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マイクロソフトを牽引するクラウド事業

『戦略をアップデートする』は、競争戦略コンサルタントとしてGAFA×BATH等の米中メガテック企業をはじめ国内外トップ企業の動向をフォローしている田中道昭が、日々行っているこれら企業へのリサーチの中から、その内容をnoteでシェアするものです。

今日の『戦略をアップデートする』のテーマは、マイクロソフトのクラウド事業です。

マイクロソフトは、、2020年7月22日付けプレスリリース「Microsoft cloud strength drives fourth quarter results(マイクロソフトのクラウド事業が第4四半期業績を牽引)」で、クラウドコンピューティング・サービス「Microsoft Azure」の四半期(2020年4月~6月)売上高が前年同期比で47%アップしたと発表しました。

また、「Microsoft Azure」「Office365」などのクラウド事業部門の通年の売上高が、初めて500億ドル(約5兆2000億円)を超えたことも明らかにしています。

特に、アマゾン「AWS」と世界シェアでトップを争う「Microsoft Azure」の最近の躍進は、コロナ禍の要因もあり、目覚ましいものがあります。

マイクロソフトが7月に出したプレスリリースによると、ロジスティクスのC.H.Robinson、農業・食品関連サービスのLand O'Lakes(動画参照)、資源関連サービスのHalliburton、金融ソフトウェアのFinastra(動画参照)、金融関連サービスのMSCI、食品・飲料関連製造のPepsiCo、およびクレジットカードのMasterCardといった名だたる企業が、クラウドでの戦略提携先にマイクロソフト/「Microsoft Azure」を選んでいます。

クラウドコンピューティング市場における米中メガテック企業間の競争が激しくなる中、世界ではデジタルトランスフォーメーションの加速も見て取ることができます。

田中道昭

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