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ねねこグラフィカルについて語りたいのだよ


今日は有給休暇を取得した。
「ねねこグラフィカル」を読むためだ。


最初に書いておこう。太陽氏(アポロン)は大切なnote仲間であり、リスペクトしているのは確かだが、この記事は友情による宣伝ではない。才気溢るるクリエイターによる、渾身の娯楽小説の面白さを伝えたい。ただその思いで書いている。ま、noteでオイラが宣伝したところで、劇的に読者が増えるわけがないのは、太陽氏が一番分かっているだろう。



渾身の作品であることは、全員に伝わるはず

ねねこグラフィカルという作品に関して、太陽氏は「これが認められなければ、きっと世の中の仕組みがおかしいんだよ」と言っている。実際に世に認められるかはさておいて(実力以外に運やタイミングもある)、クリエイターとして、そこまで自分で言い切れる作品を書けたということが重要かと思う。


みなさんは「これが認められないなら世の中がおかしい」と、本気で思える作品を書き上げた経験はあるだろうか。ちなみにオイラはない。勘違いレベルでもない笑 ま、オイラの場合は認知欲求が極端に低いので、参考にならないかもしれないけどね。


太陽氏の機嫌を損ねることも覚悟して書いてしまうが、ねねこグラフィカルを読んで、「よく分かりま千円(ノシ*`ω´*)ノシ」な読者も一定数おると思う。ま、それは仕方ないですよ太陽さん。色々ブッ飛んでるし、散らかし放題の寄り道しまくり、遊びまくりまクリスティだもん。 

だがしかし。だがしかーし。ねねこグラフィカルが渾身の作品であることは、きっと読者全員に伝わると思う。全身全霊で、すごい熱量で、ウワーッて書いてるのが伝わってくるんよ。


喜怒哀楽。趣味嗜好。経験した苦しみ悲しみ。日々揺れ動く希望と絶望。とにかく持ってるものは全部出し切りました!もうすっからかんです!これが僕の渾身です!って、作品の行間から太陽氏がひょいと顔を出して度々囁いてきてさ笑 「渾身なのは分かったから!集中させろや(´めωめ`)デテクンナシ」と太陽氏に返して、オイラは再度ねねこグラフィカルの世界に没入する。読んでる間にそんなことが何度もあった。



読了したから言える。「これが認められないなら世の中がおかしい」という太陽氏の発言は、決してこけおどしではない。それだけは確かである。



分かんないところはエッセイとして読むべし

ぶっ飛びカードな娯楽小説は、没頭して直線一気に限る。


ねねこグラフィカルも、第一章を読了した時点で、これは細切れに読みたくないなと思った。エンタメ映画を1日30分ずつ4日かけて観るとかないでしょ?「没頭して楽しむためには、ねねこグラフィカルdayを作るしかないな(´めωめ`)」と、月末に強引に有給取得しました。職場の無言の顰蹙を買うので、みなしゃまお使いの際はご注意ください。オイラは知ったことか(ノシ*`ω´*)ノシって感じで取得したけどね。


そして。多分オイラ以外はこんなこと書けないと思うので書いちゃうよ。「読んでみたけど、よくわからなかった…」という人は安心(?)して。オイラだって、わかんないとこイパーイあったよ(´め∀め`)ワハハ この小説の世界観や内容、全部100パー分かりました!って人は、それこそこけおどしの嘘つきか、超天才族か、超忖度族か、サイババの生まれ変わりだよ←??


もうさ、わかんない箇所は、アポロンのエッセイとして読めばいいと思う笑 どんだけぶっ飛んでいても、太陽氏の頭の中で起きてる出来事だからね。思ってもいないことは表出されないわけで。途中俳句が出てきたり、小説の書き方講座なんてのは…って毒づいたり。あの辺を、物語の一部として真正面からきちんと理解しようという姿勢で読むと、???ってなるかも。とっ散らかってるのを全部拾って、整理しながら読んでいくのは疲れるよ笑 ああいうのは遊びだから、アポロンのエッセイとして適当に楽しんで読むのをオススメします( ●´ސު`●)



いずれにせよ矢吹ジョー

というかね、小説や映画が、1回ですべて理解できてしまう世界って楽しいかな?きっとその世界では、娯楽は発展しないと思う。「もっかい最初から読んでみよう」「あ~そういうことか!今分かった!」「ここでフッてるんだ~」etc。2周目以降の『新発見』や『しがむ喜び』を、ねねこグラフィカルはタプーリ残してくれているんだよね。1回読んで分かんないからって、落ち込んだり悲しむ必要はひとつもないよ。


分かんないということは、分かる余地がまだまだ残ってるってこと。うれしいじゃない。3か月後に読んだら、全然違う世界が頭に浮かんでくるかも知れない。オイラ自身もそんな楽しみを持ってます。OBONホリデイあたりに、2周目いっときたいな~٩(๑•̀ω•́๑)۶ ※某鳥好きさんの某欠片の続きとか、某プラハ在住さんの某カフカとか、読みたいシリーズは山ほどある。


ねねこグラフィカルは掛け値なしにおススメできる小説ではございやすが、太陽氏におかれましては、オイラ2点ほど懸念しておりましてね(´めωめ`)エエ

①渾身の作品過ぎて、燃え尽きてや伊那烏賊
②この作品で賞を取れなかったら、灰になるんジャマイカ

いずれにせよ太陽氏は矢吹ジョー路線となってしまうのだが、個人的にはnote創作大賞でも他のコンテストでも何でも、出せるところには(ノシ*`ω´*)ノシ オラオラーと節操なくエントリーしてほしい。引っかかったらラッキーストライクの精神で、株式会社ラブあんどピースの代表取締役平社員として、各所でこけおどししまくってほしい。落ちたら落ちたで、それをネタにして太陽が悪態をつきまくる続編を書いたっていいんだから笑



実際はことばで表せる感覚ではないと思うのよ

最後におまけ。太陽氏があと書きで「1/fゆらぎを文章に組み込んでいる」と豪語していることについて。めろさん意味わかりますか?って聞かれたならば。

まったくわかりま扁桃腺(ノシ*`ω´*)ノシ
何にも考えずノリ一発で書いてる人間に分かるわけな過労(ノシ*`ω´*)ノシ


ただ、オイラも文章のリズムやテンポを大切にしているのは確かで、感覚的には太陽氏の言う「ゆらぎ」に通じる部分はあるのかも知れない。それでも、やぱ長年定型詩を愛してきた太陽氏だからこそ、持て得る独特な感覚があるんじゃないかな。その感覚を一番近い日本語で表現すると「文章のゆらぎ」になるんだろうけど、実際はことばで表せる感覚ではない気もします。



↓太陽氏渾身のこけおどしはコチラから

【NeNeKo Graphical Gateway】





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