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シェムリアップ旅行① 1日目 ホーチミン市からシェムリアップへ

旅行が好きだ。特に海外旅行。行く先々の名所にとりあえず足を運ぶ。ただ、いつも訪れてから、その場所の知識の無さを後悔する。誰が・いつ・何のために建てたものなのか。寺院でも教会でも、時代背景や宗教、建てられた目的を知らずに見て回ると、ただ単にその壮大な建築物や内装の美しさに感激するだけ。ざっと見て回って、世界の観光地スタンプラリーブックに次々と判を押している感じ。スタンプの代わりに証拠写真を収めながら。

カンボジアという国、そしてアンコール・ワット、アンコール遺跡群。訪れる前にこの国の歴史的背景、アンコール遺跡について、ある程度の知識を持ってからいくことをお薦めしたい。きっと、その旅で印象に残る深さが異なってくると思うから。


ホーチミン市からシェムリアップの移動手段

ホーチミン市からシェムリアップへはバスもある。ただし、10時間以上かかる。私は朝8時過ぎ発のカンボジア航空で行った。フライト時間は1時間20分程。想定外の小型飛行機で通路が1つで両側に2席ずつ、縦は17列程。国際線だがシートにモニターはなく、飲み物もミネラルウォーターの一択だった。

シェムリアップ空港から市内への移動手段

シェムリアップの空港は2023年10月に新空港が開港した。旧空港は中心街から近かったようだが新空港は市内から45㎞程離れており、車で1時間程かかる。まだ新しいからなのか(私の訪問時で半年は経っているが)、着陸便が少ないのか、空港内はかなり閑散としていた。

空港から市内への移動手段として、私たちはホテルに送迎を事前に依頼していた。これは正解だったと思う。たいていの空港は到着口を出るとタクシーが数台停まっていて客を待ち構えているが、ここもまた閑散としていた。ホテル送迎は30$だったので、Grabやタクシーの相場とさほど相違がなかったと思われる。

ちなみに帰りはツアー会社からもらったパンフレットに載っていた、乗合の送迎バスのサービスを利用した。こちらは1人あたり9$。他の乗客をピックアップしたり、ある程度余裕を持って空港に到着するようになっているので、時間に余裕があり、1人か2人で利用するなら、金額的にはお得だし安心だ。

シェムリアップ1日目

ホテルは中心街がおすすめ

ホテルはオールドマーケットやパブストリートの近くに宿泊した。アンコール遺跡巡りはツアーを予約しており、ホテルピックアップで連れて行ってもらえるから、ショッピングや食事に歩いて行きやすい場所が良いとの判断。ホテル周辺にカンボジア料理のレストランもたくさんあるし、オールドマーケットまでも徒歩2分、スーパーマーケットも徒歩7分程度の場所にあり、かなり便利だった。

カンボジア料理のランチ


左がカレー 右が魚のAmok

カンボジア初上陸なので、昼食はやっぱりカンボジア料理を食べる。AmokとCambodian Curryを注文した。Amokは肉や魚の玉子とじ料理で、レモングラスの香りが効いた一品。カレーは、ココナッツミルク感があるが、タイカレーのように唐辛子の辛さはない優しい味だった。

オールドマーケット散策

昼食後はオールドマーケットに行く。雰囲気はまるでホーチミン市のベンタイン市場。同じような物を売っている店がいくつも軒を並べているところや、店員さんが日本語でやたらと勧誘してくるところ、価格交渉が必要なところがベンタイン市場さながら。せっかく来たので、店員さんとの価格交渉を楽しみつつ少し買い物をした。

アンコール国立博物館はアンコール遺跡巡り前に行こう

翌日のアンコール遺跡巡りに備えて、アンコール国立博物館で事前学習をする。市内からGrabでTukTukを呼んで向かう。ベトナムのGrab運転手で英語を上手に話す人は少ないが、カンボジアではTukTukの運転手もかなり英語を流暢に話せることに驚いた。博物館に行くなら、事前にチケットを買った方がスムーズに入れると運転手に薦められて、途中観光案内所に立ち寄ってもらいチケットを購入(直接購入と同額)したが、混んでいなかったので必要なかった。チケットは大人12$。オーディオガイドは5$でレンタル可能。日本語もある。オーディオガイドは倍速機能も付いているので、1.5倍速で聞きながら巡る。
仏教の仏像に関して、ヒンドゥー教の神々に関して、アンコール遺跡に関してなどの、展示ブースがある。

シェムリアップの新観光地!? 必見のCambodia Circus ショー

中心街から車で5分程度の場所にある、"Phare, The Cambodian Circus"。ここで観られるサーカスショーは期待以上に素晴らしかった。手に汗を握るような難易度の高そうな技の数々をかなり間近にみることができる。ノンバーバルって感じで、誰でもショーを楽しめる。時に観客全員が息を殺して演者を見守り、無事大技が決まれば大拍手。1時間程のショーだが、終わった後は文字通り興奮が冷めなかった。

このサーカスはチャリティの意味合いも大きく、貧しい子供たちを支援する学校で、子供たちが芸術を身に着けて、この舞台で賃金を稼いでいるようだ。

チケットは中央前列のA席で38$、中央後列のB席で28$、中央以外のC席で18$。せっかく観に行くなら、A席かB席で鑑賞することをおすすめする。
チケットサイトはこちら

サーカスショーは20時から。19時からプレショーとして、子供による伝統ダンスショーもあるので、こちらも観るべきだ。18時前からこの場所で食事もできるが、味は普通で市内で食べるより値段も高いので、食事は別で済ませたほうが良かったかもしれない。

訪問時期

4月中旬のシェムリアップはまだ乾季の時期なので雨は降らないのだが、気温がかなり高い。ホーチミン市も年中暑いので、同じぐらいだと思っていたのだが、それ以上。気温が39度前後だったようで、一歩冷房の効いた室内から出れば汗が噴き出る感じ。観光のベストシーズンではないため、観光客も少なめな感じがした。ゆっくりアンコール遺跡を見て回るには、ある意味いい時期だったのかもしれない。


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