⑧マガジン原作大賞に向けて、第一話を分析してみた ~ガチアクタ~

あらすじ

主人公のルドはゴミを拾って修理し、売ることで生活をしていた。好きな女の子チワにぬいぐるみをプレゼントしようとするがうまく言い出せなかった。そんな様子を養父のレグトに、からかい半分に励まされ、プレゼントを渡す覚悟を決める。無事プレゼントを渡し、しかも両想いだったことが分かり興奮しながら家へと帰る。そこで見たものはレグトの死体だった。殺人の容疑をかけられ、処刑として奈落に落とされてしまう。チワに渡したぬいぐるみも、目の前でチワ自身の手で捨てられてしまう。「全員ッ ぶっ殺して・・・・・・」。叫びと共に意識が途切れる。目を開けたとき、そこはまぎれもない奈落地獄で、みたこともない怪物が、笑うようにこちらを見ていた。

主題

大切にした物に魂が宿るのなら、さてゴミには一体、なにが宿るのか。

パンチライン

最底辺の復讐譚

構成

起:P1 ~20 世界観紹介
承:P21~37 キャラクター紹介
転:P38~58 プレゼント ☆
結:P59~75 奈落へ

注目点

漫画へのこだわりが人一倍強い。
背景が描かれたコマが、他の第一話と比べて明らかに多いです。
背景はあればあっただけ手間です、と同時にその手間の分だけ、漫画の中にある世界が鮮明になっていきます。その背景を数多く、細かく書き込んでいるところに、作品への執着ともいえる、熱量を感じました。

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#週刊少年マガジン原作大賞にむけて、色々な漫画の第1話を分析しました。漫画原作を初めて書く方や、絵には自信があるけれども、シナリオはちょっと、という方にオススメです。

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