見出し画像

ねずみ講にハマってしまった友人からの誘いを回避できた話

どうも飯うまな真素夫です。

今回の情報提供者は20代女性の方です!!

数年ぶりに友人から連絡があり、会ってみると・・・そこにはガッツリねずみ講にハマってしまった友人の姿が・・・!!

それではどうぞ!!

ことの経緯

わかりやすいように先に登場人物を紹介します。

・私(女性)

・A (女性。ねずみ講をもちかけてきた友人)

・B (女性。ねずみ講をひきとめてくれた友人)

・C社(ねずみ講をしていたであろう会社)

18歳の時、学校で私はAと知り合いました。

Aは、すごくまじめで明るくしっかりしている性格。

頭も良く、クラスのみんなから頼られるお姉さんのような存在でした。

話の始まりは、卒業後。

数年間連絡を取っていなかったAから電話がきました。

「時間があるときに会って、ご飯でもどう?」とのことでした。

お互いの住んでいた場所はまぁまぁ近かったので、仕事の後に一緒に健康ランドにいって温泉に入ったり、ある時はご飯を食べにいきました。

最初はお互いの仕事の愚痴を言い合ったりしました。

そうした中、Aから「最近副業をして頑張っている」との話がありました。(この副業こそが、ねずみ講でした。)

しかし、このときはまだ特に誘われませんでした。

何回か合っているうちに、だんだんと気付いたのですが一緒に買い物とかにいくとトイレで手を洗う時、石鹸が入ったミニボトルを出して使っていることに気づきました。

手洗いが終わっると、今度は別のミニボトルから液体を手に出して擦り込んでいました。

Aは「手の消毒をするやつだよ」といっていました。

そういえばご飯の前には、食前にサプリメントを5錠ほどのんでいました。

食前に飲むと脂肪の吸収を抑えるらしく「あなたも飲んでみる?」と言われました。

それどうしたの?ときくと、ある会社(C社)の販売している商品とのことでした。(石鹸も、消毒液も)

