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白と黒、ときどきグレー。

幼い頃から
ルールや決まりをカッチリ守る人間でした。

柔軟さたるものがわからない
小さい頃は余計に、
白か黒か
良いか悪いか
くっきりと区別された2色の世界で生きていました。

成長するにつれ、だんだんと
柔軟さが出てきても、
校則の抜け道を見つけてこっそりおしゃれするとか
要領よくサボるとか
そういうのが相変わらず苦手でした。

別に無理してそういうことをしなくてもいいと言ったら、それまでですが。

うーん、なんだろう。
遊びのない、
面白みのない人間にもなっちゃうのです。

あと、マニュアル人間にもなりやすい。

わたしたちが思うよりずっと、
世の中にはグレーの物事が多くて。
そして、それは
白か黒かに無理に振り分けず
そんなもんだと受け入れることが
必要な場合もあります。

もともとそれができる人もいるし、
苦手な人もいます。

白と黒で二分化される世界に慣れていると、
グレーの物事が許容し難くなるんですよね。
許容できるグレーの良し悪しが
わからなくなっちゃうこともあります。

ハタチを超えてからは、
“大丈夫な”グレーを許容し柔軟になるために
物事の意味や流れをしっかり理解しておくようにしています。

それがわかっていると、
何を端折ってもいいのか
どうやったらイレギュラーでも後で困らないか
が判断できるようになりました。

世の中のバランスをうまく保つためにある
ルールや決まりや、その他諸々の縛り。

そう。白と黒は、社会には間違いなく必要。
ピアノの鍵盤みたいに
綺麗な音を奏でられるように
ある程度秩序あるものにしないと。

でも、
一個一個、恐る恐る
鍵盤を触らなくてもいい。
同時に、
隣の鍵盤や
離れた鍵盤を押さえても良い音が鳴る時もある。

白と黒、ときどきグレーをうまく使い分けて
生きていけるといいな。

今日も読んでいただき
ありがとうございました。

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かわいいイラストお借りしました。

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