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サッカー日本代表 カタールワールドカップ アジア最終予選 オマーン戦採点

観たままの勢いで書きます、書きたくなったので。

採点してみました

サッカーの批評は初めてです。
それなりに試合も観てきて、そろそろちゃんと形にした方が自分の批評のレベルも上がるんじゃないかと思って、書いてみることにしました。
サッカーダイジェストの方式でいきます。

採点基準
1〜5の五段階評価です。3を基準点にして点数をつけていきます。

全体と監督

日本代表 1
最終予選初戦、しかもホーム、絶対に負けてはいけなかった。
前回大会も初戦ホームを負けていて、最終的に1位で突破したものの厳しい戦いになったので、それを踏まえてもこの試合に負けることが何を意味するかは予想でき、チームとして落とせない試合であったのに負けてしまったことが、良くない、というか最悪の結果である。
チーム全体としても、前半はオマーンの堅い守備・カウンター時にしっかり残るFWに手を焼き、後半は古橋の投入や広くピッチを使えるようになり多少押し込めるようになったものの、全体としてワントラップしてから次のプレーを考える、という様な印象が強く、セカンドボールにも足が止まっていて、流動的に、組織的に守備をししっかりと体の動いているオマーンに比べて動けていない感が強く、観ていてがっかりしてしまうような内容・結果だった。
前半途中のピッチをワイドに使い始めた辺り、後半開始10分間、堂安投入直後あたりはうまくボールをつなぎテンポの良い時間帯もあったが、そこでの細かいミスやサイド前方での停滞感(サイドハーフ・サイドバックでしか繋がっておらず結構孤立していた)が、チャンスを作れなかった原因か。
あとは、オマーンの選手のレベルが想像以上に高く、個の部分でなかなか打開できず、組織としても完成度が高かったので、総じてしてやられた感が否めない。
先日の川崎フロンターレ対アビスパ福岡の試合を見ているようで(フロンターレの方が勝てそうな雰囲気あった)、しっかりと準備してきた相手に対して手の打ちようがない印象だった。

森保 一 監督 2
古橋の投入はかなり効いていた。堂安も停滞感を払拭できそうな感じでこの2人の投入は良かったと思う。
しかし、大迫・鎌田、柴崎・遠藤の中盤のラインの相性の悪さというか、明らかに上手くいっていない感じをどうにかできなかったのかと思った。
ボランチ2人ともバランサーとして振る舞っていて、攻撃に絡む人数が足りなかったように感じたので、もっと役割分担させるべきだったのでは。
これまでの試合ではもうちょっと柴崎頑張っていたので悪くないコンビと思っていいたのだけれど。
あとは植田かなり浮いててフルで出場させるの厳しかったと思うだが…
まあ富安出せないのが痛手だったか。

先発選手


GK 権田修一 3
可もなく不可もなくといった印象。
失点シーンはまあノーチャンスでしょう。

DF 長友佑都 3
無所属・年齢が不安要素だったけど、さすがの長友さんでした。このままダニエウ・アウヴェスを目指して欲しい。
ゴール前に顔を出したり運動量もあり、悪くはなかった。

DF 植田直通 1
57分あたりのミス、自陣深くでの軽い守備から突破されたシーン、どちらも失点には結びついていないものの、決定期を作られて失点していてもおかしくない場面だった。守備面、攻撃面ともに低調なパフォーマンスで、ちょっと厳しかった。

DF 吉田麻也 3
相手のセンターフォワードのフィジカルが強く、かなり苦戦していた印象。大事なところは防いでいて、安定感はあった。

DF 酒井宏樹 3
特にこれと言って書くことがない。今日の試合では悪くない方。

MF 遠藤航 2
オリンピックとはもちろん違うし、比較するのが適切ではないことを承知の上で言うと、オリンピック代表で戦っていた時に比べ明らかに存在感が薄かった。オマーンの23番の選手がかなり効いてたので、役割が被っている分薄さを感じた。バランサーとしての意識が強く柴崎と干渉していたように感じた。

MF 柴崎岳 1
守らない、顔を出さないで運動量が乏しく、普段頑張っている印象がある故にかなりパフォーマンスが悪く感じた。
前が詰まっていた、というか相手の守備ブロックの意識が強く、しかもカウンター要因がしっかり前線に残っている為なかなか前に出づらかったとは思うが、サイドにうまく展開した時の顔出しが遅く、結果的に手詰まりになっているシーンが多く見られた為、もう少し運動量が欲しかった。パスも精度を欠き、代表で見た中で一番悪いパフォーマンスだったと思う。

