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「星降る夜のセレナーデ」歌詞・制作背景解説 #8

はじめまして!Messengerと申します!
#8は2024/5/5に投稿した「星降る夜のセレナーデ」です!




「星降る夜のセレナーデ」全文歌詞(太字:韻踏み箇所)

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星降る夜を思い出す時
この歌が 届きますように
布団の上で 眠る顔
明日も元気に帰ってくるだろう

電車の窓から 景色を見ている

謙虚な人でありなさい
それだけで褒めてくれるでしょう
豪快な人でありなさい
毎日 笑顔で満たされるでしょう

いくら世界が下らなくても
あなたの生きる価値はあなたへ
使うお金の何倍も下らないのよ

いくつも穴の空いた傘で
帰ってはヒーローに会いたがって
てんば少女 喧嘩も少々
泣く前の顔が伝家の宝刀

教室の窓から 景色を見ている

強い人でありなさい
決して独りにさせぬように
弱い人でありなさい
あなたが決して独りにならぬように

宛名ない手紙書いて
泣き止ま女神抱いて
あなたが希う願い蒔いて
神様 世界叶えて

時計の針の音が聞こえる
「心配しないで もう大丈夫

たとえこの願いが叶わなくても
の子でいてください
その笑みと比べ 悲しいほどに
もう年だけを取る 私のように

我儘にならず生きて
信じ難くとも信じて
この歌が星のように流れる
夜を共にして

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<歌詞・制作背景解説>

この歌詞は応募用歌詞なんですけれども(解説する歌詞大体そうやけど)、
まず、弾き語りなんだなぁと感じながら、展開もしっかりと見ながら。
応募ページの所に、「この歌が、あなたに届きますように・・・」という
言葉があったので、まずそれを歌詞に入れて、それを軸にして歌詞制作が始まりました。コンセプトはやはり親子です。因みに子は女の子ですが、親は女性か男性かは決めていません。構想時は、自分が子どもに言うならみたいなスタンスで制作していたので、フレーズの節々は男性っぽいかもしれませんが、途中からどちらでも考えていただけるようにしました。なので、
イメージ画像に親は入れてなくて、椅子の上に立って夜空を見る
子どもだけを登場人物にしました。


<歌詞解説1>


星降る夜を思い出す時
この歌が 届きますように

応募ページの所にあった、「この歌が、あなたに届きますように・・・」
というのと仮タイトルになっていた「星降る夜のセレナーデ」の中から
星降る夜をがっちゃんこした感じです!

<歌詞解説2>


布団の上で 眠る顔
明日も元気に帰ってくるだろう

続きのフレーズですが、ストーリーの中の親子の一時ですね!眠る顔はもしかしたら笑っていたのかもしれませんね!だから「いつも通りの元気」を想起させたのかもしれません!
(まぁ後で「おてんば」って出てきますからね)

<歌詞解説3>


電車の窓から 景色を見ている

このフレーズは先ほどの家の中から広い場所になって、
大人になると生活範囲が変わっていくのを連想させます。
電車の窓から景色を見ている人は誰なのかっていうのは、
決めていないんですけれど、制作時、そして今の解釈としては、
「昔の事を懐かしんでいる親が、その景色を見ている」
「子が、電車の窓から景色を見ている」
「子を座席に座らせ、親は立って景色を見ている」
の3つがあるのかなと思っています。

<歌詞解説4>


謙虚な人でありなさい
それだけで褒めてくれるでしょう
豪快な人でありなさい
毎日 笑顔で満たされるでしょう

制作する前から漠然とですが、親子の歌詞は書きたいなと思っていた際に、
なんかこういう提言みたいなパートが欲しくて、今回それを入れたって感じです!

謙虚な人でありなさいっていうのは、
礼節がしっかりとしている人で、挨拶できる人とか、
敬語を使うことができるとか、誰でもできる事ではあるんですけれど、
世の中ね、まぁいないじゃないですか。だから、それができるだけで
褒められる。ええやないですか。

豪快な人になりなさいっていうのは、
ここでは謙虚の反対になるんですけど、謙虚って言葉の後ろについてくるのって、礼節の他に、「控え目」とか「大人しい」とかいう言葉もついてくるんですよね。「あの子、控え目で大人しいよね」みたいなね。そうなると、「人畜無害」っていうネガティブになってしまうように感じているんですよね。だから、表現として、ジョッキのビールをグビグビ飲んで、ぷはぁーみたいなあれ、あるじゃないですか。ああいう明朗だと、毎日笑顔になれるような人になってくれみたいな感じですね!

