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これまでの一年を振り返って思うこと


この家に引越してきて、今日でちょうど1年が経った。

3年ほど住んだ福岡から、転職を機に引越し、
同時に付き合っていた彼女と同棲をスタートした日だ。

転職に関してだけでも、自分にとってキャリアを考えた上での大きな変化でストレスフルでもあったし、そこに初めての同棲とあって最初は色々苦戦したな・・・(正直具体的にはよく覚えてないんだけど)

そして一昨日の6月16日には、2度目の転職で新しい会社での生活がスタートした。

1年前の自分は、おそらく前職(1度目の転職)での生活に胸が踊り、ここで頑張っていくんだと考えていたに違いない。
研修でもらったノベルティを見て、クリエイティブにこだわっているところに感銘を受け、「このイケた会社(チープな表現)で働くことができてよかった!」と思った記憶は鮮明に残っている。

3つめの会社にこのタイミングで転職することを、誰が想像しただろう。

そして、もう一つ。彼女との婚約。

今日は大学院時代から彼女と付き合いだし、ちょうど5年半の日でもある。

同棲を始めた時から「いつかはそりゃ結婚もするだろう」と思っていたけど、実際にプロポーズを近々するイメージは全く持ち合わせていなかった。
だけど、今では次のステップに進もうとしている仲になり、
日常の中で気持ちの機微な変化を感じながら生きていることを感じる。

いくつになっても価値観のアップデートは行われるもんなんだと、最近よく思う。

再び転職するに至ったこと。
結婚を本気で考え出したこと。

ただその2つの事実をとっても、その前後・過程の中でさまざまな経験をし、
その度に当たり前と思って、ある意味固執してしまっていたものの見方を見直したり、人生や仕事に対する自分の気持ちに正直に向き合ってみたり、そうありたいと強く思うようになったり。

そうすると、1年前決断したことも、思っていたことも、
全然そうじゃなかったと、実感として腑に落ちるように気付くことがあるんです。

決断したことをやり遂げたり、耐えることは大切だけど、
それと同時に、経験して・体感して初めて「こうでない」ことに気付くことがある。そして気付いた時に、その事実ときちんと向き合えて、自分との対峙の中で意思決定ができるかどうかが、本当に大事だと思う。

自分に正直になれた時には、心につっかえていたものが解かれる感覚が確かにあり、それが過ぎ去れば、また新しい「今」がここにある。
過去に固執するも解放するも、その瞬間を過ぎれば、案外どうってことないのだ。あっけらかんとしている。
目の前にあるのは日常であり、また「今」の自分の感情だけが共にある。
そうすると、できるだけ自分の本当の気持ちを置いてけぼりにして生きるのは辛いよなって思う。

外的な要因で生かされている状態の時は、気持ちが移ろいやすい。
そして、自分自身も外的要因が内発的なものだと勘違いしていることも多くある。

だからこそ、折に触れて、意図的に内省に向かうことが重要だと思う。
そうすることで、僕はこの一年の短い期間の中で、これまでの人生においても一番くらいにか、色々考え、そして生きやすくもなった。

自分にとって大事なもの、それを正直に、そのまま大事にして生きていくこと。
人であれ、物であれ、キャリアであれ、他者からの評価であれ、なんであれそれから受ける自分の感覚や反応、それは確かなものなのか、自分自身に嘘なく受け止め時には否定し、生きていられているか。
これは一生向き合うテーマであり、同時にアップデートもされていくもの。

将来はどんな風貌でどんなことを熱量高く語ったりするんだろう。
自分自身に対して楽しみな気持ち。

また新たなステージも、気持ち新たに、より自分の根っこに近い感覚で、生きていこうと思う。


fin.


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