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MESON SPATIAL MAGAZINE

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MESONのメンバーがSpatial Computingに関する記事を書くマガジン
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#MESON

Apple Vision Proがビジネスにもたらすインパクト

本記事は、MESONで実施中のApple Vision Pro 1ヶ月記事投稿チャレンジ2月28日の記事となります。 昨日の記事は、こちらになります。 はじめに初めまして。空間コンピューティングを主軸に、パートナー企業と共同でプロダクト開発を行う会社MESONにて、ディレクター職を務めている、田上と申します。 職責としては、いわゆる開発マネジメントも行うのですが、その前段のプランニングやビジネスモデル設計、更にその前段として、XRや空間コンピューティングがパートナー企業や

空間コンピューティングに取り組むMESONが、AI技術の研究開発をするワケ

MESONが企画する、"Apple Vision Pro 1ヶ月記事投稿チャレンジ" 第21日目の記事になります。 前日の記事はこちらからどうぞ! みなさんこんにちは。MESONのAIエンジニア髙村と申します。 本記事では「空間コンピューティングに取り組むMESONが、AI技術の研究開発をするワケ」と題して、MESONのAI研究プロジェクト「Spatial Computing Lab」通称SCLの歩みと、空間コンピューティング時代における人とデジタル情報の関わり方についてA

Apple Vision Proが空間コンピューティング市場にもたらすインパクト

本記事は、MESONのApple Vision Pro 1ヶ月記事投稿チャレンジ〈2月24日〉分の記事となります。 前日の2月23日分の記事はこちらです。 手前味噌で恐縮ですが、弊社メンバーがApple Vision Proの魅力を非常に分かりやすく伝えてくれていますので、ぜひご覧ください。 改めまして、こんにちは! MESONで取締役/COOの役割を担っている市川です。 Apple Vision Proの技術そのものや体験に関する記事やブログは非常に多いのですが、ビジ

初めてApple Vision Proを触る方々

本記事は、MESONで実施中のApple Vision Pro 1ヶ月記事投稿チャレンジ2月23日の記事となります。 昨日の記事は【コチラ】です。 はじめに2024年2月2日にリリースされた、全世界待望のAppleの新デバイス Apple Vision Pro。空間コンピューティングという概念を引っ提げ、黒船のように僕らの元にやって来ました。 現在MESONには2台のApple Vision Proがあります。これを機に、空間コンピューティングという概念を多くの方に知っても

Spatial Messageプロジェクトで取り組んだスピード重視の設計

MESONのCTOのえどです。(CTO就任エントリーもあるので気になる方はぜひ読んでみてください!)今回は、そんなCTOになって初のプロジェクトとなった、Spatial Messageの開発の裏側について書こうと思います。(ちょっと間が空いてしまいましたが、色々と知見がたまったプロジェクトになったので公開することにしました) プロジェクト概要今回紹介するコンテンツは、2022年11月20日(日)にフクダ電子アリーナで行われたオシム元監督の追悼試合。そこで展示した「Spati

AppleのMR/ARヘッドセットを予想してみた -後編-

こちらの記事は、MESON(メザン)というARやMRをメインに扱っている会社のメンバーで、来る6月6日のWWDCにて発表されるであろう、AppleのMRヘッドセットの予想をしてみた会の後編になります! 前編はこちらから! なお、この予測会自体は5/8に実施したものであり、それ以降のリークは踏まえていない内容となっておりますので、予めご了承ください。 また、現実的に当てにいったというよりも、Appleへの高すぎる期待という名の熱い想いが多分に含まれておりますので、その点も

AppleのMR/ARヘッドセットを予想してみた -前編-

イントロダクション ー Appleへの期待値 ー来る日本時間6月6日、Apple WWDCが開かれます。今年の目玉は何といっても、GPT/LLMを始めとしたAI Appleヘッドセットでしょう。 2015年頃には次世代グラスの開発に着手していたと言われ、2019年頃から毎年のようにWWDCで発表があると言われ、勝手に落胆することを続けていました。 しかし今年は、Oculus創業者であるPalmerが「The Apple headset is so good.(=Appleの

