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ダイエットで痩せる方法、太る方法を調べる前に知っておきたい基礎代謝の計算方法

ダイエットで食事制限をされている方の話をよく聞きくが、

僕のように元々太りにくい体質で苦労した方もいるのでは無いだろうか。

とにかく沢山食べてたんぱく質が不足しないようにという生活を送っていたので、

そこまで真剣にダイエットについて考える機会がなかったように思う。

しかし最近では年齢と共に内臓脂肪が気になり始めたので、

改めて日頃の食事内容や摂取カロリーを見直す事にした。

今回は太りたい方や痩せたい方にも参考になる、

基礎代謝の計算方法とダイエットについて紹介したいと思う。


ダイエットする前に知っておくべき基礎代謝:


基礎代謝量は自分の体が1日にどのくらいカロリーを消費しているかの値。

この値を知る方法として色んなカロリー計算の方法があるようだが、

まず初めに重要なのは正しく消費カロリーを知る事だと思った。

人の体はそれぞれ年齢や性別によって代謝が異なるので、

必ずしもその計算が正解ではない事を覚えておいた方がいいかもしれない。

なぜなら僕はこれで失敗した経験があるから。

これを間違えてスタートさせてしまうと、後々、食べ過ぎてしまったり、

プロテインだけを過剰に摂りすぎて望んだ結果にならない可能性がある。

そうならない為には、

まずは自分が普段何を食べているかを調べるのが最良だと思う。


基礎代謝のカロリーの計算結果よりも実際の食事の方が総カロリーが多かったり、

少なかったりするのでは無いだろうか。

体重を現状維持できているのであれば、

普段食べている食事の摂取カロリーが基礎代謝量と考えられると思う。

逆に体重が増えているのであれば、

計算結果と比較して数値の低い方を基礎代謝量として考えた方が良いだろう。

どちらにせよ自分の基礎代謝量を探す必要が出てくると思う。

こうして自分の基礎代謝量が分かったら、

計算的にはその消費カロリーよりも多くカロリーを摂れば太り、

少なく摂れば痩せる事に繋がる。


おすすめの基礎代謝の計算方法:


基礎代謝量の計算方法は下記の通りいくつもあるらしい。

*ハリス・ベネディクト

男性: 66.47+(13.75×体重)+(5.00×身長)-(6.78×年齢)

女性: 655.1+(9.56×体重)+(1.85×身長)-(4.68×年齢)

*国立化学スポーツセンター JISS

28.5×除脂肪体重

上記、2種類の計算式も含め各種の方法で自動計算してくれるサイトを見つけた。

E-計算! (これはすごく便利)

下記はユーチューブから抜粋、

筋肉を大きくする為の食事。バルクアップの方法を山本義徳先生に習う。

(体重 - 脂肪) x28 x活動量1.2 (活動量は大きくなるに連れ変動 1.2 - 1.7 , 1.9)

等があります。

今回、僕が参考にしているのは下記のカロリー計算。

*(英語)The Best Science-Based Diet To Build Lean Muscle (10 Studies)

http://builtwithscience.com/muscle-building-diet/

このページには自動計算表があり、

身長(フィート)、体重(ポンド)、年齢、運動強度などを入力すると、

消費カロリーや必要なたんぱく質の割合なども自動計算してくれる。

ちなみに、なぜこれを選んだかというと、

ユーチューブなどでJeremy Ethierを以前から知っていた事と、

自分の食生活と比較すると総摂取カロリーが計算上の基礎代謝カロリーと最も近かったからだ。


痩せる方法、太る方法とも関係しているPFC:


自分の正しい基礎代謝量が分かったらPFCの割合を決める。

PFCとは英語の頭文字から来る次の3大栄養素のこと。

P=たんぱく質、F=脂質、C=炭水化物


筋肉の維持、発達、回復に適した量は下記の通りと言われている。

たんぱく質:筋肉回復と発達の為、体重1キロにつき1.5 - 2.2g

脂質:ホルモンレベルと健康維持の為、体重1キロにつき 0.5 - 1g

糖質:基礎代謝量から上記のカロリー数を引いた残り


PFCのカロリー:

