女性の欲望が溢れた作品
こんにちは。メリアです。本日はこちらの1冊を紹介いたします。
石田衣良さん著書の『爽年』です。
こちらは『娼年』シリーズの最終章となります。
娼年シリーズ
松坂桃李さん主演で話題となったこちらの映画。
御堂静香に誘われ、ボーイズクラブに入り、娼夫として多くの女性の欲望を受け止めてきたリョウ。
『娼年』『逝年』『爽年』と第3作となった今回の『娼年シリーズ』
日本の性に対する考え方を覆すような、衝撃を残す作品となったのではないでしょうか。
感想
こちらの作品はリョウと女性とのやりとりが密に描かれているのですが、どの描写も『美しい』の一言に尽きます。リョウの女性に対する敬愛と女性の欲望が底なし沼のように溢れているのです。
この美しい表現ができるのは、石田衣良さんの性に対する考え方の深さと、女性への敬愛が溢れているからだと思います。
石田衣良さんに愛される女性はきっと幸せだろうなぁと勝手ながらに思っています。
日本における性生活の乏しさ、その大切さを深く考えることのできる作品です。
この作品は、これからの日本にとって重要となるのではないでしょうか。
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