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0歳児育児をしながら在宅ワーク(動画制作)で稼ぐママ


めらゆきです!
フリーランスで動画制作を始めてもう少しで2年になります。


私事ではありますが、昨年息子を出産し、
先日無事に1歳を迎えました…!

現在1歳0ヶ月の子をもつママでもあります。


今回は、タイトル通り

” 0歳児の育児をしながら動画制作をしているフリーランスママの実態 ”

を残したいと思い、noteを書くことにしました。


・育休中にリスキリングで動画制作を始めてみたいと考えている方

・家で子どもを見ながら在宅で稼げるようになりたいと考えている方

・会社員辞めてフリーランスになりたい、そろそろ子どももほしいと考えている方

などなど、
0歳育児とフリーランスの実態について
少しでも興味のある方は読んでいただけると嬉しいです(^^)




出産に関するフリーランスのメリットデメリット



現在会社員の方で、今後フリーランスとして独立願望があり、かつ結婚出産も考えていらっしゃる女性の方。


会社員時代に妊娠出産をした方が圧倒的にメリットが多いです…!


個人的に、フリーランスで妊娠出産を経験するメリットってほとんどないと感じました。


それでは早速ですがデメリットを書いていきますね(笑)


・つわりが辛くても有給使えないし、有給なんてありません
つわり、めちゃくちゃしんどかったです。
起きてから寝るまでずーーーっと頭痛と吐き気に襲われていました。
そんな中でも仕事はあります。
つわりが辛くて仕事ができなかったら、もちろん無収入です。
フリーランスは働かなければ0円です。
会社員の友人はつわりで仕事を休んでも有給を使ってお給料をもらっていました。
何度羨ましいと思ったか…です。


・産休ありません
臨月が近くなってお腹が大きくなって体が重くなっても、
フリーランスは働かなければ0円です。(2回目)
会社員の方はだいたい、臨月が近くなる頃から産休をもらえますね。
そして産休中はお給料の何割かはお金がもらえます。
働かずともお金がもらえるってすごいことです。


・出産手当とかもちろんないです
会社員なら出産お祝いとしていくらか手当をもらえるところもあるらしいです。
フリーランスはもちろんないですね。
私は取引先の社長さんからお祝いを頂いたりしていたので、
とても有り難かったです。


・育休なんてないです
会社員の方はだいたい、出産してから一年程度は育休で仕事を休めます。
育休中は給料の何割かはお金がもらえますね。
産休と同様だと思います。
フリーランスは産後育児をしているだけでは無収入ですね。


このように金銭的な補助はほぼゼロです。


いずれ子どもをもちたいと出産を考えているフリーランスの方は
相当な覚悟が必要だと思いました。


(実際に使った支援といえば、
 国民年金保険料、産前産後4ヶ月間は免除になりましたね。)


妊娠出産にまつわる補助なんて全然なくても、
「貯金たくさんあるから余裕です」
「夫がめちゃくちゃ稼いでるんで大丈夫です」
「私、余裕で稼いでいます」
って方々は何も心配ないと思います。


あと、妊娠中は気分が落ち込みやすくて鬱っぽくなりやすいので、
精神的な余裕も個人的に必要だと思いました。


私が会社員のとき、
「育休中は給料の何割かをもらえる」と知って、
フリーランスでも0歳の育児をしながらそれくらいは余裕で稼げるだろうと思っていました。


完全に甘くみていました。

私は育児の大変さを何も知らなかったのです。




妊娠期間中 / 仕事の様子



妊娠して3週目くらいからつわりとの戦いが始まりました。

妊娠前から継続的に動画制作の依頼を受けていたのですが、
つわりが始まってからは制作スピードがペースダウン。

仕事をストップしたら
もちろん収入もありません。

仕事をした分だけ報酬がもらえるこの世界では
仕事が全くできなくなると…

詰みます。


朝起きてから夜寝るまで永遠と続く吐き気と頭痛。

食欲はほとんどなく夫が買ってきてくれたゼリーやバナナを食べる日々。

1日中ソファで横になっていたこともあります。

夫の収入があるので、金銭的には問題がなかったのですが
人のお金で生活をすることに抵抗があったので
仕事はやめずにローペースで続けていました。
(自分が稼いだお金じゃないと、気持ちよくお金を使えない性格でした)


「つわりが終わったら、よし仕事ができる!」

と考える方もいるかと思いますが、
妊娠中って、なんだか体調が優れないものなんです。

つわりが終わったら気持ち悪さが消えたという方もいると思います。
しかし、私はつわりが終わっても、つわりのときの1〜2割くらいの気持ち悪さが出産するまでずっと続きました。

そして、鬱っぽくなりやすく
気分が落ち込むことが多々ありました。
(妊娠鬱ってやつでしょうか。)

