5月8日の毎日新聞コラム小倉孝保論説委員の「金言 kin-gon」を読んで。
 
「一足飛び」をしたことがありますか?両足を揃えて思い切りジャンプ。辞書で調べると、ためらわず目標に向けて移動すること。転じて、普通の順序を飛び越えて進むこと。ともあります。
 
「一足飛び」をイメージして下さい。飛ぶ前に必ず静寂があります。パワーが蓄積される四分休符です。そして、その時、体の中で何が起きているのでしょうか?
 
実際にジャンプするために必要なグローバル筋(大腿四頭筋や腹直筋等)は動いてなくても、ローカル筋(腹横筋)は活動を開始しているのです。参考:金岡恒治(早稲田大)2013
 
今年は、ベートーベン生誕250年。彼の代表作、交響曲第五番の冒頭にも四分休符があります。「ダダダダーン」と日本では表現される「運命のモチーフ」は、正確に表すと「ウンダダダダーン」。運命を作曲した頃、彼の難聴はひどくなっていったそうです。
 
しかし、彼の交響曲は、日本では年末の恒例となった「歓喜の歌」のモチーフを持つ第九へと繋がります。「自粛」は、停滞ではありません。「一足飛び」の四分休符です。逆境を乗り越えてこその歓喜。今こそレジリエンスを身につけるチャンスです。

I have a dream. 私の「夢」は、日本に活動家を養成する学校をつくることです。 私の「モットー」は、Life is Art. Life is Play. -生活をアートできるようになれば既に幸せ-