メンタルを強くする「オノマトペ」本を色々借りてきた(藤野良孝)
人は言葉に大きな影響を受ける。意識していなくても明るい言葉を目にすれば気持ちは上がるし、憂うつな言葉を目にすれば姿勢が変わる。この原理を応用すれば、意識的に明るい言葉・ポジティブな言葉を使い続ける(唱える?)ことで、メンタルを強くできるのではないかとひらめいたのだ。
そこで、できるだけポジティブな言葉を書き出していて気づいたのが「オノマトペ」だった。ワクワク、ドキドキ、ウキウキ、こんな言葉をたくさん並べて使ってみれば気分が上がるのではないかと思ったのだ。
調べてみると「藤野良孝」氏が、スポーツオノマトペの専門家であることが分かり、図書館から数冊、オノマトペの本を借りてきた。こんな面白い世界があるんだというのが正直なところで・・・
藤野良孝氏のオノマトペ本
この本は子供向け。ちなみに、逆上がりを成功させるオノマトペ「ギュ・ピタッ・クルン」だ。お恥ずかしながら私は小学校6年間で一度も逆上がりができなかったのだが、オノマトペを使えばできたのだろうか。ほとんど「絵本」だけど、シンプルなので、あとはやるかやらないかって感じ。
この本は、ぐっと専門的になる。ハンマー投げの室伏選手や、卓球の福原愛、野球の長嶋茂雄などのオノマトペを科学的に分析した本。様々な「かけ声」を出すスポーツ選手が特集されているので、読んでいて面白い。けっこう専門的な分析なので、かなり興味が深い人におすすめ。
そして、メンタルを強くしたい私には、この本がぴったりだった。日常生活の中で気分を切り替えたり、やる気を出したり、動き出したりするために使うオノマトペの実例がこれでもか、これでもかと書かれている。
半信半疑なんだけど、この本を読んで、メンタルを強くするためにやってみようと思っているオノマトペを数種類紹介したい。
メンタルを強くするオノマトペ
ヨッシャーッ!:やる気や自信を高める。心臓手術の名医、天野氏が手術の望む前に発するオノマトペだ。そういえば、ドラマ「アシガール」の速川唯(黒島結菜)も、何かにつけて「ッシャー!」と言ってたな。
ポポイのポーイ!:気持ちをうまく切り替える。頭の中に渦巻いている雑念を放り投げるオノマトペ。
パーッ!:明るく前向きな気分になる。外へ広がる前向きなPの音が効果を発揮する。元サッカー日本代表監督の松木氏の口癖も「パーッといこう!」だったという。
ターッ!:緊張感を失くす時。できるだけ高く、大きな声で叫ぶ。「いくぜ!ターッ!」と「いくぜ」をつけるとなお効果的だという。アントニオ猪木の「1・2・3・ダー」もそんな感じかな。
シャキッ!:精神的に疲れている時、元気になりたい時。とくに誰かを元気づける時に使うと効果的。一緒にリズムを合わせて「シャキッ」と唱えると、背筋が伸びて元気になるのだという。
この本を読みながら、本当にこれでいいのか(笑)と何度も思ってしまった。他にも千切りをする時は「トントントントン」と言うとか、トイレットペーパーを引き出す時は「クルクル」と言うと良いとか、そういう話が延々と載っている本なのだ。
信じるものは救われるオノマトペ
実際にやった人しか効果を実感しないだろう。あまりにも簡単すぎて、実践する気にならないのだ。しかし、スポーツの世界ではオノマトペを使うと、明らかに数値に差が出るのだという(ゴルフの飛距離など)。そうだとすれば、ビジネスの現場でもオノマトペが効かないはずがないじゃないか(自己洗脳中・・・)。
もし、これで、気持ちが前向きになったらすごいよね。こっそり実践してみようかと思っている。メンタルを強くしようとして、ちょっと変な方向に行っているかもしれない(笑)
どうせなら、メンタルに特化した、この本も読んでみたい。多分書いていることは同じなんだけど。チャララ~ン♪
大人のADHDグレーゾーンの片隅でひっそりと生活しています。メンタルを強くするために、睡眠至上主義・糖質制限プロテイン生活で生きています。プチkindle作家です(出品一覧:https://amzn.to/3oOl8tq)