瞑想のススメ

皆さん、瞑想してますか?

セコムのCMみたいな始まる今回は「瞑想のススメ」について。
これも学問のすすめみたいなタイトルですね。
しかしながら瞑想は本当におすすめです。

「でもやり方が分からない…」

そんな皆さんに今日はわたくしオススメの瞑想法をご紹介します。

まずはペンとメモ用紙をご用意ください。

「ペンとメモ用紙?瞑想なのに?」

とお思いの方もいると思いますが、これが重要なのです。

というのも、しっかりとした瞑想に入るにはまず頭の中のキャッシュを整理しなければなりません。
ここで言うキャッシュというのはPCの用語で「一時保存されているデータ」
という意味です。
脳もPCもスマホもこの一時保存されているデータ、つまりキャッシュが増えれば増えていくほど処理能力が低下していきます。
(Android端末だとキャッシュクリーナーの名でアプリも提供されています。)

しっかりとした瞑想状態に入るためにまずはこの脳内に溜まっているキャッシュを整理するのです。
むしろこのキャッシュが頭の中に溜まっている状態では、真にリラックスした瞑想状態には入れません。
目をつぶっても脳がキャッシュを忘れまいと何度もリマインドするので、それが頭から離れず、[瞑想=無の状態]に入ることが出来ないのです。

そこでまず、この脳内のキャッシュを整理します

「キャッシュ整理の為の瞑想」


では、まずこの脳内に溜まっているキャッシュを整理する為の瞑想をお教えします。
方法は簡単です。

ペンとメモを用意してます

あぐらをかき、目をつぶってください。

呼吸に意識を向け、ひたすら無を意識してください

ゆっくり息をすって、ゆっくり息を吐きます

そうすると無になろうとする自分を邪魔する思考が顕在化します

無になって呼吸に集中しようとする自分を邪魔しようとする思考にはいくつかの種類が存在します。

1.やるべきなのに、やらずに放置していること
2.気になっているコト
3.嫌いな人のこと、人への恨み
4.将来への不安
5.仕事への不満
6.直近のタスク
7.好きな人のこと
8.明日やらなきゃいけないこと

などなど、様々な種類の思考が浮かんでは消えていきます。
実はこのときに発生する思考こそがあなあの集中力を妨げている真の原因なのです。
無になろうとしているのに、それを妨げる思考。
無というのは実は集中している状態とほぼ同じなのです。
無になるという事はイコール集中するという事なのです。
集中しようとしているのに、それを妨げる思考が存在する。
これこそが集中力を下げるもっともな原因なのです。

そしてこのときに発生する思考や感情というのは
「整理・処理されていない思考」
でもあるのです。
例えるなら捨てられないけど部屋の片隅にいつまでも片付けづにおいてある本やモノのようなものです。
目にはつくけど、処理するのが面倒臭い。。。
でもそういったものをたくさん放置していれば、部屋は汚れ、どんどんと部屋の機能性が失われていきますよね。

瞑想が不快だと感じる人の脳はまさにこの処理していない物が溢れかえった部屋の状態と同じ状況なのです。
瞑想をしてすぐにリラックス出来る人は脳内が綺麗な部屋同様、片付いていて居心地が良いからリラックス出来るのです。

それとは反対に脳内に未処理の思考が散乱している人は汚い部屋でリラックス出来ないのと同様、瞑想をしてもリラックス出来ずむしろ不快に感じてしまうのです。

そこで瞑想時に生じるこれらの思考を一度、紙に書き出すのです。
瞑想している状態で発生する思考を思いつく限り書いていきます。

瞑想に入ろうとしている状態だと日常の忙しさで忘れてしまっていることでも「あ、そういえば忘れてたな」と思い出しやすくなります。
もちろん、その中には思い出したくないこともなります。
忘れていたい事もたくさん出てきます。
しかし、この段階では一度すべて書き出して行きます。

実際に一度試していただくと分かるのですが、自分が思っている以上に色々と出てきます。特にやらなきゃいけないのにやって無いことなんかは顕著に現れます。すごく不快に感じると思います。
ですが、不快に感じることが実はすごく肝心なのです。

「やらなきゃならないのにやってない事」って言うのは実は
思い出したときと同じようにやらないで放置していればずっと
自分に不快感を与える続ける
ってことなんです。
それでいて自分の集中力を奪っているんです。

ただ、この時点ではそういった物をどうしようかと考えず、紙に書いたら
忘れてまた無に戻ってください。
一つの思考を深追いするコトなく、思い出しては書いては無に戻る、を繰り返してください。

これを10分も続ければある程度、脳内も整理されていきます。
10分とは言わず、気が済むまでやって頂いて結構です。
次第にリラックス感が増していくのが分かると思います。

脳内に溜め込んでいた思考も一度紙に書いて書き出すと覚えておく必要性が無くなるのでそれだけでも頭がスッキリします。
記憶しておくより、メモっておくほうが楽なのと同じ働きですね。
忘れる=記憶を記録に換える作業ってキャッシュ処理という観点で考えればすごく大事なことなです。

終わりましたら一度、そのメモを見返してください。
そこには頭の中に詰め込まれていたものが書かれているはずです。
脳はそれらを忘れてはいけないと思い、ずっと頭の片隅に記憶しておきます。それが蓄積すればするほど、脳力は下がり、生産性は低下します。
考える力も低下しますから、人生の逆境を打破する力も低下します。

書き出した内容にはおそらく、今日やらなければならないことや今週やらなければならないことなど、今月中にやらなければならないことなど、優先順位がつけられると思います。
これを予定に組み込んで行くと1日、1週間、1ヶ月の過ごし方が劇的に変わります。

これを繰り返し行うと計画性が高まると同時に前頭葉と呼ばれる脳が発達していきます。前頭葉はヒトをヒトたらしめる脳と呼ばれているすごく重要な脳で、ここが鍛えられていくと自己抑制力が高まったり、理性によるセルフ・コントロール脳力が高まります。

瞑想だけでも前頭葉は鍛えられるのですが、これに脳内キャッシュ処理で出てきたタスクをスケジュールすると更に前頭葉の機能は高められます。

瞑想、すごいでしょ?

たまたま朝、瞑想してたら思いついて書いた記事なのでババーっと書きましたが、その良さが伝われば良いなと思っています。

一応、推奨頻度としては10分を一日3回朝・昼・夜と食事と同じような感覚で取り組むと一日に溜まるストレスの量を大幅に軽減できますのでオススメです!

皆さんもぜひ「瞑想」取り組んでみてください!

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