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【MERYウェビナー採録】月間総再生回数1000万回超えを達成!ヒットするInstagramリール制作のコツ

2022年8月25日(木)に、株式会社MERYがウェビナー【Instagramリール月間総再生回数1000万回超えはなぜ実現できた?MERY編集部発 ヒット短尺動画制作の裏のウラ】を開催!その一部をレポートしていきます。

Z世代向けに情報発信をしている、MERY公式Instagramのリール動画の月間総再生回数が1000万回(※)を達成したということで、そのディレクションやチームづくりを担っている3名が制作の裏側を語ってくれました。

(※)2022年7月1日~31日に公開したInstagramリール動画の再生数合算 2022年7月31日時点

1:ヒットコンテンツにつながるネタ探しとは

ー おうちカフェやお出かけ系「いつか真似したい!」と思わせるネタが伸びる

まず前提として、MERYでは、@mery.jp@mery.beauty@mery_spot の3つの公式アカウントをメインで運用していて、全部のアカウントで月に100本近くのリールを投稿しているのだとか!
最近では、おうちカフェやお出かけ系のリールが伸びやすいとのこと。
おうちカフェについては、材料はすぐに揃うけど可愛く作れるネタだとZ世代の心に刺さりやすいみたいです。

奥松:MERYでは、ちょっと憧れがあって「いつか真似してみたい!」と思われるようなネタを探すことを大切にしています。例えば、おうちカフェをネタにするにしても、今すぐにできるものよりは「今度の休日、ちょっと時間あるときにやってみようかな」と思える、絶妙な塩梅を意識しています。

ー 地域ネタは保存向き?全国展開している『3COINS』も相性抜群だった!

東京の人気カフェを紹介しても再生回数は伸びづらいということも新発見。地域が東京だけに限定されていると、地方の方々が足を運びにくいという理由からです。しかし、地域が限定されているネタは「今度、東京に行ったときに行ってみよう!」とも思えるため、保存数が増える傾向があるそう。
MERYでは、手頃さと、全国に店舗があること、プチプラなのに商品のクオリティが高いことから『3COINS』の投稿が伸びやすいみたいです。

ー 手土産やギフト系も!@mery_spotの平均再生回数が4倍にUP

また、手土産やギフト系のネタでヒットした事例も。リールを作るときは「彼の実家に初めてご挨拶しに行くときの手土産」のような、あるあるなシーンを絡めて、切り口をニッチにすることを大事にしているのだそう!

奥松:お出かけ系の情報を発信していた@mery_spotで、2022年7月末以降に方向性をガラッと変えて手土産の投稿を上げてみたら、リールの平均再生回数が1万~2万台くらいからなんと4万台まで増えました!

2:リール制作ですぐに実践できる再生回数UPの法則

ー Z世代には、ナレーション&音楽がかなり重要!

次のテーマは、再生回数UPの法則について。
最も試しやすい例として、ナレーションや音楽を付けることが紹介されました。実際に、MERYのアカウントでもナレーションや音楽を入れ始めたら再生回数がUP!試してみる価値がありますね!

奥松:MERY編集部の子が「ナレーションがないと流し見できない」と言っていて、今どきな子には音が大事なんだなと思いました。何か別の作業をしながらリールを音で楽しんでいる子もいるみたいです!

ー 人が出演しているだけでバズりやすい傾向に

MERYのリールには人が映っている投稿がたくさんある印象がありますが、人が出演している方がバズりやすいとのこと!基本的に社員が出演していて、顔出しNGでも後ろ姿や手元で出演するなどして、必ず人が体験している様子をお届けしているようです。

奥松:最初の0.5秒が肝心だと考えていて、そこに人を感じられるような編集をするだけで再生回数は伸びます。

3:毎日見ても飽きさせないアカウント育成の秘訣

ー フォーマットを決めすぎず、編集者それぞれの個性をそのまま投稿

そして飽きさせないアカウント育成の秘訣についても議論されました。
MERYのリール投稿はフォーマットを決めすぎないことがポイントになっているそうです。編集者の個性を投稿に残すことで、それぞれの投稿に少しだけ違いが生まれるのだとか!

奥松:まずは自由に作ってもらって、リールを作る人の個性を汲み取った上で、ペルソナにちょっとだけ寄せたフィードバックをしてあげると、同じアカウントの中に、統一感はありながらも、いろいろな個性のある投稿を届けることができます。

ー 商材が限られていたら、届けたい価値をブレさせずに視野を広げてみよう

視聴者の方からの「Q.ホテルや飲食店のように既に素材が決まってしまっている場合、どのように飽きさせないリールづくりをしていけば良いでしょうか?」という質問には、さまざまなアイデアが飛び交いました。

・フォーマットを決めてブランディングを確立させる。複数パターンあるとより飽きさせない投稿が作れそう!
・商材だけでなく、スタッフやサービスもネタにできる。
・リピーターを大切にするなら、リアルな日常を伝えるのもあり。
・出演する人や編集する人を変えるだけでも飽きさせない対策になる。

斉田:目的と関係ないところでバズらせても意味が無いと思うので、提供するサービスやプロダクトの価値は何なのかを理解することが大事だと思います。よく聞く「TikTokでとりあえずダンスしておこう!」といった考え方も、ブランディングやマーケティング課題にしっかりとアプローチできていればOKなのかなと。

4:月に100本動画を生み出すチームづくりのポイント

ー アカウント運用のペルソナは、あえて編集者に伝えない

最後は、MERYのチーム体制について。
作品をチェックするディレクターが数名、その下に撮影や編集をする人たちがいる体制で、撮影と編集は同じ人が一貫して行うことが多いそうです。
その中で、ディレクターの奥松さんが大切にしているのは、編集するメンバーにアカウント運用におけるペルソナを伝えないこと。ペルソナを意識しすぎないようにしてもらうことで、よりユーザーに共感されやすくリアルに近い投稿が完成します。

ー 編集者のリアルな声・お悩み・体験したシーンを生かす

MERY編集部では、編集者のリアルな声・お悩み・体験したシーンを元に、ひとりあたり月に約15~20本の短尺動画を作っているとのこと。自分の体験を届けることで再生回数UPを狙いやすく、かつ、編集者のアイデアが反映されることでモチベーションも維持することができているんだなと感じました。

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いかがでしたか?Z世代やSNSの領域でお悩みのマーケッターの方々、こちらのウェビナーやnoteをきっかけに、MERYとの取り組みにご興味を持っていただけましたら、ぜひ以下のメールアドレスまでお問い合わせください。
mks-s@mery.co.jp

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