MF 伊藤純也 3 (63分 OUT)
ゲームの展開上自らの長所である縦への突破力を見せられる機会が少なく、ボールを受けられたとしても相手の守備対応が良くなかなか普段の良さを見せられなかった印象。前半半ば過ぎるくらいまではできることがなく(サイドに展開されることが少なかった)、後半は古橋のサイドがやりたいことをできていた為、チームバランス的にも交代はやむなしか。
守備面はかなり頑張って戻っていたり、良い印象だった。

MF 鎌田大地 2 (70分 OUT)
前半終わりがけまで空気だった。ゲームを見ていて1人認識できなかった位には、ボールに絡む機会も少なく、見せ場を作れなかった。
オマーンの中央が固かった為動きづらかったとは思うが、全体的に輝きに欠けた。
もっと落ちてきてブロックの外側でコンビに絡んでもよかったのでは。

MF 原口元気 3 (46分 OUT)
攻撃面での活躍はなかったが、守備面はいつも通りサイドハーフとして求められるもの以上に頑張っていたと思う。
ある意味期待通りのプレーだったのかもしれない。

FW 大迫勇也 2
輝きに欠けた。日本に戻ってきてすぐJでの試合に出てきた時も、あまりコンディション的に良くない印象だったので(良くないのが普通)、ヴィッセルのせいにもできるのかなと。
オマーンの選手全体的にフィジカルの強度が高かったのもあるが、いつもは収まっているようなシーンでもボールを落ち着けることができていなかったり、そもそもいいところにボールが来なかったりと鎌田同様存在感が薄かった。
後半、堂安から短めのくさびのパスが入るようになってから自身のプレーも攻撃も流れが出てきたので、チームの調子を引っ張っていって欲しい。

交代選手


FW 古橋享梧 4 (46分 IN)
活性剤その①
陰鬱としていたチームを活性化させた。
サイドで開いてボールを受けた際に局面を打開できていたし、それまでとは違うゲームの流れを持ってきたが、クロスの精度をやや欠いた。
持ち味の裏への抜け出しなど、チームとして活かしたいところ。

MF 堂安律 4 (63分 IN)
活性剤その②
それまでのゲーム展開ではなかなか見られなかった、ワンタッチを含めたコンビプレーを使えるようになり、ペナルティーエリア角手前あたりからの短めの大迫に当てるパスなどはかなりよかったと思う。それでもオマーンのバイタルエリアの守備がコンパクトで固く、決定期を作る事は難しかったが、今日の試合の中では良い方だった。

MF 久保建英 3 (70分 IN)
堂安がボールを持った時など積極的に絡もうとする姿勢はあったが、結果として見せ場はほぼなかった。
失点後はパワープレーをしにいっただけに、厳しい展開ではあった。

オマーン代表(1人だけ)

23番 5
オマーン版遠藤で、守備のキープレーヤーとしてインテンシティー高くプレーしてた。日本の攻撃を沈黙させた。

思ったこととか

個人的に鎌田は大迫と組ませる感じではなく、セスク0トップスペイン代表のような感じでの起用の方がいいような気がするのだが…
それで古橋や伊藤をゴリゴリのウインガーとして起用したら生かせると思う。中盤の選手層的に厳しいが。
ブンデスを見ておらず(DAZNというかWOWOW独占のせいにしておく)フランクフルトでどんな感じかは知らないので、見当違いかもしれないが、少なくとも代表のトップ下でハマってると感じた事は少ない印象がある。
GKは権田出てるのちょっと疑問だった。
プレッシャーかかる場面だし、ベテランとしてわからなくはないが、オリンピック越えてきて安定感もある谷でよかったのでは。
あとは植田の今日のプレー見てる感じだと、菊池を選出すべきだったのではないかと思う。最近のプレーはかなりよくてJトップクラスのセンターバックに間違いなくなっているし、気迫あふれるプレーが今日みたいな試合では欲しい。
交代選手の選択肢の少なさというか、手数の少なさを感じた。
南野・鎌田・堂安・久保あたりの被り感というか、だったら田中碧・稲垣とかの運動量あるボランチ招集してもよかったんじゃ?(0トップやりたいだけ)とか思ったり。素人意見ですが。

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