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ゼロから始めるアイルランド日記~15~21日目

アイルランドでの生活も3週間が過ぎました。今週から語学学校が始まりました。家探しや銀行振り込みをしたり、行ってみたい場所があったり、不安な気持ちを毎日抱えながら生活していたのがこの一週間だったなと感じました。

学校生活について

まずは学校初日。授業開始30分前に学校に到着しました。迷っていると優しそうなおばさんが案内してくれて、教室に向かうと誰もいません。開始5分前になってようやくひとり来た。。。先生も5分遅れて入室。なるほど、こんな感じね(笑)

みなさん時間にルーズなようで。私もルーズな人間なのでちょうど良い気もします(笑)開始15分で全員が揃い、先生が色々と説明していましたが、なに言ってるかわからない。英語早すぎて聞き取れませんでした(笑)

そんな感じで授業がはじまり、何とか一日目の授業が終わりました。「みんな英語習う必要ないじゃん」というくらい英語で意思疎通ができていて、自分がこのクラスのレベルであることが理解できません(笑)でも頑張ってついていきたいと思います。

ともあれ、同じクラスにひとりだけ日本人がいて、日本語を話せる韓国人の子もいたので、少しほっとしました。彼らとも学校内では英語、学校外でも伝えられるときは英語で会話するようにしています。
あ、あとこれは今日知ったことなのですが、僕の学校には日本人が5人しかいないようです。他の留学先は日本人も多いと聴きますし、はるばる遠い国に来てよかったなと改めて思いました。

初日は放課後にCity Centreでランチを食べて、そこから大きな公園をお散歩して帰ってきました。オンラインの授業にも出席して、一日が終了。授業が終わった途端、どっと疲れが押し寄せてきました。「毎日これはきつい、、」と思っていましたが、やはり慣れるものですね、3~4日もすれば、ある程度の体力は残るようになってきました。こちらでは「無理をしない」をモットーに生きているので、上々の滑り出しです。

語学・私の英語力について

「英語話せないって言ったって、少しは話せるんでしょ?」

と言われることがあるのですが、全くです。本当に全くです。英検三級は小6の時に取りましたが、センター試験のリスニングだって6割とかでしたし、イギリスに行ったときも、カフェで何とか注文できますが、基本何言われてるかわかってません。This。みたいな感じ。海外にも一度しか行ったことはありませんでしたし、本当に話せないんです。だから来た、という部分もあります。そういう環境で生きていけるのか、ということにチャレンジしてみたかったのですよね。

あ、話せない自慢をしたいのではなく、話せなくても何とかなったということをお伝えしたかったのです。友人に「非言語が7割だから」ということを言われて、「まさかそんなわけ」って思っていましたが、こちらから会話を始める場合に限っては聞き取れなくても何とかわかることも多い、ということに気づきました。

こちらから会話を始めると、ある程度相手の返事を予測することができます。なので部分的にでも単語を聞き取ることができれば何を話しているか、なんとなくわかるものなのですよね。

まあでも伝わらなかったり、聞き取れないとやはりストレスを感じます。そこは違う国に来て学んでいる以上は仕方がないことだと割り切るしかないのですよね。ただ、こちらに来た時にも、「頭ではわかっているが身体がついてこない」ということがありましたが、今回も「頭ではわかっているけど、心がついてこない」ということがありますね。心や身体っておもしろいなってつくづく思います。

言語についてひとつ思ったことは、やはり学んでいて「楽しい、おもしろい」という感情がなければなかなか上達することは難しいな、ということです。海外の人は間違えながら英語を覚えていくと聞きます。人は間違えることに対して大なり小なり恐怖感を持っています。そのため、間違えても理解してくれたり、褒めてくれる存在というのは大事ということを言語学者の論文で読んだのですが、本当にその通りです。

私のホームステイ先のホストマザーは、言葉が伝わらないと露骨に嫌な顔をしてきます。これでは当の本人は英語に対して恐怖感を持ってしまい、勉強していてもおもしろいと感じることができなくなってしまう。

ここはマインドセットに関する部分ですが、例えばこちらの論文(1)のように、不安やコミュニケーションで否定的なフィードバックをされることへの恐怖感を持っていると学習へのモチベーションや努力が低下することがわかっています。なので、語学に関しては褒めてくれる先生や間違えても気にしない、理解してくれるネイティブスピーカーの友人を持つとよいです。

できるだけ否定的なフィードバックを返してくる人とは一緒にいない方が望ましいです。また、それによって言語が嫌いになってしまうのは本当にもったいないことなので、言語を話している本人と言語を切り離して考えることが対処法としては望ましいですね。

例えば、自分の嫌いな人が日本語を話していたら日本語を嫌いになるでしょうか?なりませんよね。言語は悪くないのです。言語を話す本人と言語は別の存在として分けて考えてあげるのが良い戦略ということです。

家探しについて

いまはホームステイをしていますが、ホームステイは1カ月の契約なので、割とすぐに出ないといけません。しかも、2週間の隔離があるので、家探しをして内見に行って、という時間を考えるとスケジュール的にもキツキツしていました。

