優しさというギフトを
みなさん、こんにちは。メリアです。
本日はこちらの1冊を紹介いたします。
本作は全20変が収録された短編集。
みなさんに小さな物語(ギフト)を送ります。
内容
大学時代の親友の結婚式へ向かう特別な近道。「コスモス畑を横切って」
海外留学の前夜、桜並木の下を父親と歩く。「そのひとひらを」
エニシダの枝に飾られた、彼からのメッセージ「花、ひとつぶ」
希代のストーリーテラーが、慌ただしい日常の中に潜む小さな幸せを描き出す。
感想
社会は「優しさ」で成り立っているんだなと思いました。
何気ない日常ですが、優しさが無ければ家族も恋人も友人も会社も成り立たない。
親が子供に対して、「病気になればいい」と思って食事を与えることなんて、ないでしょう。
「こんな会社なんて、さっさと倒産すればいい」と思って取引を行う会社の役員なんていません。
まぁ、これは例えとしては大袈裟なのですが…。
見えないだけ、言葉にしないだけで、人間の心はとても優しいのです。
人間は感情を持つ生物です。喜怒哀楽があるのは当たり前。
でも、人間の根底には
気づいていないだけで、優しさの根がしっかりとはっているんだと…。
思わずポロリと涙が出るような、温かな作品でした。
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