【イベント紹介】 体験拡張プロデューサー対談 『フィジカルとデジタルが交わる体験デザインのこれから』

フィジカルとデジタルが交わる体験デザイン このテーマに興味のある方、特にこのテーマに関する体験作りに携わるプロデューサー・ディレクターの方に向けたオンラインイベントを開催します! ARクリエイティブスタジオMESONが主催するオンラインイベント『MESON WAVE LIVE』第2回は『体験拡張プロデューサー対談』と題して、業界を率いるプロデューサーの方々に登壇していただき、それぞれが考える「体験拡張のプロデュース方法」についてお話しいただきます。 今回のテーマは『フ

MESONのCTOに就任したので、今まであまり話したことないことを色々語ってみようと思います

この度、MESONのCTOに就任したえど(@edo_m18)こと比留間です。久々のnote更新がまさかのCTO就任の記事になるとは思っていませんでした。 ▼ CTO就任についてプレスリリースも公開されています! 突然ですが、自分には昔から決めていた事がありました。それは「CTOにならない」ということでした。 自分がジョインしているXR企業「MESON」のエンジニア社員第一号として声をかけてもらったこともあり、ありがたいことに入社当初からCTOのオファーをいただいていまし

入社エントリ ~ 「MESONファン」がMESONに入社して半年が経ちました ~

こんにちは! MESONでエンジニアしているAND(アンディ)です。 2022年7月にMESONへ入社してから半年が経ったので、今までの振り返りや感じたことなど、いろいろと書いてみようと思います。 MESONとの出会いなど、数年前の出来事から振り返っていることもあり、少々長くなっていますが、気軽に読んでいただければ幸いです! また、MESONの中の人についても知ってもらえればと思います! 自己紹介・経歴まず、私の大枠の経歴を紹介します。 大学は情報系の学科に所属して

スタートアップ経営者の器と能力を高めるためのNotion活用法

スタートアップの成長の天井を決めるのは良くも悪くも経営者の器と能力です。 そのため、スタートアップ経営者はそれを磨くためのある種のアスリートさが求められます。 そして、優秀なアスリートは自身の器と能力を磨くための「戦略と仕組み」を持っています。 この記事では、自分が普段行っている自己開発のルーティーンのうち、Notionを活用しているものを切り出して紹介しようと思います。 (なぜわざわざNotion活用に絞っているかというと、Notionテーマで優秀なPMやBizDev

UXの5レイヤーの「Structureレイヤー」はなぜ重要なのか? | IAやUserFlow設計に強くなるための参考リンク集付き

サービスを新しく作ったり、UXデザインを行っていく上で恐らく最も利用されているであろうフレームワークが「ギャレットのUX5段階モデル」です。 以下のように下から上へ建物の土台から組み立てていくように抽象・基盤的な内容からプロダクトの設計をしていくフレームワークです。 ※ ギャレットのUX5段階モデルについては以下のMediumのシリーズ記事、もしくは原著を参照。 このフレームワーク自体は知っていたり、すでに利用している人は多いと思いますが、その中でも真ん中のStruct

メタバースやWeb3とは結局なにか? | 「メタバース」「Web3」「XR」の正体と関係性

「メタバース」や「Web3」は結局なんなのか説明して欲しいと言われたら、あなたはなんと答えますか? それらの言葉を聞かない日がないくらい注目を集めていますが、意外と上記の質問にスパッと答えるのは難しいですよね。 さらに、「関連技術であるXR技術を含めた3つの技術の関係性はどうなっているか?」という問いに答えられる人もまだ少ない状況だと思っています。 私たちMESONは、XRを軸にしながらメタバースやWeb3などの関連領域も含めて事業を行う企業なので、上記の問いの言語化は

【完全保存版】 情報と知識の体系化のためのリサーチデザイン|すべてのリサーチに通じる探究の手法

情報が溢れる社会では「情報と知識の体系化」が求められます。 特に僕がいるAR/VR業界は日進月歩で技術が多方面に進化しています。 そのような大量の情報や知識を把握するためには、適切に処理するためのリサーチのデザインが求められます。ということで、このnoteではリサーチデザインの101としてリサーチの手法をご紹介したいと思います。 実は以前にもこのようなリサーチデザインのnoteを書いていました。 (よければこちらも覗いてみてください!) 以前のnoteは「リサーチデザ