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グーグルがスマートグラス開発会社ノースを買収

『戦略をアップデートする』は、競争戦略コンサルタントとしてGAFA×BATH等の米中メガテック企業をはじめ国内外トップ企業の動向をフォローしている田中道昭が、日々行っているこれら企業へのリサーチの中から、その内容をnoteでシェアするものです。

今日の『戦略をアップデートする』は、グーグルによるスマートグラス開発会社ノースの買収です。

2020年6月30日、グーグルのコーポレートブログで「Our focus on helpful devices: Google acquires North(補助デバイスへフォーカスする:グーグルがノースを買収)」という記事が発表されました。

ノースは2012年設立されたカナダのスタートアップ企業で、昨年にスマートグラス「フォーカルズ」を発売。見た目は普通の眼鏡ですが、ユーザーの視界には、パソコンやスマホの画面のように様々な情報が映し出されます(The Verge動画参照)。

現在、グーグルは一部法人向けにスマートグラス「グーグルグラス」を扱っていますが、マス向けにはサービスを提供していません。グーグルは、ノースが持つテクノロジーや人材を、アンビエントコンピューティングでのデバイスやサービスの構築に活用するとしています。なお、ノースがグーグル傘下に入るのに合わせて「フォーカルズ」は終了となります。

グーグルは「モバイルファーストからAIファーストへ」方針を変更しました。今後、グーグルのアンビエントコンピューティングは音声AIアシスタント「グーグル・アシスタント」のエコシステムも取り込んで、さらに強力なサービスになっていくことが予想されます。

田中道昭

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