フリーランス一年目の私は実績を積みまくりましたが、
思うように収入が伸びず、落ち込みました。

私が落ち込んでいても
夫は嫌な顔ひとつせず、優しい言葉をかけてサポートしてくれました。

気分転換に一緒にお出かけをしたり
美味しいものを食べに行ったり…
私が動けないときも、家事を全部してくれました。

夫には感謝しかないです。

仕事の方は
継続の案件をしながら、新規の案件もしたり、
動画以外の知識も必要だと、新しい知識をインプットしたり、
人脈を広げるためにいろんな方と話したり、
がむしゃらに行動をし続けました。

妊娠期間中も仕事は休まずに続けました。


お腹の赤ちゃんは何も問題なく
すくすく育ちました。
そして私も何も問題なく出産を迎えました。

出産の日。

予定日より2週間早く破水。

夜8時半に破水して、すぐに病院へ。

このときも簡単な仕事をしていたので、
入院バックにPCを詰め込んで病院へ行きました。

翌日、夜中2時半頃に息子を出産。

<生後1日目の息子>

あっという間の出産でした。

出産後、身体中疲れていましたが、
子どもの顔を見ると疲れも吹っ飛びました。

妊娠期間中に続いていた気持ち悪さは、
子どもを出産したら消えました。

よし、これから子どもを精一杯育てて
仕事もばりばりして頑張っていくぞ!

と私は意気込みました。

が、0歳児の育児はそんなに簡単なものではなかったのです。



出産後



産まれてすぐの赤ちゃんは、昼も夜も2〜3時間置きに起きます。

産まれて1ヶ月くらいは
1日中授乳しているんじゃないかってくらい
昼も夜も授乳します。
完母だったので、ミルクは一切使いませんでした。

日中子どもが寝ている時に一緒に寝ます。

夜、子どもが起きたら一緒に起きます。

夜にまとまって眠れない日々が続きます。

そして、身体はボロボロです。

出産の傷が痛くて、円座がないと座れない。

支えがないと歩けない。

1〜2週間くらいで普通に生活できるようになりますが、
出産後すぐは仕事ができる状態ではなかったですね。




子ども0〜1ヶ月の頃 / 仕事の様子



生後0〜1ヶ月頃の赤ちゃんは
日中寝ている時間が長いです。

2時間前後寝て、少し起きて授乳して、また何時間か寝て…。
子どもが起きている時間は本当に短い印象でした。

夜まとまって眠れないだけで
日中は比較的自分の時間があります。

そして、里帰り出産でこのときは実家にいたので、
家族や親戚、頼れる人がそばにたくさんいました。

まとまった時間があって、かつ頼れる大人が何人もいる状況だったので、
日中子どもが寝ている間に仕事をすることは可能でした。

やらなければいけないことが
授乳、おむつ交換、沐浴、抱っこ、着替え
くらいで

「在宅ワークなら、産後すぐからでも仕事できるじゃないか」
「育児と仕事の両立はできるじゃないか」

って思っていました。


子ども生後2ヶ月〜6ヶ月の頃 / 仕事の様子



子どもが生後2ヶ月の頃に、夫の転勤先の神奈川へ引っ越しました。

私の実家は山形、夫の実家は熊本なので
頼れる家族や親戚は近くに誰もいません。

頼れるのは夫だけです。

私は神奈川に住んだ経験がありません。
未開の地で、自分たちだけで初めての育児をすることにすごく不安がありました。

そんな中でも育児をしながら
なんとか仕事は続けていました。


生後3〜4ヶ月くらいになってくると
昼寝の時間が少なくなって、日中活動的になってきます。

夜はぐっすり寝てくれるようになります。

まだ1人遊びもできないので、
私が視界から消えるとすぐに泣きます。

子どもの視界にいたとしても、
かまってもらえないと泣くようになります。
「抱っこして〜」「遊んで〜」といって泣いている感じです。

子どもはいつでも可愛いので、
もちろん全力で一緒に遊びます。

手遊びをしたり、声をかけたり、体を触って触れ合ったり。

子どもの生活リズムを整えようと、日中は外に散歩へ出掛けて、
昼寝をしたら仕事をして…。

しかし、昼寝は30分から長くて2時間くらいです。

そんな短い時間で自分の仕事が進むはずがありません。

日中、仕事の時間がとれなくなったので
私は夜中に仕事をするようになりました。

夜10時頃から朝5時頃まで仕事をして、
朝8時頃から夫が帰ってくる17時過ぎまで育児をする。

夫は料理を作ってくれたり、洗い物をしてくれたり、
子供をお風呂に入れてくれたり、おむつ交換は当たり前です。
できること全部してくれます。

そして私は子どもが寝たら、また仕事を始める。

仕事を続けるには、睡眠時間を削るしかありませんでした。


・引っ越したばかりの土地で知り合いもいない、友達もいない

・日中の話し相手がいない、ほとんど子どもと2人っきり
(支援センターの場所が遠いのであまり活用できず)