迫りくる営業

2週間に1回くらいは会ってご飯に行っていたのですが、ご飯を食べに行くと毎回そのサプリメントを1回分、わざわざくれるようになりました。

ある日、誕生日プレゼントとして、ラッピングされた化粧水や乳液、美容液のギフトセットをもらいました。

全て、例のC社の商品でした。

せっかくの好意なので使わせてもらいましたが、肌が良くなることも荒れることもありませんでした。

休みの日に私が「お財布がほしい」と言ったら、一緒に買いに行こうと東京までついてきてくれました。

あなたの買い物に付き合う変わりに、私の買い物にも付き合って欲しいといわれました。

そこで行ったのがとあるビルの一室でした。

デパートやショッピングモールの1階にある化粧品売り場みたいな感じで、
棚に化粧品がずらっと並べられていました。

部屋全体が真っ白いデザインでした。

スーツ着た化粧の濃い女性たちが、化粧品などを買いに来た客の対応をしていました。

私は何も買うつもりはありませんでしたが「せっかくだから肌診断をしましょう」と店員に言われました。

肌診断をしたら、Aは実年齢よりプラス2から3歳。

私は実年齢よりマイナス3歳でした。

あれ?毎回高いお金を出して化粧品を買って試しているAの肌より、その化粧品を使っていない私の肌の方が若いの?と、疑問に思いました。

その時は店員に、「まだお若いのでいいですけど、今のうちから肌のケアをしておかないと歳を取った時に大変ですよ」と言われました。

「まずい!買わされる流れだ!!」と思い、私は「今日は財布を買うお金しかないので買えない」と断りました。

でもAは、化粧品やら石鹸やらをたくさん買っていました。

タワーマンションでのできごと

別の日のことです。

Aからお誘いがありました。

「車を買ったのでドライブに行きながら、私の行きたい社会人サークルまで一緒に行って欲しい」と言われました。

車を走らせ、東京のタワーマンションのようなところに着きました。

部屋につくと、20畳くらいの広さだったでしょうか、パイプ椅子がぎっしりと並べられ、30人ほどが集まりました。

何が始まるのかと待っていると、すっごくきれいな化粧の濃い女性が壇上に立って講演をはじめました。

スライドショーを見せながら、「こんなにアトピーがひどかったひとが、このように治った」という画像。

「しわが気になるといっていた女性が、しわがなくなってきれいになった」という画像。

他にも、この化粧品の素材があーだ、こーだ、と素晴らしさを語っていました。

しかし私は冷静に、「そんなに良いならこんなところにわざわざ人を集めず、市販で売っているはずじゃない?」と疑問を持っていました。

でも、私以外の30人たちは目をキラキラさせなが、

「えー!すごーい!」
「わぁー!そうなんだぁー!」と、歓声をあげていました。

冷めている私がおかしいのか?と思わされる空間でした。

講演が終わると、Aは私にビデオを渡してきました。

当時でいう、VHSです。

Aは、「今日の話よりももっといい話が聞ける」と言っていました。

私が「家にビデオデッキがない」といったら、「誰か友達の家とかで見せてもらいな」「そしてついでに、その友達にも商品を薦めて」と言ってきました。

もらったビデオの内容とは・・・

後日。

私には、学校時代に知り合った、Bという友人がいました。

Bの家は私と同じ市内だったので、今回の話をしたら、「じゃあ一緒にみよう」と言ってくれました。

Bの家族も何のビデオか興味を持ったようで、一緒に見ました。

ビデオには男の人が会議室で講演をしている映像が映っていました。

前に私が参加させられた講演のように、たくさんの人が室内で化粧品などの話を聞いている映像でした。

ビデオを開始して、わずか開始5分くらいだったでしょうか。

Bが「これだめだ。ねずみ講だよ」と言いました。

Bの両親も、「そうだね。絶対買っちゃダメだよ。」と私に何度も念を押しました。

ビデオは、あとでAに返しました。

でも、ビデオを見たからどうしてくれ、は言われませんでした。

ショックでした。

すごく仲が良い友達で、やさしくて、まじめなAが、こんなのに引っかかって、自分もその中の一人になっているなんて・・・。

そのあとも、会って食事はしていました。

毎回化粧品等の話ではなく、仕事の話とかもしていたからです。

何より、友達を辞めたくなかったです。

ただ、ご飯は一緒に行きましたが、化粧品の集まりに誘われても「それにはいけない。ごめん。」と硬く断りました。

Aはビデオの一件があったあとも、会うたびにハンドクリームやボディソープをくれました。

それがプレゼントだと言われてもタダではもらえないので、その分のお金を私は払っていました。

安いものじゃない、というのはC社のカタログをもらって知っていましたので。

1年くらいかけて、10000円くらいはAに払ったと思います。

その後、私は体調を崩して実家に帰りました。

実家はかなり遠かったので、Aからは遊びや誘いはなくなりました。

その後Aがどうなったかのはわかりません。

私は今回の経験から、しばらく連絡をとっていなかった人から連絡が来て、
会おうと強く誘ってくる人は「あ、何かあるな」と警戒をするようになりました。

それに、渡されたビデオを常識のあるBと一緒に見たのも、ねずみ講にひっかからなかったポイントだったと思います。

マスオより

久々の連絡がきてからのねずみ講のお誘いはあるあるパターンですね。

この情報提供者さんはうまく回避できて良かったと思います。

ただ「毎回高いお金を出して化粧品を買って試しているAの肌より、その化粧品を使っていない私の肌の方が若いの?」これはなかなか真理をついた面白い話ですね。

ねずみ講に誘われたら、誘ってきた人と一緒に肌年齢をチェックしましょう!!!!(笑)

オススメ記事



よかったらサポートお願いします!次のネタ集めやリサーチに使います!