人への依存の向き合い方

この記事は前々回 および 前回 の続きになります
一度お読みになってから、この記事を読んでいただくことを推奨します

それでは、依存してはいけない人に依存してしまった場合
どう対処すれば良いのか
今回はそれについて書いていきますね 

依存への対処としてありがちな失敗が
依存する感情を悪だとか嘘だとか自己否定して切り捨てることです
依存は、「依存しないで」なんていう一言だけで解決するような
簡単なものではありません 

そもそも、自分自身が望んでいるからこそ、依存してしまうんです

例えば、煙草に依存している人
彼らは喫煙が健康に害があることはもちろん分かっているけれど
吸えば思考がクリアになるとか、落ち着くからとか、格好いいとか
自分なりの吸わなければいけない理由を探して吸い続けている
それを一時的に感情で否定しようとしても
別の感情で自分自身を上書きしてしまうから
そうそう上手く依存を解消できないのです

じゃあ、どうすれば良いか
解決策は、一般的な依存症への向き合い方と同じです
ここでは特に次の3つについて対処方法を書いていこうと思います 

・依存の対象に接触をしない
・依存する自分を肯定し、客観視する
・依存を分散させる 


接触をしない 

依存の元を断ってしまうというのが、単純ですが、実は一番効果的です
中途半端に接し続けていると、その人のツイートを見かけるだけでも
刺激となり、依存の虫がくすぐられて逆効果になってしまいます 

ミュートやブロックする、ログアウトするなどして
完全に連絡を断ってしまう方が良いでしょう

はじめは禁断症状に苦しむことが多いです
時間が経ってからも、時々思い出したり、
きっかけとなるような事柄に触れて、胸が苦しくなるかもしれません
ですが、時間が必ず気持ちを緩和してくれます
状態への依存が時と共に緩和するのと同じ話です  
とにかく接触をしないことが大切なのです 


依存する自分を肯定し客観視する 

前回の記事でも書いたとおり
依存対象を好きになってしまうのは、仕方のないことです
否定や黙殺をするのではなく、認めた上で
どのような感情を持っているか見つめ直してみましょう

矛盾した感情に苦しむ事もあるかもしれませんが
人の感情は本来矛盾しがちなものです
矛盾することすらも、受け入れてしまえばいいんです 

いつまでも依存対象のことが忘れられず苦しんでしまうかもしれません
それも、そういうものなのです
否定するのではなく、受け入れることで、感情は緩和されます

紙に書き出してみたり、人に言葉で伝えてみるのもいいと思います
そうすることで、自分の感情を見つめ直して、冷静になることができますよ
冷静になれば、どう振る舞うのが自分にとって楽か
自然に思いつくことができるようになります


依存を分散させる 

その人のことが好きだからこそ、依存してしまうんです
その人に依存しないということは、その人への好きを我慢するということ
好きを我慢するのは疲れちゃいますよね
そのためには、別の好きを見つける必要があるんです
その人の事が好きだったことと同じくらいの愛情を
今度は別の人に向けてみるんです 

そして、そういう愛情をぶつける相手は一人である必要はない、と
わたしは考えています
さらに言うと、人である必要もありません
読書や映画鑑賞、創作、同人、サイクリングの趣味など
ポイントは、好きになって打ち込めそうものを選ぶこと
そして、依存しても害にならないものを選ぶことです

依存先が一つだと、その依存先が駄目になってしまったとき
またどうしようもなくなってしまいますからね
好きなものは複数見つけておきましょう 

余談になりますが、好きな趣味を複数もっておくと
モチベーションを維持するのにも有効だったりします
一つの趣味に対してモチベーションをずっと維持するのは大変です
分散してそれぞれの趣味を楽しむようにしておくと
それぞれ長く楽しめますよ


最後に

依存は完全になくすことはできません
依存してはいけない相手との連絡を断って
依存先を分散して
何度も自分を見直して、落ち着いてきたとしても
どこかぽっかり穴が開いたような空虚な感情はいつまでも残ってしまいます
時間が解決して癒やしてくれるのをゆっくり待つしかないのです 

わたし自身、子供の頃から自分の依存体質に苦しんできました
Twitterの裏垢を始めてからも
ご主人さまに依存したり自分自身が依存されたりというのを
何度も何度も繰り返してきました
依存の対処の難しさと苦しさについては人一倍分かっているつもりです 

依存に苦しむ方々が、これを読んで少しでも楽になってくれたら、と
切に願っています

もしここまで読んでもなお、依存の対処方法に悩んでる方がいたら
Twitterなどでわたしに声をかけてください
わたしにも自分の生活があるのでどこまで力になれるかはわかりませんが
自分のできる範囲で、お手伝いさせていただきます


ここまで読んでくださって、ありがとうございました
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