
参考文献
縄田正樹(発行人),2019,『ウルトラマンR/B 超全集』,小学館
縄田正樹(発行人),2020,『ウルトラマンタイガ 超全集』,小学館
縄田正樹(発行人),2021,『ウルトラマンZ 完全超全集』,小学館
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