テクニック4:出来ることすべてに目を向ける
「100点を目指してしまう」と同じくらいに
「出来ていない自分」にも目を向けてしまう人がいます。
「他人とうまく話せない。」
「自分の意見を言う事が出来ない。」
「仕事がうまくこなせない。」
誰しも出来ないことはたくさんあります。
また上昇志向の強い人なら、
「英語が話せない。」
「○○の資格を持っていない。」
「経験がない。」
こういったことも出来ない自分の部類に入れてしまいます。
しつこいようですが、出来ないことは誰にでもあります。
なので、「出来ない自分」を消してしまう事は出来ません。
問題なのは「出来ない」と思う事ではありません。
「出来ない」の後に「だからダメだ。」という言葉を
付け加えてしまうことです。
「他人とうまく話せない。だからダメだ。」
「自分の意見を言う事が出来ない。だからダメだ。」
「仕事がうまくこなせない。だからダメだ。」
出来ていないという事実は変わりません。
それに自分でダメという価値をつけてしまうから
心理的にもダメになってしまいます。
ここから脱出するためのテクニックとして、
おすすめしていることがあります。
それは、
「出来ていることを100個以上書き出す。」
ということです。
100個以上となると、なかなか出てこなくなります。
最終的には、
「歯を磨くことが出来る。」
「携帯電話を使う事が出来る。」
「車の運転が出来る。」
「電車のキップを買う事が出来る。」
「お釣りの計算が出来る。」
こういった事柄まで書かなくてはならなくなります。
でも、これらは紛れもなく出来ていることなのです。
それを
「当たり前に出来ていることは出来ているうちに入らない」
と勝手に思い込んでいるだけなんです。
出来ていることは実は出来ていないことよりもたくさんあります。
出来ている自分の存在を知ることが出来れば、
「出来ていない。=ダメな自分。」
という考え方も変わって来ます。
はい。今日はここまで。
「出来ること」をリソース(資源)と呼びます。
このリソースがたんさんあればあるほどメンタルの状態は安定します。
ぜひ日ごろから出来ることに意識を向けてくださいね。