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チェロ弾きのためのエッセイ〜若気〜


Day9 
No.5

今回はscherzo”冗談、諧謔的”とあります。
確かに、基本同じリズムではありますが、なんとなくからかっているようなフレーズにも思えます。

跳ねてみても良さそうだし、少しびっくりさせるような感じで素早く弾いてみるのもありですね。


そもそもscherzoとは。
これは楽曲の区分に用いられるもので、イタリア語で「冗談」という意味を持つそうです。普通は3拍子の軽快な音楽であることが多いようです。交響曲の3楽章あたりにもよく見られますね。

そんな訳で、少しくだけたような、真面目ぶらずにやってみます。

音程が難しいのはいつものごとくですが、同時にいろんなことをやろうとすると余計音がとっ散らかります。諧謔的ってそういうことじゃ無い気がしますが…


時々、こういう譜面もかっこよく弾ける日が来るのかなーなんて遠い目をしながら弾いています。

こういう早いテンポの曲を弾いているとふと思うこと。

最近、急いでしまったかな、と。
このシリーズを通して感じたのですが、もっと一つ一つをじっくり練習するのもありだったのかな、と。
思えば大学に入ってからも、先輩に追いつかんと上達を焦っていた気もします。
一定のレベルまではいけるでしょうが、このままでは得られるものや含蓄も減ってきた感じがします。

30日間、というのは夏休みという背景からとったものですが、細くても長く続けられるようなチェロが良いな、と思います。

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