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心理学的に正しい恋人の出会い方5選

7月に入りだんだんと暑い季節になってまいりました。夏が近づいてくると恋人が欲しいなあと思う方も多いのではないでしょうか。

巷には様々な恋人の作り方に関する記事や情報、ネットのニュースが出回り、どんなことをすれば恋人ができるのかわかららず、困っている人もいるでしょう。また、叶わない恋、望まない関係性を作り出してしまい、そこから抜け出せない人もたくさん見てきました。

そこで今回は心理学的に正しい恋人の作り方5選をお伝えしたいと思います。この中から自分にあっている方略を選び、実践してみてください。

※本投稿は結婚相手を探したい人・遊び相手を探している人向けの記事ではなく、彼氏/彼女の恋人関係を求める人向けの記事になります。

1.趣味に関するコミュニティへの所属

これは私が一番おすすめしている手法の1つです。趣味に関するコミュニティに所属し、恋愛をあまり意識せずその趣味を仲間と楽しむことです。

恋人を作りたいのに恋愛を意識しない、というと矛盾しているように感じると思われますが、恋人を作ろうと必死になっている人に惚れたり、お付き合いしたいなと思う人は少ないでしょう。これは男女とも同じ感情を抱きます。

そのため、まずは自分が無我夢中に一生懸命になれることに取り組み、その共通の趣味や目標に向かって頑張る仲間を見つけることです。これは、みなさんがよく学生時代にやっていたことでした。なにかわかりますか?

それは、部活動やサークル活動、アルバイトなどです。自分の趣味に関して一生懸命に取り組んで頑張っている中で、相手の頑張っている姿を見てかっこいいな、かわいいな、応援したいなと思いから恋愛感情がうまれ、そこから付き合った経験がある、という人も多いのではないでしょうか。

つまり、私たちは学生時代に行っていたこの手法が恋愛関係に発展するのに一番向いていたのだと今になって気づくのですが、社会人になると趣味の時間を確保することが難しくなったり、そもそも趣味がなかったり、その趣味も他人と共有できるものでなかったり、、、。

色々な言い訳を作り出してしまい、趣味関係のコミュニティに所属することを諦めて現状維持をしようとしてしまいます。

それに対し、恋愛関係などは一切意識せず、朝早起きするためのコミュニティに所属したり、ボルダリングのコミュニティに所属して友達と運動することに楽しみを見出している人は、いつの間にか恋人ができていた、という話をそこらじゅうで耳にします。

恋人を作るための一番の方法は趣味関係・興味のあるコミュニティに所属し、その活動を楽しむことなのです。

しかしながら、この方法は少し時間がかかるかもしれません。一朝一夕に恋人ができるとは言えませんが、趣味も楽しめますし、日常生活が充実するようにもなるのではないでしょうか。

2.マッチングアプリ

女性はマッチングアプリでは比較的使い勝手が良い傾向にあります。なぜなら、男性は基本的にどのマッチングアプリでも有料になってしまうため、着手することに抵抗がある人もいます。しかしそのハードルを越えてマッチングアプリを使用するわけですから、男性の本気度が担保されます。中には遊びの恋愛やひと夏の恋を求めている男性もいるので、そこは見極める必要がありますが、試してみて損はないかと思われます。

マッチングアプリを使用する際に注意しなければならないことは盛ることです。男性にも女性にも共通する特徴ですが、マッチングアプリでは誰しもよく見られたいという欲求が高まります。

そのためプロフィール写真を盛ったり画像を加工したり、プロフィールの内容を誇張して書く傾向があります。それは一見当たりまえに思われるかもしれませんが、心理学的にはおすすめしません。

なぜかというと、盛って表現することは、自らハードルを上げ、実際に会った時に相手を幻滅させるリスクを自ら上げているからです。

これを読んでいるあなたも、何かに対して期待しすぎて、そのハードルを越えられず大きなショックを受けた、という経験をしたことがあるでしょう。このことはマッチングアプリでも同じことが言えます。

また、恋人に求める特性に関して、オンライン上のプロフィールを閲覧する間接的な文脈と、現実に相手と会う直接的な文脈では相手の評価と恋人に求める特性の一致度が変化することがわかっています()(Eastwick, Finkel, & Eagly, 2011)。つまり、実際に会った時とプロフィール内容を見たときに、良いと思う内容が異なるということです。そのため、あまりプロフィールを意識しすぎる必要もないと考えられます。

