「新卒から大企業勤め、10年目でのキャリアチェンジ」についての考察

みなさん、はじめまして、月額定額制のパーソナルキャリア支援サービスmentorsを運営するLife Will Changeの代表の小宇佐敬と申します。

キャリアに悩んでいる方、現状から一歩を踏み出したいと思っている方、何かを変えたいと思っている方へ向けて、少しでも参考になるようなキャリアに関する情報を発信していきたいと思います。

今回は「新卒から大企業、10年目でのキャリアチェンジ」についてです。

いまだに就職活動における人気企業ランキングでは、大企業が大半を占めており、大企業の人気は根強いと思います。

一方、トヨタ自動車からも終身雇用が難しい、という発言が出ている通り、従来型の大企業で生涯勤め上げるというキャリアパスがもはや現実的ではなくなってきています。

すなわち、大半の新卒の学生が大企業を目指して入社はするものの、新卒で入社した大企業をいずれは旅立つことを前提としてキャリアを構築していく必要があります。

そして、一つの大きな分かれ道になるのが、「10年目」ではないかと個人的に思っています。

以下は私見に基づくもので、完全にこのパターンに当てはまる訳ではないのですが、大企業からはじめての転職を行う際、採用企業側からすると以下の様な見方になる場合が比較的多いのではないか？と思います。

要は10年目という年次は、「ポテンシャル採用枠」と「即戦力採用枠」の一つのボーダーラインとして捉えることが出来ると思います。

言い換えると

10年目を過ぎてくると、全く経験の無い業界に対して、大企業からキャリアチェンジを行う（ポテンシャル採用）ハードルが上がってくる

裏返せば、

10年目を過ぎてくると、自ずとそれまで勤めてきた業界での専門性や業務経験、即戦力としての要素がより求められる様になる

のではないかと思います。

加えて、転職者側の事情としても10年目を過ぎてキャリアチェンジを行う場合に大きな足かせとなってくるのが「年収ダウン」の要素です。

大企業では30歳過ぎに離職防止のフックの意味合いから、給与が一気に上がるケースがあります。

従い、大企業から未経験の職種や、ベンチャーへの転職を行う場合、30前半になってくると年収ダウンを伴うケースが多くなります。

ここがネックとなって、一歩を踏み出せないケースが多いのですが、その後も新卒から入社した大企業に勤め続けた場合、どんどん大きなキャリアチェンジは難しくなってきてしまいます。

当然、全ての人に上記のケースが当てはまる訳ではありません。

一方、10年目という節目が近づいてきた時に、今一度

・自分が本当にやりたい仕事は何なのか？

・今後40年、本当に今の会社で勤め上げたいのか？

ということを自問自答し、改めて自分のキャリアを見つめ直すことはとても重要なことかもしれません。

さて、今回は「新卒から大企業勤め、10年目でのキャリアチェンジ」について書かせて頂きました。今後も少しでも皆さんのお役に立つような情報をご提供していければと思います。

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