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早朝のニューデリーを駆け抜けた女
予定より1日遅れてリシケシへ出発です。
列車でハリドワール駅まで行き、ハリドワールからリシケシまでバスという流れです。
朝6:45発の列車に乗り、ハリドワールにはお昼頃到着予定です。夜の移動は絶対しないので、安全な時間の列車のチケットをゲットしたし、宿から駅までは歩いて5分ほどです。
危機管理バッチリ!と心の中で自画自賛しながら、朝の6時頃に宿を出ます。(チケットを買ったときに、30分前くらいには駅に居るよう言われました)
そして、一瞬で凍りつきます。
暗い、、。
私はプチパニックです。
人よりも野良犬の方が多いレベルの早朝のニューデリー。
とにかく、小走り、早歩きを繰り返しながら駅へ向かいます。
あれ、遠い。。
歩き続けます。
大きな通りを挟んで向こう側駅.........
じゃない。。。。。。。。
プチパニックから大パニックへと変わります。
通りすがりの人に駅の方向を聞くものの、それぞれが違う方向を指差し翻弄されます。
通りすがりの自転車リキシャを止めようと走って追いかけるも謎に無視されとまってもらえません。
そこにオートリキシャが来ます。
私 駅までいくら?
運転手 100ルピー。
もうそんなやり取りしている場合じゃありません。
私 20ルピー。
運転手 50ルピーまでしか下げられない。
私 じゃあいいです。
歩いていこうとするも冷静になります。このままだと列車に乗り遅れる可能性があります。この数十ルピーをけちって列車に乗り遅れたほうが損害は大きい。。。
ということで、リキシャへ乗り込み駅へ向かいます。
私、全力で駅と反対方向へ行っていました。
暗さと恐怖で方向音痴に拍車がかかっていたと思われます。
駅がすぐ前に見えます。時刻は6:27。
リキシャと荷物を持った人たちで、身動きが取れません。
私が乗る列車、どなたかのブログで少し早めに出発したと読みました。ニューデリーの駅は広いし、、諦めかけます。
もう間に合わないかも。。
そう呟いた時、運転手は言います。
ここで降りて歩け
この言葉を私は脳内でこう翻訳します、笑
いけ、走れ!!
50ルピーを渡し、リキシャを飛び降ります。
走る。とにかく走ります。
人とリキシャをかき分けひたすら走ります。
きっとあの日、ニューデリーで一番全力疾走したで賞は私が、ゲットできていたでしょう。
荷物検査前のプチトラップおじさんに惑わされかけながらも、ホームへ駆け込み、階段を上がり一番奥のホームまでさらに走ります。
乗る列車が止まるホームへついてからも、自分の車両を見つけるべく走り続けます。(中から通り抜けを試みるもできず)
やっとの思いで自分の座席を見つけ、汗だくになりながら、大きな荷物を抱えながら席につきました。そして間もなく出発。なんとかハリドワールへ向かう事ができたのでした。
以下 どうすればそんなクオリティになるのか逆に聞きたくなるような列車内の写真を。
荷物を置く棚がありますが、バックパックが重くて一人で持ち上げたり下ろしたりできないため膝の上に
日本の新幹線を古くしたようなイメージです。軽食とチャイが配られます。
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