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犬のこと。

はじめて犬を飼ったのは
小学校4年生の丁度この季節。

物心ついてからずっと犬との生活に憧れがありました。

幼い頃はマンション住まいという環境的な要因もあったし
両親も”命を預かる”ことをわたしにしっかり考えさせていて
犬を飼うまでのハードルはいっぱいありました。

時間をかけていろいろな準備を整え
我が家に犬がやってきたときは
すごくうれしかった、、、。

人間だけの生活じゃ経験できない
いろいろな楽しみと苦労を教えてもらった気がします。

別れのつらさも。

あの時のはちきれそうな胸の痛みを
もう二度と味わいたくないと思いつつも、
でも、犬のいる空間の心地よさが忘れられなくて
また我が家は新しいワンちゃんとの出会いを探していました。

初代の犬が亡くなって、数年が経った頃。

なんとなしに見た
自治体の動物愛護センターのホームページに
初代の犬と同じ
コーギーの女の子の里親募集情報が出ていたのです。

興奮気味に、すぐに家族全員で会いに行きました。

詳しいことは教えてもらえなかったけれど、
少し離れた町の保健所に連れてこられ、
愛護センターにより引き出された子とのこと。

人が大好きで愛嬌をふりまくその姿は、
人慣れしていない・凶暴・臆病といった
一般的な保護犬のイメージとは全くかけ離れたものでした。

きっと前の飼い主さんにもかわいがられていて
なにかやむを得ない理由で手放されたのでしょう。

家族で相談し、
保護センターの講習を受けて
うちに迎えることにしました。

その日から
また我が家はあたたかい空気に包まれるようになりました。

わたしが不調になっても
寝れない日が続いても
365日規則正しい犬の生活リズムに合わせて
朝起きてお世話をし
散歩に出るだけで
自然と心身が回復してきた気がします。

生き物として当然の
最低限の生活リズムを
まさか犬に整えてもらうことになるとは、、、。

感情が溢れそうになったり
不安で気持ちが不安定なときは
あったかいふかふかの毛に顔をうずめさせてもらいます。
やさしく受け入れてくれて
落ち着くまでいっしょに寄り添ってくれます。

今までとなにも変わらずに接してくれて
なにも言わず(正しくは「なにも言えない」だけだけど)
ぴとっ、とくっついて温めてくれて。

今までもこれからも
犬はわたしにとって大切な存在です。

彼ら・彼女らの
目に見えない
底知れぬ癒しのパワーと
共感のパワーはスゴイです。

犬ってすごいなあ。
今晩も
ありがとうと撫でて眠りにつこうと思います。


いつもに増して
ふらっとした緩めの文章に
お付き合いいただきありがとうございました。

ヘッダー画像は
うちの犬にそっくりな
かわいいイラストお借りしました。


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