習慣を変える方法「習慣の力」チャールズ・デュヒッグ
人間の行動の40%は習慣だという。その都度、考えてはいないのだ。習慣が意識の力を超越するという事例が「習慣の力」の最初に取り上げられているユージンの例だ。ユージンは、ある日、ウイルス性脳炎にかかり、側頭葉が破壊され短期的な記憶をほとんど失ってしまうことになる。少し前に交わした会話でさえ覚えていることができないのだ。しかし、彼は「習慣」を失うことはなかったのだ。
ユージンは散歩に出たことさえ忘れてしまうのだけれど、道を間違えることはなかった。自分では意識せずに、正しいルートを