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6/24 第一回駅ホーム長さ調査 Osaka Metro編

こんにちは。本当は調査の翌日にはupしたかったんですが、風邪をひいてしまい今までかかってしまいました。すみません。
というわけで、今回は手始めにOsaka Metroの駅についてホームの長さを調査してきました。
地下鉄全般に言えることなのですが、地下線ではホーム延伸が必要になったときに追加工事を最小限にするために予めホームを長めに建設しておいて必要になるまではホーム端を柵で立入禁止にしておく、という方法がしばしばとられます。このあたりに注目しながら調査しましたので、どうぞ。

Osaka Metro御堂筋線

御堂筋線は今回江坂~梅田について調査しました。結果は以下の通り。

御堂筋線のホーム長さ

さすがに18m級車両×10両の電車が走る路線だけあってホームが長い。加えて端に未使用領域がほとんど無い。梅田駅ホームの端なんかこんな感じでそのままトンネルの端につながっているのがよく分かります。

御堂筋線梅田駅1番線ホームのなかもず方端部

Osaka Metro谷町線

谷町線は今回大日~谷町四丁目(南森町除く)について調査しました。結果は以下の通り。

谷町線のホーム長さ

東梅田・谷町四丁目を除き本章冒頭の写真にあるように柵の奥に立入禁止のエリアがあります。多くの駅は両側に車両約1両分なのですが、中には八尾南方の片側だけを約2両分立入禁止にしている駅(都島・天神橋筋六丁目・天満橋)もあります。太子橋今市・関目高殿も大日方にはホーム端部まで立入禁止のエリアはありませんが、これはホーム内の導線として既に使用している為(東梅田・谷町四丁目に立入禁止のエリアが無いのも同様の理由)。特に太子橋今市は今里筋線連絡通路が元々の谷町線ホームに継ぎ足される形で後から建設されているため、この連絡通路までホーム長さに算入すると18m級車両が9両停車できる長さとなります。

Osaka Metro中央線

中央線は今回堺筋本町~緑橋について調査しました。結果は以下の通り。

中央線のホーム長さ

堺筋本町・森ノ宮・緑橋には谷町線同様ホームの端に立入禁止のエリアがあります。堺筋本町駅は両側に各1両分、森ノ宮駅はコスモスクエア方に1両分、緑橋駅は学研奈良登美ヶ丘方に0.5両分程度ありました。堺筋本町は立入可能なエリアだけで18m級車両8両分の長さがあるのにまだ空間に余裕を残しています。

Osaka Metro堺筋線

堺筋線は今回天神橋筋六丁目~堺筋本町(南森町除く)について調査しました。結果は以下の通り。

堺筋線のホーム長さ

堺筋線は阪急京都線系統の列車が乗り入れる関係で8両編成となっており、ホームを当初建設した長さを全て使用しています。ホーム端に立入禁止のエリアがある…と思いきや、そこにあるのはホームドアの制御装置だけ。

立入禁止の柵のすぐ左手奥に見えるのがホームドアの制御装置(天神橋筋六丁目駅)

Osaka Metro長堀鶴見緑地線

長堀鶴見緑地線は今回森ノ宮~門真南について調査しました。結果は以下の通り。

長堀鶴見緑地線のホーム長さ

長堀鶴見緑地線(と今里筋線)は列車の編成が16m級×4両編成と短いこともあり、ホームの長さも短め。大阪ビジネスパーク駅以外は柵外に立入禁止のエリアがあるのも他線と同様。立入禁止のエリアの設定にはやはり駅ごとに個性が出ます。
両側:京橋・今福鶴見・横堤
大正方のみ:鶴見緑地
門真南方のみ:森ノ宮・門真南
無し:大阪ビジネスパーク
その他:蒲生四丁目
面白いのが蒲生四丁目駅で、門真南行きの1番線は京橋方に1両分の立入禁止のエリアがあるのに対して大正方面行きの2番線にはそれが無い。今里筋線連絡通路が大正方にあり、そのスロープが2番線側に寄った配置になっているのでその関係と思われます。

蒲生四丁目駅1番線京橋方の立入禁止のエリア
2番線側は今里筋線連絡通路のスロープに直結

Osaka Metro今里筋線

今里筋線は今回緑橋~井高野について調査しました。結果は以下の通り。

今里筋線のホーム長さ

今里筋線は今回調査した範囲内では長堀鶴見緑地線のように100m以上供用している駅が無く、ホームを端から端まで使用しなくても支障の無い導線になるように設計段階から工夫されていることが伺えます。
立入禁止のエリアはやはり両側に1両分の駅が多い中、井高野・清水・新森古市では井高野方に2両分。蒲生四丁目駅では2番線は両側に1両分ですが1番線の井高野方ホーム端部に入れるようになっており立入禁止のエリアは今里方のみ。
この路線で異彩を放つ二層構造となっている関目成育駅はやはりホームの長さも特徴的で、上階の井高野行き1番線は立入禁止のエリアは約1両分が今里方にしかなく、下階の今里行き2番線が立入禁止のエリアを両側に1両分ずつ持つことを考えるとトータルの長さにざっくり約30mの差が出るように見えます。
また、立入禁止のエリアは今里筋線においては壁で塞いであります。柵のような簡易な物ではなく、ある程度恒久的な構造物となっているのが特徴となっています。

この壁の奥に立入禁止のエリアがある(清水駅)
立入禁止のエリアの壁の奥(清水駅)

まとめ

今回はOsaka Metroの路線について駅のホームの長さを調査しました。地下駅にしばしば見られるホーム端の取り扱いも駅によって様々で、建設時の配慮と後年の活用が伺えます。
7/20から青春18きっぷ期間が始まりますので、そこからJRについては調査していくとして、それまでにあと一回か二回どこかを調査したいと考えています。

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