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「理由なき反抗」

前回の記事でイヤイヤ期について書きました。自我とはイヤから始まると。それは健全で自然なことなのだと書きました。

幼少期に「イヤ」を言うのを禁じられた子どもは見かけはおとなしくなりますが、ブスブスと不完全燃焼のままくすぶり続け、抑圧された個はやがて行き場を失い、第二次性徴を機についに爆発します。思春期の大反抗の始まりです。

親にとっては、今まで従順だったかわいい子どもが豹変し、凶暴化する忌むべき変化ですが、これも自然な発達です。親を罵倒し、嘘をつき、未熟な価値観を振り回し、言語化できない苛立ちはついには暴力となることもあります。

それでも「私はあなたとは違う」と叫んでいる懸命なわが子を愛おしく受け止めてあげてください。立派に育っていると喜ぶ気持ちが愛です。反抗に理由などありません。反抗そのものが自分が自分であるという証なのです。

遅くない未来に彼らは「社会」という守られない世界に飛び込みます。その準備をするために親に反抗し、親を批判することで、自分を見つめるという過程は「親子」という守られた環境でのみ成立するのです。

イヤイヤ期を力でねじ伏せ、思春期に向き合わない親はその後どうなるのでしょう?不幸のギフトは再配達されます。大きな代償となって。

I have a dream. 私の「夢」は、日本に活動家を養成する学校をつくることです。 私の「モットー」は、Life is Art. Life is Play. -生活をアートできるようになれば既に幸せ-