*たんぱく質 1gあたり4kcal

*脂質 1gあたり9kcal

*炭水化物1gあたり4kcal


例)基礎代謝量に対する推奨割合:

身長170cm 体重70kg 体脂肪率15% 基礎代謝量 1983kcal とした場合

たんぱく質:149g = 595kcal (30%)

脂質:55g = 496kcal (25%)

炭水化物:223g = 892kcal (45%)

合計 1983kcal


たんぱく質も脂質もその人の体型や体質によって推奨量は変化するとのこと。

脂質と糖質のバランスも生活スタイルに合わせて調整が可能なようだ。

ただしコレステロールの数値が高い人は、

脂質を総カロリーの25%を超えない範囲に抑えた方がいいかも知れない。

また上記の計算では筋肉の発達や維持のために、

たんぱく質は総カロリーの30%が推奨されている。

一般的な日本人の食事内容から考えると割と高めに設定されていると思う。

たんぱく質を制限しないといけない方は、

これを総カロリーに対して25%にするなどの調整が必要になるかも知れない。

例)Pたんぱく質:30%、F脂質:25%(上限)、C炭水化物:45%(残り)

  Pたんぱく質:25%、F脂質:25%(上限)、C炭水化物:50%(残り)


ダイエットで痩せる方法、体脂肪を減らすのに必要なカロリー:


基礎代謝量とPFCのバランスが分かった所で、

どのくらいカロリーを減らせば体重が減るのかについて考えてみよう。

今回参考にした下記のサイトによると、

(英語)The BEST Science-Based Diet for Fat Loss (All Meals Shown!)

https://builtwithscience.com/diet-to-lose-fat/

適切なカロリー制限によって、

1週間に体重の約0.7%減らす事(または一般に約450gまで)が、

筋肉を維持しながら体重を減らす為には最適とされている。

月で計算すると1ヶ月あたり1.8kg〜2kgのダイエットとなる。

次に体脂肪は20%水分を含むので、体脂肪1kgあたり800gが脂質と考えられる。

脂質は1gあたり9kcalなので、800gでは7200kcal

これが脂肪を1kg減らすためのカロリーという事になる。

つまり1ヶ月に1.8kg〜2kgのダイエットを目標とした場合、

1日あたり約432kcal〜480kcalを基礎代謝量から減らす必要がある。

よく-500kcalが推奨されるのは上記の計算から来るものと思われる。

そして、ここから導き出された消費カロリーを元に


P=たんぱく質、F=脂質、C=炭水化物 の配分をする。

例)Pたんぱく質:30%、F脂質:25%(上限)、C炭水化物:45%(残り)


ダイエットで痩せる方法、太る方法を調べる前に知っておきたい基礎代謝量の計算方法まとめ:


今回は筋トレをしながら健康的に体重を減らす事を目標にまとめてみた。

個人的な経験としてはカロリー計算だけで表示された基礎代謝量を鵜呑みにしてしまい、

気づかない間にカロリー超過やカロリー不足の原因に繋がっている気がした。

これからダイエットを考えている人や太る方法を模索している方が居たら、

まずは正しく基礎代謝量を調べる事から始めては如何だろう。


*基礎代謝量は現在の食事内容と考慮して正確に調べる

*カロリー制限は1日の基礎代謝量 - 500kcal = 月に1.8kg〜2kgの減量が望ましい

*総カロリーにおけるPFCの割合は脂質25%を上限にたんぱく質を中心に変化させる。

例)Pたんぱく質:30%推奨、F脂質:25%上限、C炭水化物:45%(残り)

(たんぱく質 1gあたり4kcal 、脂質 1gあたり9kcal、炭水化物1gあたり4kcal)

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