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セルフヘルプ心理学

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論理療法(REBT)・応用行動分析(ABA)・セルフヘルプのための心理学知識をまとめています
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#読書感想文

感情に理由なんてない?【書評】なぜ、それを好きになるのか?脳をその気にさせる錯覚…

人間は自分で思うよりも自分のことを分かっていない。自分の感情が上がり下がりする理由さえ分…

メンタルが弱い自分を認める「乗るのが怖い 私のパニック障害克服法」長嶋 一茂

長嶋一茂がパニック障害に苦しんでいたなんて、まったく知らなかった。パニック障害や、うつ病…

いつも自信のないポーズをしてた『FBI捜査官が教える「しぐさ」の心理学』 ジョー ナ…

図書館で3冊、元FBI捜査官のジョー ナヴァロ の本を借りてきた。お世辞抜きに面白い。ノンバー…

心と身体の不可分の関係「腰痛をこころで治す心療整形外科のすすめ」 谷川浩隆

もう過去の話だが、数年、整体業界にいたため、様々な「痛み」を持つ人に出会ってきた。整形外…

誰にもラベルをつけない心理学「行動分析学入門 ヒトの行動の思いがけない理由 」杉山…

学生時代から、心理学に近寄ったり、遠ざかったり、何度も繰り返してきた道のりなんだけれど、…

恐怖心を克服する小さな一歩【書評】脳が教える! 1つの習慣 ロバート・マウラー

何度も引っ越ししている我が家は、引っ越すたびに蔵書の一斉処分を行うのだけれども、どこに行…

習慣を変える方法「習慣の力」チャールズ・デュヒッグ

人間の行動の40%は習慣だという。その都度、考えてはいないのだ。習慣が意識の力を超越するという事例が「習慣の力」の最初に取り上げられているユージンの例だ。ユージンは、ある日、ウイルス性脳炎にかかり、側頭葉が破壊され短期的な記憶をほとんど失ってしまうことになる。少し前に交わした会話でさえ覚えていることができないのだ。しかし、彼は「習慣」を失うことはなかったのだ。 ユージンは散歩に出たことさえ忘れてしまうのだけれど、道を間違えることはなかった。自分では意識せずに、正しいルートを

大人のADHDの自己肯定感を高める「できたことノート」という素敵なツール。

ADHDは自己肯定感がとてつもなく低い。幼少期から「できないこと」だらけで、叱られたり、侮ら…

森田療法と論理療法(REBT)【書評】あるがままに生きる 大原健士郎

セルフヘルプ心理学は、ほぼ読書療法だ。自分の間違った考え方を、読書で形作りなおすことがで…

論理療法(REBT)的。自分自身の非合理的な考えとの交渉【書評】論理的思考と交渉のス…

論理療法(REBT)の本だとは思わずに、「論理的」というタイトルに惹かれて手に取った本。論理…

人生は思ったようにいかないもの【書評】トランジション ―人生の転機を活かすために…

人生は、自分の思う通りにいかない。私も、その都度、挫折や失望を味わってきたけれど、だんだ…

短所を長所に変えるポジティブ思考【書評】ドクター・オボの自信が湧いてくる心理学 :…

これまで、自分のことが好きだと思った時があっただろうか。できないことだらけで、ふとした時…

【書評】国連で学んだ 価値観の違いを超える仕事術 田島麻衣子

読書をしていて有益だと感じるのは、自分では決して経験できないような経験をしてきた人から、…

【書評】暴力を知らせる直感の力 ──悲劇を回避する15の知恵 ギャヴィン・ディー・ベッカー

久々に読むのをやめられないという読書体験をした。パラパラとめくりながら、拾い読みしようとしたのだが、一気に引き込まれ、そのまま読了まで3日かかった。読み応えのある本だった。 直感は、意識と無意識をつなぐものだというような軽い本を予想して読み始めたのだが、危機管理の専門家が教える「恐怖」という感情の力。また、それを教える壮絶なエピソードの数々に、ほんと、鳥肌立ちっぱなしだった。 久々にすごい本を読んじゃった。興奮して鼻血出そうだ。 「恐怖」という直感最初に取り上げられる事