<歌詞解説5>


いくら世界が下らなくても
あなたの生きる価値はあなたへ
使うお金の何倍も下らないのよ

この歌詞を制作するときは、サビにあたる部分が結構どうしようかなって感じだったんですけれど、ある時に、馬鹿げたっていう意味の「下らない」と、何円、何年以上って意味の「下らない」の掛詞を思いついたというか、思い出して、入れてみました。ストーリーとしても、希死念慮とか反抗期が出てくる年代ってあると思うんですけど、それに対してのアンサーみたいなのを試みました!

<歌詞解説6>

...
いくつも穴の空いた傘で
帰ってはヒーローに会いたがって
おてんばな少女 喧嘩も少々
泣く前の顔が伝家の宝刀

このフレーズは、「星降る夜のセレナーデ」を作る上での、ベースになっていたものです! 皆さんは小学校とか中学校の時とか、穴の空いた傘で登下校したことはありませんか? なんかこれぐらいの穴で、買い替えるのもなぁみたいな感じで、そのまま使っちゃうんですよね〜 !そして帰ってからはすぐにテレビをつけて、小さい頃とかは確か、「クッキンアイドル アイ!マイ!まいん!」とか「天てれ」「ビットワールド」のたまにヒーローとかヒロインが出てくる子供番組を見て育ったんですよね〜(当時のやつ調べたら、ばり懐かしかった)

後半の2行のフレーズは親から見た目線になっていて、
何の修正もなく、すっぽり入って良かったです!
ここのフレーズはあんまり説明せんでも分かりますよね!

<歌詞解説7>


教室の窓から 景色を見ている

窓が電車から教室に変わっています。
制作時、そして今の解釈としては、

「授業参観で親が、外から教室の景色を見ている」
「子が、教室の窓から景色を見ている」

の2つがあるのかなと思っています。


<歌詞解説8>


強い人でありなさい
決して独りにさせぬように
弱い人でありなさい
あなたが決して独りにならぬように

1番に続いて、2番でも提言をしています。
今回は強い人と弱い人の対比。
決して誰かを一人ぼっちにさせないように強い人でありなさいと。
でも逆に、強い人になってしまうと、独立して、他者の力を借りなくても、生きていけることができる。そうなってしまうと、今度はあなたが
独りぼっちになってしまう。だから、決して独立せず、仲間と協力して
成し遂げられる人になりなさい。というような提言になっております。

<歌詞解説9>


時計の針の音が聞こえる
「心配しないで もう大丈夫」

このフレーズに関しては、2つの解釈があると思っています。
1つ目は「あなたが生まれた後のベッドでの一幕」。
2つ目は「私が死ぬ前のベッドでの一幕」。
同じベッドの上ですが、今回の歌詞で何回か出た「対比」が
「生と死」という究極なものになっています。
夢か現か…そして過去か現在か…
皆さんはどちらを思い浮かべましたか…!?


<歌詞解説10>


たとえこの願いが叶わなくても
私の子でいてください
その笑みと比べ 悲しいほどに
もう年だけを取る 私のように

我儘にならず生きて
信じ難くとも信じて
この歌が星のように流れる
夜を共にして 

1番と2番とで提言という名の願いがあったり、深く解説しませんでしたが、
「あなたが希う願い蒔いて 神様 世界叶えて」とあなたへ対する願いが
多くあります。しかし、この願いを全部思い通りに叶えるのはたとえ私の
寵児でも難しいでしょう。でもそれよりも叶えて欲しい願いがあったんです。それが、反抗期になっても、あなたが大人になって、私が必要なくなっても、「私の子でいてください」という願い。今までの願いはこの願いの
本質になっていたんですね。

<歌詞解説9>では、2つの解釈があると書きましたが、
一番最後の場面は「私が死ぬ前のベッドでの一幕」です。
笑顔を見せるあなたに最後の願いを綴ります。
(願いを散々言いまくる私みたいに我儘にならず生きてと。
信じ難くとも信じてと。
そして、最期は一緒にいてと。
さて、この願いを、私に向けて微笑むあなたに言えたのでしょうか…?

<さいごに>

ここまで見ていただきありがとうございました!
ほかの作品も見ていただけたら幸いです!
ピアプロ : https://piapro.jp/content_list/?pid=Messenger_messenger&view=content&order=cv











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