人体の驚異的な精度

頭痛が頻繁に、そしてひどくなり、鍼先生のアドバイスを聞いて眼科に行ってみた。「むかし2.0とかあったんじゃない」と言われた。先生アタリ。小さな頃から夜空をあおぎ星を数えていたからか目がとても良かった。2.0計測したこと確かにある。その良すぎる目がスペックを落とし始めたのが頭痛の原因のひとつだと言われた。思ってもみなかった。近くを見るときにピントを合わせる機能というのは年を追うごとに働きを弱めるらしい。度数0.25の老眼レンズの入ったメガネを買った。ほんの、ほんの少しの度数なのに。ここ数日はpc作業をしても頭痛と吐き気がない。

春に蝸牛水腫というものになった。耳鳴りから始まり耳に水が詰まった感覚。耳奥のカタツムリに水が溜まったからだと検査でわかった。過労やストレスが原因と耳鼻科で言われた。確かに、職場の引越はバタバタしたしけっこう気も使った。一週間ほど薬を飲んだら耳が元通りに聞こえるようになった。カタツムリの水が正常に戻っていた。たぶんそのなくなった水はほんの数mlだろうに、それでバランスを欠いた。

うまくいかなくなって知る、身体の機能や精度やものすごいバランス。

とある朝ふとんの中で次男が自分の手を見ながら言った「なぜお手ては動くの」。その純粋な問いに感激すると同時に、再び学ばなきゃいけないことの多さに気づく。正確に、わかりやすく、伝えないと。やさしそうな解剖学の本を買った。








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