フランツ・カフカ『父への手紙』~小休止~

フランツ・カフカ『父への手紙』、10ページ弱を訳してきましたが、区切りがいいのでちょっと休憩します。
ここまでの翻訳をまとめたPDFを有料部分にまとめました。横書きと縦書き、2パターン用意しましたので、お好きなほうでお読みください。

最初は冒頭だけお届けする予定でしたが、このまま行けるところまで訳すことにしました。最後まで頑張ろうと思うので、お付き合いいただけたら嬉しいです。マガジンは400円になりました。既に買ってくださった方は、そのままお読みいただけます。

今日は番外編で、本の裏に書かれた紹介文を訳しました。こちら。

画像1

フランツ・カフカの『父への手紙』は、決して送られることはなかったが、彼の死んだ後になって読者を見つけた。これはカフカ作品の中心的なテキストであり、彼の伝記における煉獄への、二次的な眼差しではない。これは、一人の作家の、不穏かつ刺激的な世界への入口として最高のものになるだろう。彼がいなければ、20世紀の文学史は違ったものになったであろう、あの作家の。

「不穏で刺激的」……。確かに、非凡で穏やかならぬダークな雰囲気が魅力的な作家、カフカ。彼が実際に書いた手紙は、その人となりの生々しさを伝えてくれます。

ここから先は

67字 / 2ファイル
週1でゆるっと更新します。ボリュームは1回500字~。時々おまけでいろんなことを書きます。

カフカ「父への手紙」を訳しています。400円の買い切りです。 よい作品だと思いますが翻訳が少ないようなので、皆さんのお手元で読んでいただけ…

本を買ったり、勉強したりするのに使っています。最近、買ったのはフーコー『言葉と物』(仏語版)。