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【2023年Q3総括】ビジネスパーソンならこれだけは知っておきたい世界のフィンテック動向
2024年を迎える前(ギリギリセーフ!)に、2023年Q3のフィンテックの動向を振り返ってみましょう。個人的な関心と担当の都合から、アジアに焦点を当ててお話しします。
要約
Q3に限らず、2023年全体として「ファンディングウィンター」だったので、冬を生き残るために堅実なコストカットと利益確保が優先されました。
インドやインドネシアを中心とするアジアでは、伝統的な金融機関のサービスにアクセスできない個人や中小企業向けのフィンテックが注目されました。
日本からも、五常・アンド・カンパニーがレンディング分野で世界6位の大型調達を行い、話題となりました。
資金調達金額から見るトレンド
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(CB Insights, State of Fintech Q3’23 Report)
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(CB Insights, State of Fintech Q3’23 Report)
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(CB Insights, State of Fintech Q3’23 Report)
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(CB Insights, State of Fintech Q3’23 Report)
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信用履歴がない人々への与信をテクノロジーで補完する点は共通
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(CB Insights, State of Fintech Q3’23 Report)
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(CB Insights, State of Fintech Q3’23 Report)
五常・アンド・カンパニーについて
五常は5カ国9社のグループ会社を通じ、途上国において中小零細事業向け小口金融サービス(マイクロファイナンス)を展開するホールディングカンパニーです。金融包摂を世界中に届けることをミッションとして、2014年7月に設立されました。低価格で良質な金融サービスを50カ国1億人に届けることを目指しています。2023年9月末時点でインド・カンボジア・スリランカ・ミャンマー・タジキスタンに8,800名を超えるグループ従業員を擁し、融資顧客数は188万人、連結融資残高は1,100億円を突破しました(財務数値は連結6社)。
Forbes JAPANは11月24日、「日本の起業家ランキング2024」を発表した。(中略)1位に輝いたのは、インドを中心にアジア5カ国で小口金融サービス(マイクロファイナンス)を展開する五常・アンド・カンパニーの慎泰俊。
五常の価値観 「五常」の社名は、儒教が説く5つの徳目である「仁、義、礼、知、信」に由来しています。 これらの価値観を現代の視点から解釈し、決断や日々の仕事の指針にしています。
金融包摂とは
金融包摂(Financial Inclusion)は、個人やビジネスが、適切な費用で安全で公正な方法で金融サービスや製品にアクセスできる状態を指します。
具体的には、銀行口座の開設、融資、保険、投資などのサービスが含まれます。金融包摂の目的は、経済的な機会を広げ、貧困削減や経済成長を促進することです。特に低所得者層や遠隔地に住む人々が、金融システムから疎外されず、その恩恵を受けられるようにすることが重視されています。
日本では銀行口座を持っていない、クレジットカードが作れない、教育ローンが受けられないといったことは滅多になく、信じられないかもしれませんが、世界全体ではまだまだそのような現状があるのです。
このような課題こそが、フィンテックスタートアップにとって解決すべきチャンスです。
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といった基本的な金融サービスを利用できない人がまだまだ存在する
(BCG, Global Fintech 2023: Reimagining the Future of Finance)
終わりに
2023年Q3の振り返りをしてみました。日本で普段当たり前に利用している金融サービスのありがたさを再確認し、世界を見渡せばさらなる可能性を感じることができましたね。
好評なら、今後も四半期ごとに同様の振り返り記事を作成していきます!