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「やりたいことが見つからない」って本当?目標を見つける方法を考えた。

目標を定めようにも、本当にやりたいことが見つからない、わからない、という人は多い。目標を決めきれない理由は、そこにある気がする。でも、目標がない人生ってのも辛いものだ。

マラソンだって、サッカーだって、バスケだって、明確な一つのゴール(目標)があって、そこに向かってプレーするから楽しい。もし、ゴールがあいまいなら、その時間のプレーは空虚になる。「自分、何やってんだ」と思うと、一気に無気力になるよね。特に、ゴールのないマラソンなんて、体罰だ、ほとんど。

といっても、いきなり、自分に「目標は何か」と問いかけても、問いが大きすぎて答えはなかなか出ないものだ。そんな時、目標を見つけ出すためのテクニックを紹介してみたい。

「小さな瞬間」を見つけ出す

「自分の周囲に目を配り、隠れた喜びの瞬間を見つけ出そう」
「あなたが喜びを感じる変化の瞬間に焦点を当てよう。むずかしく聞こえるが、たいていの人は少なくとも一つくらい、楽しいと思える瞬間を思いつくものだ。」(P199)

脳が教える! 1つの習慣 ロバート・マウラー (著), 本田 直之 (監修, 監修), 中西 真雄美 (翻訳)

「小さな瞬間」とは、自分が「喜びを感じる瞬間」のことだ。どんなに退屈な仕事でも、嫌でたまらないと感じる場面の中でも、人は「楽しい!」と感じる瞬間を持っているはずだ。それを見逃さないこと。

今の仕事の中で楽しいと思える瞬間を探す

「脳が教える!1つの習慣」の中では、警察官のジョージの例が取り上げられている。ジョージは警察官の仕事がいやでたまらなかった。しかし、自分がどんな仕事に転職したらよいかというのも、分からなかった。そこでマウラー博士から与えられたアドバイスが、「今の仕事の中で楽しいと思える瞬間を書き出す」ということ。

最初は「楽しいこと」など無いように感じるジョージだが、だんだん、今の仕事の中でも「楽しい瞬間」を発見するようになる。彼の場合、それは、パトカーの中で犯罪者と会話し、彼らの悩みを聞いたり、アドバイスをすることだった。留置所に行って、彼らと話すことさえ、「楽しみ」にしている自分に気づいたのだ。

ジョージは、人の話をよく聞いて、アドバイスをしたり、励ましたりする「カウンセラー」が自分のゴールであることに気づいていく。現在、彼は、心理学講座に通いながら目標を達成しようとしている。まだ、警察官はやめたわけではないが、思考に変化が生じたのだ。

「いまは新しい仕事のための経験を積んでいるのだと考えるようになってからは、警察官の仕事もおもしろくなってきた。」(P198)

脳が教える! 1つの習慣 ロバート・マウラー (著), 本田 直之 (監修, 監修), 中西 真雄美 (翻訳)

誰でも、毎日の生活の中で「楽しいと思える瞬間」はあるものだ。しかし、意識していないと、それはすぐに過ぎ去ってしまう。ネガティブな感情に支配されると、一日を振り返ると、何一つ良いことが無かったと感じるものだ。でも、それは実際には錯覚にすぎない。実際には、毎日、毎日、喜び、楽しみの瞬間が、誰にでもあるんだから。

ジョージは、自分にカウンセラー適性があることに気づき、転職を考えている。しかし、必ずしも転職しなくても(警察官のままでも)ジョージは「自分のやりたいこと」を実現していけるはずだ。なんといっても、今の仕事をしている最中に、自分のゴールを見つけたんだから。

「記録」する癖を作ろう

時々、大きく考えすぎて、小さな瞬間を見逃してしまうことがある。「~~の仕事だからつまらない」とか「~~の場所ではしょうがない」とか。でも、どの瞬間にも、やはりその人にとって喜びの瞬間がある。これは、ほんと、面白いくらい人それぞれ。だからこそ、自分にとっての「小さな瞬間」を見逃さないようにすることが大事だ。

私は小さなメモとボールペンを常時、携帯している。スマホなどのデジタルツールも良いんだけど、やはり、アナログメモは早い!パッと書きとれるもんね。これで、日々、「喜びの瞬間」をメモしていく。一日のうちに、どれくらい「喜びの瞬間」があり、それがどんな分野に偏っているのかをチェックできると、自分にとって何がやりたいことなのか?はっきり分かってくるはずだ。

大げさではなくてよい、小さな質問をする習慣を持てばいいだけだ。

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大人のADHDグレーゾーンの片隅でひっそりと生活しています。メンタルを強くするために、睡眠至上主義・糖質制限プロテイン生活で生きています。プチkindle作家です(出品一覧:https://amzn.to/3oOl8tq