・夜通し仕事をして常に寝不足

・在宅ワークなので外の人との関わりが薄い

こんな生活を続けられるわけがなかったです。
気持ちも落ち込んで、鬱っぽくなっていたと思います。


夫が、私の状態を心配して話をしてくれました。

「ゆきが仕事を続けたいなら子どもを保育園に入れよう
 育児をするなら、仕事はしなくていいから、ゆっくり休もう」


夫は、私が妊娠しているときから、もちろん出産後もずっと
「仕事を休んでいいんだよ」
と言ってくれていました。

でも私は仕事がしたかったのです。

社会的に価値がある人間と認められたかったのだと思います。

「育児をしているだけの私は価値がない」
「妊娠中に働いていない私は価値がない」
と、心のどこかで思っていたのだと思います。

自分で自分のことを受け入れることができていませんでした。


子どもを産んでも、
仕事をして社会に貢献して自分で稼いで、
1人でも生きていける、自立している人

でいたかったんだと思います。

私は仕事を続けたいと夫に話し、
子どもが生後5〜6ヶ月の頃に
子どもを保育園に預けることに決めました。


子ども生後7〜11ヶ月の頃 / 仕事の様子



生後7ヶ月で子どもを保育園に預け始めました。

1歳まで保育園に預けることを考えていなかった私は、最初は抵抗がありました。

自分が育児をしていた方が、子どものためになるんじゃないかとも思っていました。

でも、今では
「保育園に預けて良かった」と心からそう思います。


自分の時間が生まれ、日中に思いっきり仕事ができるようになりました。

朝方まで仕事をしなくても大丈夫になりました。

保育園の先生も優しくしてくださって、社会とのつながりができました。

子どもに友達ができました。

なにより、私が元気になりました。

子どもを1日預かってくれるって
保育園様様です。本当に。

子供が熱を出したり、風邪をひいたりして保育園を休むことがありますが
在宅ワークだと柔軟に対応できるので、そこは本当に良い点です。

ただ、土日は保育園に預けることができないので、
土日だけ夜に少し仕事をすることもあります。

息子が1歳になるまで、
平日の日中だけ専念して仕事を続けることができました。

<息子1歳のお誕生日>1人でケーキを食べようとしている


結論、0歳児育児しながら在宅ワークってできるの?



結論から言うと、可能です

が、高い確率で体調やメンタルは崩れると思います。

両親や親戚の方を頼れるなら、頼ったほうがいいです。

頼れない環境なら、自分の体が壊れる前に
保育園やベビーシッターなどの育児サービスを使ったほうがいいです。


0歳児育児をしながら仕事を続けるために必要なことを書き出してみました。

①仕事をして育児をする体力
0歳のときの成長はあっという間で
子どもの状態も数ヶ月で全然違ってきます。

寝返りができるようになった
離乳食が始まった
なんでも物を口に運ぶようになった
はいはいができるようになった
後追いするようになった
つかまり立ちができるようになった
歩けるようになった
もっとあります。

その変化していく子どもに適応していくために体力が必要です。

②家族の理解・サポート
家事、育児、仕事。
一緒に暮らしている家族にはどこかで負担をかけさせてしまうし
家族の理解やサポートがないと仕事は続けられないと思います。

夫婦、家族でしっかり話し合って、
自分たちの方向性を確立することが大事だと思います。

③育児も仕事もやりきるという強いメンタル
みんな仕事しながら育児してるし、自分もできるだろうと甘く考えていましたが、
絶対やりきるぞ!という気持ちがないと仕事を続けるのが大変かなと感じました。

④自分に休みを与えられること  /  休んでいる自分を認められること
ずっと子どもと2人きりだとしんどいなって感じるときがあると思うので、
そのときは適度に育児を休むことが大切だと思います。

休んでいるときも、
「なんで自分は休んでいるんだ」
「もっと仕事しなきゃなのに」
「家事もしなきゃいけない」
と考えていると体も脳も休まらないので、
休むと決めたら、自分を認めてしっかり休ませてあげることが大切だと思います。


在宅ワークで稼ぐにはここらへんが大事な気がします。
稼ぐ、というか「健康的に育児をしながら仕事を続けるには」ですね。

結局、育児関係のサービスを使わないと、どこかで限界がきてしまうと思うので、
0歳児育児中に仕事をするならサービスを活用するべきだと思います。

育児中のスキマ時間でお小遣い稼ぎをしたいって人は、
それで成功している方を見つけて、その方に方法を聞いて実践した方がいいですね。


私は妊娠中から出産前、出産後もずっと休まずに動画制作で在宅ワークを続けることができています。

そして、0歳児育児中でも、月収30万円は達成できました。


それは、継続してやりとりしてくださっているクライアントとのご縁があったからです。
また、新規の方でもご依頼してくださるクライアントとのご縁があったからです。
そして何より、夫や家族のサポートがあったからです。


私に動画を作ってほしいという方がいらっしゃるからには、
私は動画制作の仕事を全うします。


育児も、仕事も、諦めたくないから
子どもが1歳になったこれからも
継続して仕事を頑張っていきます!



長文、読んでいただきありがとうございました!



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