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こどもに戻れる沖縄テイストのバー「WARABAR」初期費用は1000万!?物件取得もお金がなくて半年弱も動けなかった⁉︎それが今や人気店に!

三軒茶屋三角地帯に沖縄をコンセプトにしたバーがある。朝5時まで営業をしているそのバーは、三茶の酒好きが集う「憩いの場所」になっている。バーの名前は「WARABAR(ワラバー)」。今回、共同経営をしているオーナーの宮城壱成さんと、比嘉一貴さんにお話を伺いました。


  ぼくは既にWARABARのお店の雰囲気が大好きなのですが、そもそも「ワラバー」の名前の由来はなんですか?

一貴 ぼくたちは沖縄出身なんだけど「ワラバー」は沖縄の方言で「こども」って意味なんだ。それでお店に来てくれた人がこどもに戻ってくれたらいいなという気持ちを込めて、この名前にしました。「バー」と「ワラバー」もかかってるしね。

  なるほど!だから”よっちゃんいか”とか”かりかり梅”とかの駄菓子をおいているんですね!

一貴 それもそうなんだけど、最初は駄菓子バーをしたいよねって話もあったんだよ。だからコンセプトは沖縄×駄菓子バーになるかな。

オープンするまでの経緯

  バーを2人でやるきっかけはなんだったんですか?

一貴 おれたちは高校の同級生でクラスも部活もいっしょだったんだ。それでずっと仲よかったんだけど、おれが2020年の夏に間借りでカフェを半年くらいしてて、そこに壱成がよく来てくれてたんだよね。壱成もサラリーマンを辞めて何かしたかったんだよね?

壱成 そう。それでかずと2人で何かしたいなって思って「いっしょにやろう」って誘ったんだ。

一貴 最初は断ったけどね笑

壱成 え、おれ断られたっけ?笑

一貴 断ったよ笑 でも2週間後にまた誘ってくれてさ、そんなに本気だったらおれも応えたいなって思ったんだよね。それからOK出して、すぐコンセプトを固めて、構想上のワラバーが完成したね。

  そうだったんですね!それからすぐワラバーができたんですか?

物件取得からオープンまでの空白の4ヶ月

壱成 それが物件取得が2021年の3月にできたんだけど、内装の着工が2021年の7月になっちゃったんだよね。

  4ヶ月間なにがあったんですか?

壱成 お金の問題だね。初期費用がなかなか調達できなくて時間がかかったんだよ。店やりたいけど、お金はなくてね。それで初期費用を下げるためにリフォームをリースでやろうとしたんだけど見積もり出したら1000万円超えてさ。まあ最終的にはリースをやめたら400万円弱で完成したんだけどね!

  半額以下に抑えられたんですね!お金は公庫とかで調達したんですか?

一貴 最初公庫に借りようとして面接もしたんだけど、コロナ禍なのもあってバーでは売り上げ見込みが立たないって言われちゃったんだよ。けっきょく公庫からは一銭も貸してもらえなかったね。だからなんとか借りられるとこからは借りようと思って、アコムとかの消費者金融から借りようとしてたね。おれたちも焦ってたから。

壱成 あのとき負のオーラがすごかったよね。けど、前々から相談してた知り合いの飲食店の社長とかがお金を貸してくれたんだ。しかも無利子でね、それで8月にワラバーをオープンさせられたかな。

オープンしてみて

  あの和やかな雰囲気のワラバーも過去を辿ってみると大変な時期があったんですね。オープンしてからはどうでしたか?

壱成 めちゃくちゃ来てくれたね。オープン当初は椅子を置かないで立ちスタイルだったんだけど、それでもギューギューだったもん。

一貴 夏場でめちゃくちゃ暑かったから扇風機を買い込んだもんな笑 

  WARABARはいつでも満席のイメージがありますもんね!ぼくもメリーを閉めた後、ついつい行っちゃいますもんね笑 
これからのワラバーは店舗の展開などは考えていますか?

一貴 そうだね。物件はずっと見てて、料理を出す店を作りたいな。あとは沖縄に出せたら嬉しいかな。

  沖縄進出いいですね!料理を出す店も!

一貴 そう、カフェやってたときはタコライスとか出してたんだよ。

  へえ、めっちゃうまそう!気になります!そうなるとこれからスタッフを増やしていく予定ですか?

一貴 後々ね。入りたいって言ってくれる人もけっこういるんだけど、まだ準備中かな。焦らなくてもうちにはじゅんもいるしね。

  じゅんくんは2人とはまた違ったナイスなキャラですよね!

壱成 じゅんのお客さん増えたもんなあ。自己紹介もたくさんしてるし笑

  あれは最高ですね笑 本人は恥ずかしそうですけど、あれ見たらファンになると思います!最後になりましたがお二人から一言あればお願いします。

一貴 「居心地がいい」ってよく言ってもらえるので、それを継続できるように頑張ります!

壱成 ハブ酒飲んでグイッ。おいしいハブ酒で乾杯しましょう!

ワラバーのオーナー2人から楽しいワラバーの背景を中心にたくさんお話を伺いました。仲良しな2人との時間はとても楽しかったです。WARABARで司に会ったらぜひハブ酒で乾杯しましょう!

この記事から漏れてしまったお話がまだまだあります。近日別の記事にて公開いたしますので、楽しみに。

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