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不安、ときどき認知療法 のち心は晴れ

難しい言葉や概念は一切出てこない、わかりやすい認知行動療法の本を紹介したい。認知の歪みを自覚し、回避行動を修正していく。回避行動をとればとるほど、治らなくなるからだ。誤った予測(思い込み)は、行動することで修正されていく。行動療法として段階法が紹介されている。動かなきゃ治らないというわけだ。

1)避けていることや不安に思うことをリストにする
2)自分にとって難しい順に並べる
3)簡単なことから取り組む
4)うまくできたら次の段階に進む

ごくシンプルな方法で、毎日、1時間ほど、認知の歪みをただし、実際に行動してみるを繰り返して治していく。実に正攻法。日々、日記(記録)をつけることが勧められているが、軽度の不安障害(社交不安含む)なら治していくことができるはず。

小さな一歩から始めれば怖くない

苦手とすることにも、一歩ずつ取り組んで攻略していくなら、下記の書籍にあるマインド・スカルプチャーの技術を使うのがよい。要はイメージトレーニングだが、怖いと思う出来事を30秒だけイメージして、対処する訓練をしていく。これが習慣になると、まずは、イメージ上では恐怖を克服できるようになる。

あとは、1分だけチャレンジしてみるとか、小さな小さな一歩で、自分の苦手に迫っていく。一気に苦手意識・恐怖を克服することはできなくても、1分間、それに正面から向かい合うことは難しくない。特にイメージの中では。本当に、徐々に、徐々にだが不安を乗り越えていくことができる。

苦手を避け続けるわけにはいかない

発達障害(ADHD)についての本を読むと、とにかく「強み」(長所)を伸ばすようにというものが多い。しかし、現実には苦手意識のあるものや、恐怖を抱かせる対象を全部避けているわけにはいかない。「回避行動」に縛られると、まるで、目に見えない鎖につけられているかのように、不自由に生きなければいけないだろう。

弱みになっている部分は、一気に解決できないとはいえ、逃げずに取り組み続けることが必要だ。弱みを克服したという意識は、強みをいっそう強いものにしてくれるからだ。

#不安 #認知療法 #セルフヘルプ心理学

大人のADHDグレーゾーンの片隅でひっそりと生活しています。メンタルを強くするために、睡眠至上主義・糖質制限プロテイン生活で生きています。プチkindle作家です(出品一覧:https://amzn.to/3oOl8tq