お盆と大潮と海難事故の関係性
この間さ、ふと気がついたんだよ。
「お盆ってゴリゴリ大潮じゃん」
って。
なんで夏って海難事故多いんだろう。それもお彼岸に限って特に多いのはなぜだろうと思ってたんだけど、この間海に潜りに行ったときに悟ったのさ。
この間、潜ったのは静岡の伊東の少し先に行った所なんだけど、ここは沖に島があってさ、その間をそこそこ速めの潮が流れてるから気を抜くと結構流されてしまうような場所なんだ。
目視でも潮の流れが確認出来るからそこそこ速い潮が流れてる。
俺もここで潜るときは適宜、コマメに海面から顔を出して拠点の場所を確認しながら潜るような場所なんだけどさ。
ちょうどこの時は大潮で満潮の潮止まり(潮が動かない時間帯)が朝の5時半頃でちょうど潮止まりの五時半から潜ったんだ。
言うまでもなく、海中は最高でクロダイや真鯛と遊泳したり、ウツボに睨まれたり最高だったんだけどさ。
「潮が動き始めたし、結構引き潮で(沖に)もってかれるな」
ちょうど40分くらいして潮が動き出すと同時に「これ以上潜ってると危険だな」と判断してすぐに上がったんだ。俺はロングフィンを付けて潜るからある程度の引き潮は大丈夫なんだけど独りで潜るときは絶対に無理はしないって決めてるから早々に上がったんだ。
その時よ。
岸に今から海に入ろうとしてるおっさんがいる訳よ。
「は?今から?しかもその装備で?」
って正直思ったよね。
いや、ちゃんとウエットスーツ着てロングフィン付けてりゃあまぁなんとかなる海域だけどそれでも大潮の引潮の海に今から?
しかもホームセンターで買ったようなおもちゃのようなショートフィンにラッシュガード、そして明らかに短い銛…。
「アナタ、死ヌキデスカ?」
って普通に聞きたくなったよ。
でもそれで悟った。
大潮の存在を鑑みずに海に入るような人がお盆には多いから引潮にもってかれて死ぬんだな
、って。
小潮って言って潮の流れが穏やかな日でも下手な潮や海流に飲まれるとフィンをつけて泳いでも前に進まないときあるのに、まともに泳げない、海は1年ぶりとか、それで酒飲んで引き潮絶好調の海に入ればまぁカンタンに死ねるよね。
俺はあのオッサンを見て、お盆に死ぬ奴らの意味がようやくわかったよ。
でもそのおっさんは海に入るのをか・な・り躊躇してたから多分、入らなかったと思う。でも言い方悪いけどこういう奴が居るからお盆辺りの海難事故が減らないんだな、ってわかった。
霊に持ってかれる?んなわけないだろう。
で、大潮って言うのは実は夏と冬で来るタイミングが異なっているんだ。
冬は真夜中に一番潮が引いて、夏は真昼間に一番潮が引くんだ。
で、お盆。Google先生に聞くと関東だとお盆は…
8月13日(木)~8月16日(日)
と出てくる。まぁ多少は地域によって違うだろうけど主なお盆はこの3日間らしい。(俺はあまりお盆とか気にしたことないからよくわからないが)
で、潮見表を見てみましょう。
※千葉・白浜の潮位を参考資料として掲示
(満潮・干潮時間帯は場所によって異なる)
・左から3つ目のセルが満潮時刻
・左から4つ目のセルが潮位(潮が引く高さを現してる)
・左から5つ目のセルが干潮時刻
まぁちょうどって訳では無いけどお盆と重なる時期に大潮が来てるよね。
この表で見ると白浜辺りで言えば一番危険だと思うのが20日だね。
何故かと言うと干潮時刻が11:49で潮位が147cm。
朝1から海に入るとこの時間帯にモロぶつかる。
そしてこの時間帯に離岸流が発生するってことになる。
とりあえず俺ならこの時間帯には海に入らないね。
離岸流はマジで怖いからね。浜辺ならなおさら。
あれは大人でも本当に戻ってこれなくなるからな。
とまぁ満潮・干潮のタイミングは地域で異なるから一概にはなんとも言えないけど、とにかくだ。このブログを読んだ人は
「夏場は干潮が昼間に来て離岸流が発生するからとにかく注意が必要」
ってことを覚えておいてくれ。覚えておいて損は無いからな。
加えて
「海に入るときは絶対に潮を確認すること」
これもどんな時でも鉄則。
川はあまり詳しくないけどそれでも満潮になるタイミングで水位が増せば、それだけでも危険だし、水が増して発生した複雑な川の流れにさらわれたら本当に戻って来れなくなるからね。(最近も女子中学生の事故があったね)
まぁ分かりやすく一言で言えば
「海、舐めんじゃねぇぞ」
ってことよ。
これじゃあ念押しが足らないと思うからあるyoutuberを紹介するよ。
動画の中では生き生きしている彼だが悲しいけれど、彼はもうこの世には居ないんだぜ。海ってところはそういうとこなんだよ。
海は本当に素晴らしいところだけれど、簡単に死ぬからな。
だからみんな、海に潜る時や海遊びをする時は気を抜くなよ。
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