アイルランドでの内見は基本的にDaftというアプリを使って家探しをする方がほとんどのようで、私もその方法で見つけました。知人によると、「いまはコロナで人がいないから見つかりやすいよ!」とか言ってましたが、そんなことはありませんでした。メールを送っても8件送ってやっと2通帰ってきたくらい返信率が悪いですし、お気に入りに入れていたら、数日後には決まってしまっていたり、そこに内見に行っても、ちょっと違うなーとなることもありますので、簡単ではありませんでした。

※簡単だよ!と書いている記事もありますが、主観的評価は本当に人それぞれですので、あまり信用しない方が良いかと思います(笑)
もちろん、妥協して治安の悪い地域や、安い物件であれば見つかりますが、自分の住みたいところは僕にとっては重要な要素だった、ということもあると思いますので、個人の尺度・価値観を大切に。

私の場合は1件目に行ったお家の方がとても素敵な方だったので、2件目には行かずに決断しました。実際比較して決められることがベストですが、返事を次の日までには~ということもありまして。そういう時の判断ですが、私の場合は自分が後悔するか、しないかで判断するようにしています

もし別の人にこの物件を取られてしまったとしたら、後悔するかな?と考えたときに、即答で「後悔しそう」だったので決めたという感じですね。実際のところは住んでみないとわからないということもあると思いますが、ひとまず次に住む場所がない状態からは脱出することができたので、一安心です。

アイルランドでの銀行振り込みについて

これはほとんどの人に必要ないことですので、読み飛ばしてもらって構いません。いつかアイルランドに渡航して、銀行口座持ってないのに、明日までにこの番号に振り込んでね!と言われた人のために書いておきます

①振込先の番号を入手
これはおそらく大丈夫でしょう。わからないなら本人に直接メールで聴いてみましょう。
②振込方法
僕が実際に行った方法は、その振込先と同じ銀行に行って、必要書類に記入し、振り込むという方法です。
しかし、アイルランドに来たばかりでは銀行の名前など知るはずもありません。私もわからなかったのですが、口座番号のはじめの方に銀行名がアルファベットで書いていました。初めは数字とアルファベットの羅列が口座番号だと思っていたのですが、銀行名だったのですよね。わかりにくい。

例)IE30ABCD63738323838
みたいに書いてあって、ABCDの部分が銀行名です。他の銀行がどうかはわかりませんが、私の場合はこのような感じでした。

③銀行へ行く
銀行名がわかったら、その同じ名前の銀行をGoogleMapで探して向かいましょう。あとはそこの銀行にいって、「この番号に振り込みたいんだけど、どうすればいいですか?」ということを、困りながら訪ねると、恰幅の良い優しそうなおじさんが助けてくれました(笑)

アイルランドの銀行振り込みの方法は、あまり記事に書いておらず、私は見つけられなかったので、誰かのためになればと思います。

Leap Cardについて

アイルランドではリープカードというICカードを使います。これについてはたくさん記事があるので、そちらを参考にしても良いと思いますが、注意点だけ書いておきますね。

普通のリープカードはSparというコンビニに行くと買うことができます。

という記事をたくさん見かけましたが、見つかりませんでした。どういうことかというと、店員さんに聞かないと出してもらえないので、普通には置いていないということです。

こちらに来て英語が話せない人にとっては、「できるだけ会話したくない」という心理になるのが普通です。私はコンビニに入ることすら緊張します。だから基本話したくない気持ちはわかるのですが、どんなに探しても見つからないので、レジに並んで「リープカードありますか?」と聴くしかありません。

注意点はそこだけですね。いくらチャージするか聞かれると思うので、その金額を伝えてチャージしてもらいましょう。

Student Leap Cardについて

これは語学学校や大学に通う学生は手に入れることができるICカードです。これは事前にStudent Leap Cardと検索して、申し込みを行い、City Centreのバスオフィスにいけば受け取ることができます。

ただし、少なくとも学校に6カ月以上通う証明書が必要です(2020年10月現在)。学校からもらっている詳細が書いている書類を見せれば良いのですが、最低6カ月なので気をつけてください。

ネットの記事に書いているものの多くが、「3カ月以上通う人なら発行してもらえる。2カ月でも発行してもらえた人もいた」という記述を多く見かけました。おそらく3~4年前はそうだったのかもしれません。2020年10月現在は少なくとも半年以上になっているので気を付けてください。

何とかなる、ということ

今週一週間もハプニング続きで大変でしたが、何とかなってきました。「わからなかったら聴く」ということをすれば、誰かが教えてくれます。英語はめっちゃ早くて聞き取れないけど、部分的にでも聞き取れれば何とかいけます。

最近は不安になっても何とかなるということがよくわかってきました。正しくは、何とか解決しているのだと思います。不安は感じて当然のことなのだと思います。でも、何とかなるのです。

来週は引っ越しがあったり、新居での道具を買いに行ったり、少し予定が増えていきますが、今週よりは楽しめるといいな。

写真はヨーロッパっぽい街並みを感じた場所です。それではまた次週。

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