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マイクロソフトの環境問題への取組み①

『戦略をアップデートする』は、競争戦略コンサルタントとしてGAFA×BATH等の米中メガテック企業をはじめ国内外トップ企業の動向をフォローしている田中道昭が、日々行っているこれら企業へのリサーチの中から、その内容をnoteでシェアするものです。

今日の『戦略をアップデートする』のテーマは、1回目のアマゾン、12回目のアップルに続いて、マイクロソフトの環境問題への取組みです。

マイクロソフトは、2020年8月4日、コーポレートブログに「Microsoft commits to achieve ‘zero waste’ goals by 2030(マイクロソフトは2030年までに廃棄物ゼロを達成することを約束)」という記事をアップしました。

マイクロソフトは、データセンターに「Microsoft Circular Centers」を設置し、使われなくなったハードウェアから再利用・転用可能な部品を機械学習によって識別することで、再利用・転用・リサイクルの取組みを強化するとしています(動画参照)。

遡ること2020年1月16日には、「Microsoft announces it will be carbon negative by 2030(マイクロソフトが2030年までにカーボン・ネガティブにすることを発表)」とプレスリリース。カーボンネガティブとは、「排出する温室効果ガスの量 < 吸収する温室効果ガスの量」という状態です。マイクロソフトは、カーボンネガティブになるための詳細計画を策定、実行しています。

マイクロソフトも、アマゾンやアップルと同じように、環境問題を、CSRや社会貢献としてではなく、事業の中核として捉えているのです。メガテック企業によるこうした環境問題への取組みは、異常気象がニューノーマル化したとも言える状況とも相まって、ますます主流になると思われます。

田中道昭

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