もし、マッチングアプリの方法に興味がある方は、おすすめのアプリをいくつかご紹介しておきますね。

iPhoneの方はこちらから

androidの方はこちらから

しかしながら、マッチングアプリは依然として抵抗がある方も多いかと思います。なので、抵抗がある方は他の方法を試していただくことがよいでしょう。抵抗がない、もしくは一回くらい試してみてもいいかも、と思う方はぜひ。

3.昔の友人と関係を再構築する

この方法も恋人関係を意識すると難しいですが、最近連絡を取っていなかった異性に連絡をするという方法です。

急に連絡をしたら不自然ではないか?相手に不信感を抱かせてしまうのではないか?と考えてしまいためらうかたも多いと思いますが、実際に連絡をもらった方は案外嬉しい気持ちになるものです。

SNSなどをやっていると、懐かしい友人を見つけることがあり、昔の自分といまの自分はすごく変わったから会うのは恥ずかしいと思う人も多いです。しかし、実際に会ってみると、共通の話題が見つけやすく、これまで何をしていたかなどの話題も聞けますし、ゲインロス効果、いわゆるギャップ効果で、昔のルックスと現在のルックスのギャップを感じドキドキすることも考えられます。

全く知らない相手でもなく、一度会ってしまえば連絡も気軽にとりやすいというメリットもあるので、こちらもおすすめの出会い方です。

4.スポーツ関係・トレーニングジムに通う

はじめに紹介したコミュニティに所属する、に近い内容ですが、こちらもおすすめの方法です。スポーツ関係やトレーニングジムに通うこともひとつの手法です。なぜかというと、女性は特に外見的な魅力が高い方がアプローチを受ける確率が高まります。

これは見た目のルックスだけではなく、身体的な魅力も大きく含まれます。より魅力的なスタイルである方がモテやすいということです。もちろん、男性も外見的なルックスでモテることは間違いありませんが、男性は内面も大きく重視されます。

戸塚(2014)によると、「意志の強さ」や「誠実さ」の特性において、男女ともに許容範囲が狭く、高いレベルで期待していることがわかっています。つまり、恋人を選択する際に、「意志の強さ」や「誠実さ」を重視しているということです。

男女ともに自らの身体的魅力を高めつつ、スポーツやジムでのトレーニングをする中で出会う人と新たな関係が生まれるかもしれません。不純な動機かもしれませんが、一旦恋愛を忘れトレーニングをしている中で、ふと出会いが訪れることも少なくないでしょう。

5.1~4をすべて実践する

いまご紹介してきた1~4の方法は個別で使用することもできますが、すべて同時に実践することも可能です。1~4で自分にあった方法を実践することを最初に提案しましたが、「どうしても今年の夏は恋人が欲しい!」という方はすべて実践してみることも良いでしょう。

なぜなら、今回ご紹介した方法はすべて、恋人を作るためにかかる金銭的な費用はほとんどないからです。男性がマッチングアプリを使用する場合は別途、料金が発生しますが、、。トレーニングジムに通うことも自らを鍛えるため、健康的なカラダを手に入れるため、と考えれば恋愛目的にはなりません。週一回通う程度であれば、金銭的に負担になることもないでしょう。また、運動することでメンタルヘルスも改善されるので、ストレスを抱えていたり、もやもやしている人ほど運動はおすすめです。

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いかがでしたか?

心理学的に考えると人は無限にいる人間の中から相手を選んでいるのではなく、自らが所属しているコミュニティの中から相手を選択しています。部活やサークル、アルバイトや学校・職場、趣味関係のコミュニティなど限られたコミュニティの中で恋をするものです。

そのため、コミュニティに所属していない人は、何らかのコミュニティに所属することをおすすめします。すでにコミュニティに所属している人でも、そこに恋愛関係に発展する人がいないのであれば、新たなコミュニティを探すのも1つの方法です。

※今回あえてご紹介しませんでしたが、友人の紹介も可能であればよいと思いますが、紹介できる友人がいないと言われてしまうケースも多いと思うので割愛しました。

引用文献
Eastwick, P. W., Finkel, E. J., & Eagly, A. H.(2011). When and why do ideal partner preferences affect the process of initiating and maintaining romantic relationships?. Journal of personality and social psychology, 101(5), 1012-1032.
戸塚 唯氏(2014). 恋人の性格特性に関する許容範囲 千葉科学大学紀要, 7, 49-58.



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