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【エッセイ】本音と建前③。

こんばんは。

それでは、前回の続き。

休職は、言われた通りメールで伝えました。電話が掛かってくるかなぁ?と思っていたのですが、それはなく淡々とした内容の返信があるのみでした。

きっと、そういう事が普通にある会社なんだろうなぁと思いました。

会社の規定では、休職期間は3ヶ月と決まっていたので、その期間中に、自分の進退を決めなければなりませんでした。

この頃の私は、起きてご飯を食べて、そのままの姿勢で椅子に座ったまま寝落ちする感じでした。でも、寝ようって意識はなくて、意識が勝手に遮断されるという感じでした。

テレビも見れないし、音楽も聴けない。好きな趣味は出来ないし、誰にも会いたくない、そんな状況でした。

けれど、それを話せる相手もいないので、ただただ家でぼーっとしてる毎日でした。

私はメンタルケア心理士という資格を持っているので、自律神経からくる病については、医学的見解の資料は読んできたので知っていました。

過去にお付き合いしていた方がそうなってしまったのも、目の当たりにしていたので、自分がよくなる為にどうしなければいけないのかは、分かっていました。

1ヶ月くらいは、ただ生きているだけで精一杯で、それ以上のことは出来ませんでした。

9月末くらいにやっと、動けるようになり、リンゴさんがいる東京に行きました。

彼女の仕事終わりに待ち合わせをして、バーに案内されました。

タバコを吸いながらお酒を飲むリンゴさんに、今まで見ていた私が知ってる彼女ではない彼女を見た気がしました。

現状を、LINEでは伝えていましたが、ちゃんと話して仕事をどうするか言わなければいけないと思っていました。

伝えるとリンゴさんは言ったんです。

「あぁーそうなんですね。私もパワハラはされていましたが、もう大丈夫かなぁ?と思ってたんですけど、ダメだったんですね。仕事に関しては、私の顔とかは気にしなくていいんで。」

と。

何だ、パワハラされてたのに、私を紹介したんだ。自分が辞める代わりになる人が必要だっただけで、私のことなんて、どうでもよかったんだなぁと思いました。

本当の友達に対して、彼女がしたようなことは、私は絶対にしないと思ったんです。だから、これはあくまで私の予想ですが、表面的な友達で、私が思っていたような友達ではなかったのではないかということです。

今回、話をしたいと言って会ったのも、私の落ちぶれた姿が見たかったんじゃないかと。ブライダルの時は、私の方が上司でしたから、もしかしたら、よく思っていなかったのかもしれません。

そこで、吹っ切れたというか、あぁまた私が見る目がなかったから騙されたんだと思い、バカバカしくなりました。

3ヶ月フルで休職し、そのまま退職させてもらいました。その間に転職活動もし、現職に就きました。

退職する前に、会社を辞める報告のLINEをして返事をもらって以降、連絡をするのはやめ、ブライダル業界で知り合った人達も、共通の知り合いになる為、LINEもリセットしました。

今、どこで何をしているのかは知りません。理想だった弁護士になれているかも、分かりません。

でも、どんな結果になるかある程度予想が付いていたであろうに、人をそんな落とし入れるようなことをする人が法の道に進んで欲しくないと思います。

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