NPO法人スポーツ・健康・医科学アカデミー(MeSSH)

2001年に医療・スポーツのキーワードに係る職種を繋げるSportsForum21 T…

NPO法人スポーツ・健康・医科学アカデミー(MeSSH)

2001年に医療・スポーツのキーワードに係る職種を繋げるSportsForum21 The Baseball発足/2016年MeSSH発足 / “インナーマッスル”・“アウターマッスル”生みの親 / 昭和大学スポーツ整形外科元教授主催団体/ https://messh.jp/

最近の記事

疾患名に囚われず患者さんを「診よう」!

その症状は、どんな原因で生じているのでしょうか? 「症状があること(有症状)」というのは、患者さんや利用者さん 選手等の我々が診る相手(※注 以下、「患者さん」と総称する。)の「問題として捉えられる情報」の内、ほんのわずかな一部分でしかありません。 つまり、「症状」は私たちが治療にあたる上で必要な情報の氷山の一角にしか過ぎないのです。 そのため、「その症状に関わるバックグラウンドの情報を得ることは、根源の治療に繋がることである」という事を念頭に置いて対応する事が肝要です。

    • ワクワク臨床の第一歩 Vol.2

      ワクワク臨床の第2歩は… さて、前回まで患者さんから症状について話を聞いた。  前回記事は こちら ↓ ここでやっと診察に入るのだが、我々のファーストタッチがその後の理学所見の取り方に影響を及ぼす。 患者さんは、相手が医師とは言え今日初めて会った見ず知らずの人間に、自分の体に何をされるのか不安な気持ちでいっぱいのはず。 だからこそ、ファーストタッチは患者さんの話から絶対に痛みなどの症状を出さないところを探して「触れる」ことが大切になる。 この時、患者さんが力を抜いて

      • 楽しい臨床のために

        臨床って、机上で展開されるのではなく、症例と向き合って展開されるべきもの。 そこに、学術的な机上の理論を有効利用させるものです。 MeSSHは、この臨床を大切にした姿勢を重んじています 研究、報告は大切です。 ただ、それは「臨床が基盤」であり、「臨床への足がかり」にするものです。 その上で「臨床を大切にする他の方々と共有し」、「他の方々と論じ合うこと」で、「臨床への応用」をさらに図るためのものとして考えています。 そして、何より臨床に携わる皆さんが、「学術的、あるいは

        • ワクワク臨床の第一歩 Vol.1

          臨床の場で、患者さんや選手を診察するのは「とにかく、楽しい。」 「なぜ楽しいのか」を考えてみた。 40年以上も整形外科医をしてきて、数えきれないくらいの患者さんを診てきて、いまだに人間の不思議に出くわす。 臨床の場では、悩みを持った人が訪れる。 我々はその悩みの原因を探り、それを解決するための方法を見つけ、様々な方法・手段で悩みの解決をサポートする。 悩みを解決してあげるのではない。 「悩みを解決する方法を患者さんの身体・精神に伝える」のだ。  そのためには、患者

          MeSSHがnoteをはじめました!

          はじめまして NPO法人スポーツ・健康・医科学アカデミー(MeSSH)です。 MeSSH(メッシュ)は、「スポーツ」と「医療」というキーワードで繋がりのある人達が、職種にかかわらず同じ立場で知識を高め合う場です。 法人正式名称であるスポーツ・健康・医科学アカデミー「Academy of Medical Science in Sports and Health」の頭文字と、メッシュ(網の目)のように仲間のネットワークを全国に広げ、選手や患者さんが安心して無理なく治療に通うこ