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「寿司テロと承認欲求」2/3

「寿司テロ」はなぜ起きるのか?悪ノリがなぜエスカレートしてしまうのか?なぜ彼らはそれほどまでに承認されたいのか?(「いいね」がほしいのか?)

ここからは、持論を交えて検証したいと思う。
前回の記事はこちら→「寿司テロと承認欲求」1/3

皆さんはマズローの「欲求段階説」をご存知だろうか?最近はメディアでも「承認欲求」という言葉を使われることが多くなった。この言葉の提唱者だ。

全体像を示しておく。図は、「うつ」の効用 -生まれなおしの哲学-(泉谷閑示著) 2021 - p158 から引用した。「欲求段階説」を詳述することは避けるが、大雑把に言えば、人間の欲求は、最低次の「生理的欲求」から最高次の欲求である「自己実現の欲求」と移行し、欲求の段階が高次化していくことが人間の成熟だとマズローは考えた。

つまり、彼らの成熟段階は、「認められることへの欲求」つまり「承認欲求」で止まっており、「自己実現の欲求」にたどり着けない状態だと言えそうだ。

先の米の報告書によれば「自我が形成される青年期には他者承認が特に重要になる。だからあえて過激な行動をして目立とうとする。感情を制御する大脳の前頭前野が成熟するには20代半ばまでかかる。」と結論づけられているそうだが、僕には、もっと根深いものがありそうな気がしてならない。

なぜそう僕は思うのか?それは僕の経験に裏打ちされているからだ。次回、更に検証を深めよう。

I have a dream. 私の「夢」は、日本に活動家を養成する学校をつくることです。 私の「モットー」は、Life is Art. Life is Play. -生活をアートできるようになれば既に幸せ-