女性専用車両について考えてみる

熊本市交通局は、2両編成の路面電車のうち1両を、女性専用車両にして運用するニュースが発表されました。

女性専用車両は関東の私鉄からスタートして
今や全国に展開されています。
主に編成の1番端の車両に設定されることが多く、会社によっては中間車両に設定されているケースもあります。時間帯としては主に朝と、夜のラッシュ時に設定されて、日中や土休日などは女性専用車両の扱いは無しのケースも多いです。

皆様は女性専用車両についてどうお考えでしょうか。
これはなかなか難しい問題で、実際に私が現役時代も
思った以上に様々な声を頂くこととなりました。

実際にお客様からよく言われたケースは。
・女性専用車があると安心して女性は乗れる
・女性専用車は空いてるので廃止しろ
・男性専用車両もつくれ
・男女平等社会といいながら都合がいい
・法律で決まってないから気にせず乗る（男性客から）

というように案外に意見も多く、実際に乗務中に意見を頂戴し、列車を止めて対応したこともありました。また、男性が意図的に女性専用車両に乗って抗議するということもありました。

現実問題。ラッシュ時には痴漢被害もしばしば発生していますので、こういった点から女性専用車両は安心して乗れる場所かもしれません。一方で、それに対しての意見も当然にある。
公共交通機関のあり方について、考えさせられる案件かと思います。